セキュリティBOXを設置するだけで“お手軽なSOCサービス+α”が月額10万円程度で利用可能に
「SOC in Pocket ~セキュリティおまかせBOX~」™サービスの提供
NTTセキュリティ・ジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:関根 太郎、以下「NTTセキュリティ・ジャパン」)は、中堅中小企業がセキュリティ対策を容易に実現できる、(1) サイバー脅威の検知・分析・通知機能、(2)インシデント対応の支援、(3)サイバーリスク保険による補償をパッケージとして一体化したサービス「SOC in Pocket ~セキュリティおまかせBOX~」™の提供を開始します。
1. 背景
近年、サイバー攻撃による脅威はますます増大し、サプライチェーン企業のセキュリティ対策レベルの向上は業界全体の安定と持続的成長のために喫緊の課題となっています¹。
大企業ではサイバー脅威に対応するため、セキュリティ装置類を多層的に導入した上でそれらが発するログ・イベント情報を分析検知するSOC²機能を専門業者へ外注または自社運用しています。しかし、サプライチェーンを担う多くの中堅中小企業では同様の対策どころか基本的なセキュリティ対策でさえ実施するには様々なリソースが不足しています。
2. 「SOC in Pocket」サービスの概要と特徴
本サービスでは、セキュリティ対策で重要な3つの機能をAll in Oneパッケージで提供します。脅威検知と推奨対応の通知に加えインシデント対応支援までをカバーし、まさに“お手軽なSOC”として機能します。
(1) サイバー脅威の検知・分析・通知機能
脅威検知・分析・通知に必要な機能を実装したハードウェア(セキュリティおまかせBOX™)を提供します。
セキュリティおまかせBOX外観
本BOXはお客様内部ネットワークのどこにでも簡単に設置することができ、ファイアウォール等で防ぎ切れないサイバー脅威の監視も可能となります。
最大の特徴は、NTTセキュリティ・ジャパンのSOCアナリストが日々のSOC業務で利用し磨き上げている脅威インテリジェンスと脅威分析ロジックを実装した相関分析エンジンを採用していることです。これにより、リアルタイムにサイバー脅威を検知し、推奨対応を含めお客様に通知します。お客様は、スマートフォン及び専用ポータルサイトで内容を確認することができ、素早い対応が可能となります。
スマートフォンアプリ表示の例
(2) インシデント対応の支援
お客様が受信した通知に関する問い合わせ及びインシデントの対応を支援するためのサポートデスクを提供します。
また、サポートデスクではインシデントの状況分析並びにインシデントハンドラーとして現場監督・お客様のベンダーとの連携等について支援します。
(3) サイバーリスク保険による補償
万が一に備えたサイバーリスク保険を付帯³します。
【補償内容の例】
● サイバー攻撃が発生した場合の原因調査費用
● 損害賠償費用
● 弁護士やコンサルティング会社への相談費用
3. 提供開始日
2024年4月25日
4. 申込方法およびサービス提供価格
本サービスはパートナー事業者経由で販売します。提供可能なパートナー事業者については随時Webページで公開します。
サービス提供価格は、パートナー事業者が提示する他サービスとの組み合わせなどにより変わります。本サービス単体での参考価格は、セキュリティおまかせBoxを1台設置(監視対象の端末・サーバ類が100台以下の場合)で、月額10万円程度となります。
5. 今後の展開
NTTセキュリティ・ジャパンは、サプライチェーン全体のセキュリティレベルの向上に向けて、中堅中小企業がお手軽かつ比較的安価にセキュリティ対策を実施できるサービスを開発・提供していきます。
【お問い合わせ先】
NTTセキュリティ・ジャパン株式会社
ML: ntts.nsj-sp-servicepack@global.ntt
¹ たとえば、自動車産業では「自動車産業サイバーセキュリティガイドライン」を制定し
自動車産業全体のサイバーセキュリティ対策のレベルアップを要請しています。
² Security Operation Centerの略。24時間365日インシデント発生を検知するため、
セキュリティログの監視を行いインシデント発生後には深掘分析を行う組織。
インシデント対応の支援も行う。
³ サイバーリスク保険は東京海上日動火災保険株式会社との提携に基づき、東京海上日動
火災保険株式会社が提供します。
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