【夫婦の寝室を別にしたきっかけランキング】男女503人アンケート調査
夫婦の寝室を別にしたきっかけに関する意識調査
株式会社鶴亀(所在地:福岡県福岡市、代表取締役:廣田 明彦)は、夫婦別室で寝ている方503人を対象に「夫婦の寝室を別にしたきっかけに関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。
配偶者は同じ寝室で一緒に寝るものと考えている人も多いですが、実は「夫婦円満でありながら、別の寝室で寝ている」というご家庭も少なくありません。夫婦円満のために別々の寝室が役立っているというケースもあります。
今回、株式会社鶴亀が運営する外壁塗装紹介サイト( https://gaiheki-syoukai.com/ )は、夫婦別室で寝ている方503人にアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめました。
調査結果に対して、家庭内コミュニケーション問題研究家のおいかわのりこ氏からご考察いただいております。
【データの引用・転載についてお願い】
本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、必ず「外壁塗装紹介サイト」のURL( https://gaiheki-syoukai.com/ )へのリンク設置をお願い致します。
【調査概要】
調査対象:夫婦別室で寝ている方
調査期間:2024年5月27日~6月5日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:503人(女性346人/男性157人)
回答者の年代:20代 8.7%/30代 32.0%/40代 32.8%/50代 20.5%/60代以上 6.0%
【調査結果サマリー】
・夫婦の寝室を別にしたきっかけ1位は「生活リズムの違い」
・夫婦別室を提案したのは妻が65.6%
・夫婦別室にしてよかった人が95.4%
・夫婦別室にしてよかった理由は「よく眠れる」
・夫婦別室にしてよくなかった理由は「コミュニケーション不足になる」
・「夫婦別室にしても夫婦仲は変わらない」が52.2%
・約8割は「今後も夫婦別室を続けていきたい」
夫婦の寝室を別にしたきっかけ1位は「生活リズムの違い」
夫婦別室で寝ている503人に「寝室にしたきっかけ」を聞いたところ、1位は「生活リズムの違い(187人)」でした。2位「音が気になる(161人)」、3位「出産・育児を機に(108人)」も多くの票を集めています。
同室では支障が出たために、別々の部屋で寝ることを選んだご夫婦が多いとわかります。どちらかが、あるいはお互いに我慢していると、ストレスが溜まってしまうからですね。
また睡眠に支障があると、仕事面や健康面にも影響が出てきます。快適かつ元気に過ごすため、夫婦別室で寝ることを選んだご夫婦が多いのでしょう。
<1位 生活リズムの違い>
・寝るタイミングも起きるタイミングも違うから(20代 女性)
・夜勤業務が多く、活動時間が夫婦で異なることが多いため、別室で寝ることになりました(30代 男性)
・夫が交代勤務になって、寝る時間が不規則になったため(50代 女性)
「夜勤がある」「早朝から出かける」といった仕事をしている人の場合、家族と生活リズムが違うことも少なくありません。帰宅時や起床時に配偶者やお子さんを起こしてしまわないよう、寝室を分けたという人が多くなりました。
また「夜型」「朝型」などの個人差もあります。本当は夜に活動したいのに家族に気兼ねしてできないため、夫婦別室を提案した人もいるようです。
<2位 音が気になる>
・夫のいびきがうるさくて、ぐっすり眠れないから(20代 女性)
・パートナーのいびきがうるさい。自分の寝言がひどい(40代 男性)
・「昨日の夜はあなたのいびきがうるさくて寝られなかった」と不満そうに言われたことがきっかけ(60代以上 男性)
夫婦別室の原因となった音としては、「いびき」「寝言」「夜中トイレに行くときの音」などが挙げられました。なかでも多かったのは「いびき」です。配偶者が先に寝てしまうと、いびきがうるさくて寝付けないという人もいます。
配偶者が出す音で寝付けなかったり、夜中に起きてしまったりして、夫婦別室を考えた人も多いとわかりました。
<3位 出産・育児を機に>
