マレーシア人ムスリムの9割以上が「2年以内に日本へ旅行したい」と回答! 訪日旅行に関する最新意識調査を発表/Halal Navi(ハラルナビ)
〜 訪日&在日ムスリム向け情報プラットフォーム「Halal Navi(ハラルナビ)」による2024年7月最新調査結果 〜
Asiana tech(本社:マレーシア) / 株式会社Halal Navi (本社:東京都、代表:本宮 郁士) は、
マレーシア人ムスリムの訪日旅行に関する意識調査を実施し、その結果を発表いたします。
本調査は、日本の重要な観光市場であるマレーシアのムスリム旅行者の興味関心、旅行計画、行動、消費傾向、情報収集方法などを把握することを目的としています。2019年には年間50万人以上のマレーシア人観光客が訪日しており、新型コロナウイルス感染症の影響から回復しつつある現在、再びインバウンド需要が高まっています。
調査結果から、マレーシア人ムスリムの日本旅行に対する潜在的なニーズや課題が明らかになりました。この知見が、今後のインバウンド戦略に活用されることを期待いたします。
株式会社Halal Naviは、ムスリム観光客の誘致を目指す自治体や企業に対し、PR支援とインバウンド支援コンサルティングを提供しています。今回の調査結果を基に、さらなるサポート活動の強化を図ってまいります。
◾️調査サマリー
・マレーシア人ムスリム564人を対象にしたアンケート調査では、9割以上が2年以内に日本旅行を計画しており、その主な動機は文化体験、自然、食事です。旅行スタイルは家族や友人と一緒が多く、滞在期間は1~2週間が主流です。
・ムスリム旅行者の多くが日本の多様な魅力に関心を示しており、特に主要都市に加え、北海道や沖縄、伝統的な地方都市も人気です。大都市以外の地方都市や農村部への訪問に関しても、99.5%が何らかの興味を示し、約79%(*)が「とても興味がある」と回答しています。旅行中の食事はハラール認証やムスリムフレンドリーなものが求められ、情報源としてはSNSが最も活用されています。
・宿泊施設では礼拝スペースやハラール食の提供が重視され、体験したいアクティビティは温泉、伝統工芸、着物体験などが上位です。買い物では食品や化粧品が人気で、ハラール対応の日本製品への需要も高いです。
・旅行中の礼拝は重要視されており、情報収集は主にインターネット検索エンジンやSNSで行われています。日本語の理解度は限定的ですが、日本文化への関心は高く、再訪意向も非常に高いです。
(※サマリー内の数字の表記に誤記載があったため、配信日以降訂正しております。元の誤記載:約74%、正記載:約79%)
◾️調査概要
・アンケート実施期間:2024年7月6日〜7月12日
・調査対象:日本に興味を持つマレーシアムスリム
・回答者数:564人
・調査方法:インターネット調査
◾️主な調査項目
1. 回答者属性
- 年齢、性別、職業、日本訪問経験
2. 旅行計画
- 訪日意向、理由、同行者、期間、予算
- 訪問希望地域、アクティビティ
3. ムスリム特有のニーズ
- 食事(ハラルフード)、宿泊、礼拝
4. 情報収集と不安要素
- 旅行情報源、言語面での不安、その他懸念事項
5. 文化理解と将来展望
- 日本文化とイスラム文化の印象
- リピート意向、口コミ、長期滞在希望
6. その他
- ショッピング、ラマダン期間中の旅行
- 自由回答(要望、提案)
■ 調査結果(抜粋)
今後2年以内に日本への旅行を考えていますか? (回答者564名)
1位:はい、計画している64.9%、2位:検討中30.1%、3位:いいえ、計画はない3.4%、4位:わからない1.6%
希望する(または予定している)日本滞在期間はどれくらいですか? (回答者564名)
1位: 4-7日間 50.2%
2位: 8-14日間 39.4%
3位: 15日以上 8.7%
4位: 3日未満 1.7%
大多数の回答者(89.6%)が1週間から2週間の滞在を希望または計画していることがわかります。約半数が4-7日間の比較的短期の滞在を選んでいる一方で、39.4%がより長めの8-14日間の滞在を望んでいます。15日以上の長期滞在を希望する人は少数(8.7%)で、3日未満の極短期滞在はごくわずか(1.7%)となっています。
日本のどの地域に最も興味がありますか?(複数回答可、回答者564名)
