医療の質向上につながる次世代型看護記録システム・チームコンパスのモバイルアプリ、リリースに向けて医療機関からの予約受付を開始する
チームコンパスは、看護師業務における記録業務を劇的に効率化し、記録の質が均一化され、超過勤務が半減するという報告がある製品であるが、今般リリースされるモバイルアプリは、看護記録の入力インターフェースに多様性を与えるもので、更なる業務効率化と医療の質向上に繋がるチーム医療や多職種連携に寄与するソリューションとなりうる。
チームコンパスには豊富なパスコンテンツが予め搭載されており、入院患者の看護計画立案時に同コンテンツから観察項目やケア項目を選択する形で看護計画が速やかに立案できる。当該パスコンテンツは各領域のスペシャリストである専門的な医師集団が、臨床上必要と判断した指標を定義したものである。結果的に、看護師の経験年数に関係なく誰が計画を立てても患者の状態に適した網羅的な計画立案が可能となる。
良質な計画が確定することで、真にニーズがある看護観察やケアが確実に実施され、記録が構造的・網羅的・効率的に入力されるので、優先順位の高い必要な臨床情報がチームコンパス内に蓄積されるというものである。
当該モバイルアプリは、良質な計画に沿って準備された日々の看護業務を記録するための入力方法に多様性を与えるもので、具体的には、画像による記録、画像認識によるデジタル表示の取り込み、音声入力等が可能となる。
特筆すべきは画像認識で、デジタル表示される医療機器であれば画像を機械学習させることでデータ取り込み/連携が可能となり、将来的にはAIにより画像認識から症状の記録までシームレスに行い、看護師業務が格段に効率化されることになる。
単に看護記録がモバイル端末で入力できるというものではなく、良質な計画に基づき実施された看護観察やケアが構造化されたデータとして入力される。
これによって期待される効果は、重大な容態変化の事前防止と、豊富な構造化データによるアウトカム効果測定が可能になることである。
つまり、医療安全の観点から逐次入力率が向上すると多職種連携のチーム医療において適時に患者介入が可能となり重大インシデントの数が減少する効果が期待される。加えて看護師が行う入院期間中の患者の詳細な容態変化に関する情報が構造化データとして詳細なタイムスタンプと共に記録されることで、データを用いたアウトカム分析が可能となる。今後、本邦においても医療の質評価は必須となるが、当該データはその質評価を可能にするものである。
チームコンパスのモバイルアプリは、2024年1月の正式リリースを目指して、今後導入希望病院を募り予約を受け付ける。
また今般実施される第27回日本看護管理学会学術集会(2023年8月25日-26日)において、実機を用いてモバイルアプリをデモ展示する。
株式会社イノシア
東京都千代田区大手町1−2−1 Otemachi One Tower 6F
【チームコンパス】
https://innoxia.co.jp/compass/
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