仏SES-imagotag、米HowGoodと提携し、200万を超える食品・飲料製品の棚札で持続可能性測定基準を提供
この提携で、HowGoodの業界最大の持続可能な原材料データベースから、店舗の棚に設置されたデジタルディスプレイに気候ラベルが表示され、消費者の購入が新たな影響力をもたらす
実店舗向けデジタルソリューションのグローバルリーダーであるSES-imagotag(Euronext:SESL, FR0010282822)と、食品会社向けのサステナビリティインテリジェンスの大手プロバイダーである米HowGoodは、消費者に透明性と信頼性のある製品情報を店舗の棚札で提供する新たなパートナーシップを発表しました。
このパートナーシップにより、SES-imagotagのVUSION IoT Cloudプラットフォームを介して、買い物客は200万点を超える製品の信頼性と透明性のあるデータを、店舗のスマートデジタルディスプレイ(電子棚札)で直接閲覧できるようになります。温室効果ガス排出量から水の使用量、労働リスクに至るまで、HowGoodの成分レベルの詳細なインサイトによって提供されるデータは、消費者がより多くの情報に基づいた意識的な商品選択を行うのに役立ちます。対応のデジタルディスプレイは、今秋世界中で利用可能になります。
HowGoodの持続可能性属性を通じて、消費者は、製造工程で平均よりも少ない水を使用する製品(ウォータースマート)、平均よりも温室効果ガス排出量が少ない(気候にやさしい)、原材料が7種類以下のシンプルな配合(クリーンラベル)、商業的または工業的処理に依存しない原材料で作られた製品(最小限の加工)、石油系の除草剤や 肥料、その他の化学物質の使用を最小限に抑えて作られた製品(低合成材料)、労働者の権利と尊厳を尊重して作られた製品(公正労働)を選択することが可能です。これらのラベルは、製品の価格やその他の重要な情報とともに、電子棚札、テレビ、店頭のビデオディスプレイなどに表示されます。
今日、消費者は持続可能な製品を優先し、全面的により高い透明性を求めています。調査会社NielsenIQによると、消費者の72%は、持続可能であると主張する製品にプレミアム料金を支払う意思があります。調査によると、消費者は持続可能な買い物をする権限を与えられていると感じており、消費者と環境の両方に健康的な製品を実証するブランドに好意的な反応をしています。
この革新的なソリューションは、買い物による環境的および社会的影響に関心を持つ消費者からの収益とロイヤルティを促進することにより、持続可能性に取り組む小売業者およびブランドに利益をもたらします。データに裏付けられた製品の特長をアピールし、持続可能性の実績を促進するのにも役立ちます。
SES-imagotagとHowGoodのコラボレーションは、英国のBudgens Belsize ParkにあるKavanagh’sのパイロット店舗ですでに成功を収めています。この店舗では、統合されたSES Pulse分析ソフトウェアを使用し、HowGood属性でラベル付けされたすべての製品で平均25.8%の増加を測定しました。すべての属性がアップセルに貢献しましたが、特に「公正労働」とラベル付けされた製品は、平均で45.1%と最も顕著な増加を示しました。プラスの影響は、個々の製品の初期結果を超えて、持続可能性に対する消費者の高まる要求を満たすだけでなく、持続可能で倫理的に意識の高い店舗としてのKavanagh'sのブランドイメージを促進します。
HowGoodの最高経営責任者(CEO)兼共同創業者であるアレキサンダー・ジレ(Alexander Gillett)氏は、次のように述べています。「SES-imagotagと提携して、環境に配慮した消費者を獲得しようとしている小売業者向けの最新ソリューションに当社のサステナビリティデータを組み込むことをうれしく思います。世界のリテール業界は変化しており、このパートナーシップにより、先見の明のある小売業者は、顧客に自社の価値を明確に伝え、店内マーケティングを積極的に行い、地球に非常に重要で有意義な影響を与えながら収益を上げることができます」
SES-imagotagの戦略・マーケティング&コミュニケーション担当シニアエグゼクティブバイスプレジデントであるロイ・ホーガン(Roy Horgan)は、次のように述べています。「食品企業向けのサステナビリティインテリジェンスのパイオニアであり、リーダーであるHowGood社と提携できることを非常にうれしく思います。我々は共に、商品購入決定が行われる棚の端でリアルタイムかつ信頼できる持続可能性情報を提供することにより、小売業者と消費者に独自の価値提案を提供することができます。このパートナーシップは、実店舗が買い物客により良いサービスと体験を提供できるデジタル資産になり、さらにより持続可能でポジティブな商取引を構築するという私たちのビジョンに沿ったものです」
SES-imagotagおよびVUSION リテールIoT プラットフォームについて
SES-imagotagは、実店舗向けスマートデジタルラベル(電子棚札)とIoTソリューションの世界的リーダーで、欧州、アジア、北米の世界350以上の大規模小売店グループにサービスを提供しています。SES-imagotagは、実店舗をより自動化された、データ駆動型で、サプライヤーや消費者をリアルタイムでつないで高価値なデジタル資産に変えるVUSION Retail IOTテクノロジープラットフォームを開発しました。VUSIONは、価格の俊敏性、精度、正確性を向上させ、同時に価格、商品情報、マーケティングキャンペーンのオムニチャネル同期化を実現します。また、SES-imagotagが開発したプラットフォームは、店舗での注文準備と補充を最適化します。VUSIONは、煩雑で付加価値の低い作業から従業員を解放し、接客やマーチャンダイジング作業に集中できるようにすることで、従業員満足度を向上させます。VUSIONは、棚とクラウドを接続し、商品の在庫や位置に関する正確な情報をリアルタイムで提供することで、在庫、欠品、無駄を削減し、棚上の在庫状況とマーチャンダイジングのコンプライアンスを改善します。VUSIONは、消費者により良い商品や情報、トレーサビリティを提供し、商品検索、経路検索、レジ不要のスキャン&ペイなどの機能により、ストレスの少ない店舗での買い物体験を可能にします。
SES-imagotagは、国連のGlobal Compact Initiativesを支持し、2022年には企業の持続可能性評価の世界的な基準であるEcoVadisからGold Sustainability Ratingを獲得しています。
SES-imagotagはEuronext™ ParisのコンパートメントAに上場しており、SBF120インデックスのメンバーでもあります。ティッカー:SESL - ISINコード: FR0010282822 – ロイター: SESL.PA – ブルームバーグ: SES www.ses-imagotag.com/jp
HowGoodについて
HowGood(https://howgood.com)は、食品の持続可能性に関する業界最大のデータベースを持つ独立系調査会社であり、SaaSデータプラットフォームを提供しています。HowGoodは、33,000以上の原材料、化学物質、素材を評価し、大手ブランド、小売業者、サプライヤー、レストランが環境および社会的影響を測定、管理、伝達できるよう支援しています。
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