東証グロース、約6割が時価総額100億円未満——上場後の成長へ、アメリカ向けM&Aを現地ネットワーク×AIで支援する新しいソーシングサービス
国内の成長余地が狭まる今、米国M&Aも一つの選択肢に。優良案件の発掘はAIだけでは難しく、鍵は地場のネットワーク。海外M&Aの実績と米国子会社で現地ネットワークを持つWellBearが、案件を発掘。

円安・金利上昇・AIを背景に、日本の株式市場では「二極化」が進んでいます。株価を伸ばしているのは、金利上昇による銀行系、半導体などAI・円安を追い風に外貨を稼げる大型輸出企業が中心です。一方で東証グロース市場は上場維持基準の引き上げ(いわゆる「100億円の壁」)に直面し、国内では成長と出口の選択肢が狭まりつつあります。「海外で稼ぐ力」は企業成長の一つの条件となり、その一手として「外貨を稼ぐためのM&A」の重要性が高まっていると認識しています。
クロスボーダーM&Aマッチング・アドバイザリーを手がけるWellBear株式会社(本社:東京都目黒区、共同代表:大熊一慶・櫻井勇太)は、2026年2月、米国コロラド州(デンバー地区)に現地法人を設立し、日本企業による米国企業の買収を支援する完全オーダーメイド型の「ソーシングサービス」を正式に提供開始します。現地のM&Aアドバイザー・ネットワークと、Claude等のAIを活用した独自のソーシングシステムを掛け合わせ、日本からは届きにくい優良案件を、確度を高めて買い手へ届けます。

背景:二極化と伸びている企業の特徴
日本の株式市場では「二極化」が鮮明です。日経平均、TOPIXが史上最高値を更新する一方、新興企業中心の東証グロース市場250指数は基準値(1,000ポイント)を下回る水準(2026年6月時点で約710ポイント)が続き、前身マザーズ指数の最高値(2006年)の約4分の1の低水準にとどまります。株高を主導するのは、AI需要を追い風とする半導体や、金利上昇を受けた銀行など一部の大型株です。もっとも、グロース市場も一律に伸び悩んでいるわけではなく、逆風下でも資金を集める企業はあります。その共通項は、黒字での高成長や、海外・M&Aで稼ぐ力など「将来の収益の確かさ」を示せていること——市場はいま選別を強めています。為替も2026年にかけて一時1ドル=160円台まで進み、国内市場の成長が一部に偏るなか、いまや海外で外貨を稼ぐ力の有無が、企業の次の成長を左右する一つの要素となっています。
国内では、成長の条件も厳しくなっています。東証はグロース市場の上場維持基準を引き上げ、2030年3月以降は「上場5年・時価総額100億円以上」が求められます(現行は10年・40億円=時価総額2.5倍を半分の期間で達成する水準)。いまもグロース企業の約6割(約370社、2026年初)が時価総額100億円未満です。新規上場も細り、2025年の国内IPOは66社と2013年以来の低水準(前年86社)、うち東証グロース市場は41社にとどまりました。IPOの鈍化と上場廃止の増加が重なり、グロース市場の上場企業数は2025年末の614社をピークに減少へ転じています。スタートアップも、すでに上場した企業も、次の成長を国内だけに頼れない局面にあります。

対して米国は、名目GDP約29.3兆ドルと世界最大(日本の約7倍規模)で、先進国では唯一、人口が長期的に増加すると言われている市場です。日本企業のM&Aは2025年に件数5,115件・金額35.7兆円と過去最高を更新しましたが、海外買収(IN-OUT)は金額の大きい大型プロジェクトが中心となっており、大企業にM&A案件が集まる裏で、中堅・中小規模の優良な米国売却案件は日本に届きにくい——WellBearは、この空白を現地ネットワーク×AIで埋めます。