1. 東京: 86.9%
2. 大阪: 83.3%
3. 京都:82.1%
4. 北海道: 73.0%
5. 沖縄: 57.8%
6. 福岡: 51.1%
7. 広島:41.3%
8. 岡山: 31.2%
9. 飛騨高山: 27.0%
10. その他の地域:
- 名古屋、仙台、長野、奈良、神戸: 各20-30件程度
- 富山、新潟、群馬、静岡、山梨、愛知、鳥取、島根、香川、長崎、鹿児島: 各10-20件程度
- 富士山周辺、日光、軽井沢、阿蘇山、白川郷、天橋立、琵琶湖バレー、知床、屋久島: 各5-15件程度
- 東北地方、中部地方、四国、九州の他の地域: 各10-20件程度
日本の観光地に対する外国人の興味は、主要都市圏と有名観光地に集中しつつも、全国各地に広がっています。東京、大阪、京都という三大都市圏が圧倒的な人気を誇る一方で、北海道や沖縄といった特徴的な文化や自然を持つ地域も高い関心を集めています。
注目すべきは、従来の人気観光地以外にも多様な地域が挙げられていることです。例えば、飛騨高山や白川郷のような伝統的な日本文化が残る地方都市、富士山周辺や知床といった自然景観の豊かな地域、さらには名古屋や仙台のような地方の中核都市にも一定の関心が寄せられています。
特筆すべきは、アニメ関連の場所、建築物や文化遺産のある地域、経済発展を学べる場所、退職後の移住先など、特定の目的や興味に基づいた回答が見られることです。これは、従来の観光とは異なる、より深い文化体験や長期滞在を求める傾向を示しています。
また、「観光客が少ない地域」や「日本のあらゆる地域」といった回答は、オーバーツーリズムを避けつつ、日本の多様な魅力を探求したいという意欲が見えます。
大都市以外の地方都市や農村部への訪問にどの程度興味がありますか?(回答者564名)
1. とても興味がある: 78.9%
2. やや興味がある: 20.6%
3. あまり興味がない/全く興味がない: 0.5%
訪日外国人の大多数が大都市以外の地方都市や農村部への訪問に高い関心を持っていることが明らかです。実に99.5%の回答者が何らかの興味を示しており、特に78.9%が「とても興味がある」と回答しています。
こ大都市中心の観光から、より広範囲で多様な地域を含む観光へのニーズが高まっていると言えます。
マレーシアのムスリムとして、日本の自治体や企業にどのようなことを望みますか?
(任意回答、複数回答可、回答数:362件)
主な要望:(*%は対回答者)
1. ハラルフードの選択肢拡大: 25.1%
2. 礼拝スペースの増設: 23.3%
3. ハラール認証の取得促進: 9.4%
4. 英語表記の増加: 8.3%
5. イスラム文化への理解深化: 7.5%
6. その他: 26.5%
(ムスリムフレンドリーな宿泊施設、分かりやすい観光案内、ムスリム向け求人情報など
マレーシアのムスリム旅行者は、日本でのハラルフードの充実と礼拝スペースの増設を最も望んでおり、ハラール認証の促進や多言語対応、イスラム文化理解の深化も重要視しています。
【調査結果の全データを見たい方へ】
「調査資料希望」と明記し、こちらのメールアドレスまでご連絡ください。
contact@halal-navi.jp
会社名:株式会社Halal Navi (https://halal-navi.jp/)
代表取締役:本宮 郁士
(インフルエンサー インスタフォロワー数:113.2万人
https://www.instagram.com/navito_halal/
TikTokフォロワー数:25.5万人
https://www.tiktok.com/@navito_halal
Facebookフォロワー数:21万人)
https://www.facebook.com/profile.php?id=61550597140413
設立:2019年11月(創業2014年)
会社所在地:東京都世田谷区
事業内容:
・ムスリム向けレストラン検索アプリ「Halal Navi(ハラルナビ)」の企画運営・日本窓口
・「Halal Navi(ハラルナビ)」によるPR支援
・「Halal Navi(ハラルナビ)」データ を活用したコンサルティング
・地方自治体へのハラルインバウンド支援
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