・子どもが夫を見ると遊んでしまい、寝ないため(20代 女性)
・子どもが産まれたので。私が仕事でほぼ毎日営業車に乗るので、「睡眠不足だと危ない」という妻の気遣い(30代 男性)
・2歳の娘と1ヶ月の息子がいます。夜間授乳時に息子が泣くと娘も起きてしまうので、私は息子と、主人は娘と別部屋で寝ることにしました(20代 女性)
「子どもが夜泣きするので、仕事がある夫は別室で寝る(母子が同室で寝る)」というパターンが多数。きっかけは「妻から提案」「夫から要望」のどちらもあります。
夫が「別室で寝たい」と要望を出す場合、言い方によっては妻が「自分だけに育児を押し付けられた」と不満をもつ可能性もあるので、注意が必要でしょう。
<4位 一人で寝たい/一人の時間がほしい>
・お互いのパーソナルスペースを確保したかった。一人になれる自分の時間をもちたかった(30代 女性)
・一人のほうが落ち着いて寝られる(40代 男性)
・夫が「誰かがそばにいると眠れない体質」だったため(50代 女性)
結婚後も、一人の時間や空間が必要と感じる人は多いのではないでしょうか。また他人がそばにいると落ち着いて寝られない人もいます。一人のほうがリラックスできるという理由で、夫婦別室にしたご夫婦もあるとわかります。
「一人で寝たい人」と「一緒に寝たい人」のご夫婦だと、提案を受けた側がショックを受ける可能性もあるので、伝え方には配慮が必要でしょう。
<5位 適温が違う>
・冷房が好きな私と苦手な妻で、お互いがしんどい思いをするから(20代 男性)
・エアコンの温度設定でもめたので、別部屋にしました(30代 女性)
・私が暑がり、主人は寒がりで、体感温度の差が違いすぎるから(40代 女性)
「冷暖房の設定温度でもめた」などの体験談が寄せられています。どちらかの希望を叶えると、もう片方が寒すぎたり暑すぎたりして寝られないと感じてしまうため、別室で寝ることにしたパターンです。
布団やパジャマで調節できないレベルの差がある場合には、別室にしたほうがストレスは少ないですね。
<6位 体調不良になった>
・夫が体調不良になり、うつらないようにと別にしたのがきっかけです(40代 女性)
・私が風邪をひいてしまい、うつさないようにした(50代 女性)
「発熱時などに感染を防ぐため別室で寝たら快適で、体調が回復してからも別室で寝ている」というパターンも多いとわかります。
夫婦が別室で寝るなんて考えていなかったという人も、意外なきっかけで「別室も意外といい」と思うことがあるかもしれません。
<7位 同室だと狭い>
・子どもが大きくなり、3人でひとつのベッドで寝るのは難しくなったため(30代 女性)
・新居に越してきて寝室が狭く、とりあえず別で寝ることになったきり別室のまま(30代 女性)
・荷物が増えて寝室が狭くなった(60代以上 男性)
ご夫婦とお子さんが一緒に寝ている場合、ひとつのベッドで寝るのはさすがに狭く感じるでしょう。夫婦のみの世帯でも「寝室が狭く、ダブルベッドが入らない」などのケースはありそうです。
ゆったり寝たいという理由で別室にしているご夫婦もいるとわかりました。
夫婦別室を提案したのは妻が65.6%
夫婦別室を提案したのは「妻」が65.6%。男性のほうがいびきをかきやすいとされているため、夫のいびきに悩む女性から提案するケースが多いようです。
また、「お子さんがしっかり寝られる環境をつくりたい」「子どもの夜泣きで夫の仕事に支障が出ないように」といった理由で、別室を提案する女性も多いことがわかりました。
どちらかが提案したのではなく、「遅く帰ってきた夫が寝室以外で寝るようになり、自然と別室になった」というご家庭もありました。
夫婦別室にしてよかった人が95.4%
「夫婦別室にしてよかったか?」という質問には、「とてもよかった」「よかった」と回答した人が合わせて9割以上にのぼりました。生活リズムの違いやいびきなどの問題を解消するために夫婦別室を選んだ人が多いため、問題が解消して満足しているのでしょう。
ただ「問題が解消して嬉しい一方、寂しくもある」と、複雑な思いを抱いている人も多いようです。とくに提案を受けた側は、寂しさが勝るかもしれません。
夫婦別室にしてよかったことは「よく眠れる」