米国子会社の設立:現地発のソーシングへ
2026年2月、WellBearは米国コロラド州(デンバー地区)に現地法人を設立しました。共同代表の櫻井勇太が現地で代表として就任し、米国のM&Aコミュニティに継続的に入り込むことで、日本からは届きにくい売却案件・売り手アドバイザーとの関係を直接築いていきます。デンバーを含むコロラドは、近年スタートアップ・テクノロジー企業も集積している地域でもあり、米国各地へのアクセスもしやすく、北米ソーシングの拠点として位置づけます。
新サービス「アメリカ向けオーダーメイド・ソーシングサービス」
本サービスは、既製の案件リストを配るのではなく、買い手企業ごとに専任チームを組成し、その戦略・投資方針に最適化して米国の売却候補を一社ずつ発掘する“オーダーメイド型”のソーシングサービスです。発掘から初期接触・一次面談までを一気通貫で支援します。
・戦略の策定と公開:買い手企業の買収戦略・クライテリアをヒアリングし、英語の記事にして Cross Border M&A Hub 上に掲載。米国の売り手・FA(フィナンシャル・アドバイザー)へ発信します。
・候補リストの生成:掲載記事への反響に加え、現地・オフラインで獲得した一次情報データベース、有料の海外データベース、現地で構築した海外FAネットワークを組み合わせ、弊社にてロングリストを生成・ご提示します。
・アウトリーチとフィルタリング:オフラインで獲得した一次情報、海外データと連携したソーシングシステムでアウトリーチを実施。現地の米国拠点メンバーがオンライン・オフラインの一次面談(目安5〜20社)を設定し、定性的にフィルタリングします。
・交渉支援と柔軟な体制:必要に応じて、その後の交渉代行までアドバイザーとして一括で受託することも可能です。まずは実務担当者としてM&Aのプロセスに入り、柔軟に対応することもできます。
国内のM&A仲介では接触が難しい米国のセルサイド・ネットワークと、AIによる高精度な候補抽出を掛け合わせることで、一社ごとに作り込みながらも、スケーラブルなソーシングを実現します。
※ 本文・図中の社数(ロングリストの規模、一次面談の件数等)はいずれも目安であり、案件の条件や買い手・売り手の状況により変動します。件数を保証するものではありません。
テクノロジー:Claude等のAI × 海外データベース
WellBearは、AnthropicのAI「Claude」をはじめとするAIを活用し、現地で直接取得した一次情報と、海外の企業データベースとを連携させた独自のソーシングシステムを自社開発・運用しています。膨大な企業情報の収集・分析・候補抽出を高速化し、買い手ごとの条件に合った売却候補を効率的に見つけ出します。AIはあくまで探索と分析を支援する役割で、初期コンタクトの代行、プロジェクトが進行した場合の交渉・DDの支援などは経験豊富なアドバイザーが責任をもって行います。

チーム:買手企業として海外M&Aの最前線で培った実行力
WellBearは、海外・クロスボーダーM&Aの実行を最前線でリードしてきたメンバーが中心となって設立されました。グローバルにDX事業を展開するモンスターラボは、上場(IPO)に至るまでの事業拡大を、欧州・東南アジア・北米・中東など世界各地での積極的なクロスボーダーM&Aによって牽引してきました。WellBearの中心メンバーは、その10件超の海外M&Aの実行を担い、一気通貫で伴走してきました。共同代表の大熊一慶・櫻井勇太をはじめ、この実行力と知見を米国市場でのソーシングに注ぎ込みます。設立後も、国内の上場企業・大手企業による海外M&Aのマッチング/アドバイザリーで実績を重ねています。
オーダーメイドソーシング 詳細サービスページURL
https://crossborderma.com/ja/services/custom-sourcing
WellBearコメント
「国内では上場維持基準の引き上げもあり、成長と出口の選択肢を国内だけに置きにくい時代になりました。だからこそ私たちは、海外で稼ぐ力を高めるクロスボーダーM&Aを、日本企業がもっと取りやすくしたいと考えています。一方で、米国の優良な売却案件の多くは現地のネットワークの中で動いており、日本から発掘(オリジネーション)・ソーシングするのは容易ではありません。私たちは、海外M&Aの最前線で培った実行力と、現地に根ざしたネットワーク、そしてAIを掛け合わせることで、この『情報の壁』を越えていきます。米国の現地法人を起点に、日本企業の米国進出を、確かな形で支援してまいります。」
会社概要
【米国現地法人】
社名:WellBear Inc.
所在地:米国コロラド州 デンバー地区
設立:2026年2月
代表:櫻井勇太(Co-Founder / Managing Partner)
事業内容:米国ディール・ソーシング、クロスボーダーM&Aアドバイザリー
【WellBear株式会社】
設立:2023年1月
所在地:東京都目黒区
共同代表 / Managing Partner:大熊一慶、櫻井勇太
事業内容:クロスボーダーM&Aマッチング/M&Aアドバイザリー/米国オーダーメイド・ソーシング
コーポレートサイトURL:https://wellbearma.com
サービスサイトURL:https://crossborderma.com
お問い合わせ
運営会社:WellBear株式会社(https://wellbearma.com/)
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