「夫婦別室にしてよかった」と答えた480人に「よかった理由」を聞いたところ、圧倒的1位は「よく眠れる(238人)」、次ぐ2位は「気をつかわなくていい(101人)」でした。「配偶者が出す音で起きてしまう人」にとっても、「自分が出す音で配偶者を起こしてしまい申し訳なく思っている人」にとっても、夫婦別室はメリットがあるのですね。
また「一人の時間・空間をもてる」「感染症対策しやすい」など、睡眠以外の面でもメリットがあるとわかりました。
<1位 よく眠れる>
・いびきが聞こえないので、以前よりよく眠れる(30代 女性)
・しっかりと眠れる時間が多くなり、疲れも取れるようになった(40代 男性)
・一緒に寝ていると起こされることがありました。別室なら一人なので、遠慮なく眠れて眠りが深くなりました(50代 女性)
夫婦が別室で寝ることで、「静か」で「自分にとって快適な温度や明るさ」の寝室で寝られるようになります。相手の寝相に悩まされることもありません。
そのため寝つきがよくなり、ぐっすり眠れるようになり、体調がよくなったという体験談も多くなりました。よく眠れるようになると、仕事や家事の効率もあがりそうですし、気分も晴れ晴れとしそうですね。
配偶者と一緒に寝ているせいで熟睡できないと感じている人は、一度夫婦別室を試してみてはいかがでしょうか。
<2位 気をつかわなくていい>
・朝早く起きる際に、夫や子どもの眠りを妨げずにすむ(30代 女性)
・相手に気をつかわず、寝落ちするまで本を読めるようになった(40代 男性)
・妻はちょっとした物音で目覚めてしまうタイプなので、同室だと気をつかいます。別室だと気をつかわなくていいので、よかったです(50代 男性)
勤務時間の関係などで配偶者と生活リズムが違う場合、夫婦別室にすることで、帰宅時や就寝・起床時に気をつかわなくてよくなります。また配偶者が「音」「匂い」「光」「寝返りなどで起きる振動」に敏感な人の場合も、気をつかうことが減って楽になるでしょう。
特に人といるとついつい気を遣ってしまう人にとっては、家の中での一人の時間や空間を持つことは精神安定につながりそうです。
<3位 一人の時間・空間をもてる>
・一人の時間をのびのびと過ごせる(20代 女性)
・自分の時間をもてるのでゆっくりでき、気持ちにも余裕をもてる(40代 女性)
寝室が一人だけの空間になりリラックスできるのも、夫婦が別室で寝るメリット。
ネットサーフィンや読書も気兼ねなくできます。
一人の時間と夫婦の時間のメリハリをつけることで、より夫婦の時間を大切にすることもできるのではないでしょうか。
<4位 好きな時間に寝られる>
・寝る時間を気にしなくてすむようになった(20代 男性)
・夫婦で就寝時間を合わせず、自分のペースで寝られるため(30代 女性)
・好きなタイミングで寝られるので(40代 男性)
夫婦で同じ寝室を使っていると、自分はもう少しベッドで読書をしていたくても「もう寝るからライトを消して」と言われてしまうことも。しかし自分一人の寝室であれば、好きな時間まで起きて過ごし、好きなタイミングで寝られます。
とくに夜しか自由な時間がない人にとっては、好きなように夜の時間を使えるのは、大きなメリットでしょう。
<5位 イライラが減る>
・お互いストレスが減った(30代 男性)
・相手に怒らなくてすむようになった(30代 女性)
寝室を別にすれば、相手のいびきに「うるさい」と怒ることはありません。怒る側にとっても怒られる側にとっても、ストレスが減ります。
また質の良い睡眠をとることでイライラしにくくなる効果もあります。
<6位 感染症対策しやすい>
・子どもが集団生活を送っていると風邪は日常茶飯事だが、夫にはうつりにくい(30代 女性)
・感染症にかかった際、相手にうつさずにすむ(40代 女性)
・感染症にかかったときに、自分の部屋があることで隔離が簡単だった(50代 女性)
家族の誰かが感染症にかかると、寝室を別にするように指示されることもあります。その際、もともと寝室が別であれば隔離先に困ることがありません。
寝室が複数あると、家庭内での感染を防ぎやすくなるメリットがあります。
<7位 子どもにとっていい>
・子どもの生活リズムが安定した(20代 女性)
・長女は自分のペースで眠れるため、次の日の保育園・小学校に支障をきたさなかったのでよかった(30代 女性)
生活リズムが不規則な親御さんとお子さんが一緒の部屋で寝ていると、親御さんの帰宅や起床時にお子さんが起きてしまうことも。お子さんの睡眠サイクルが乱れてしまうと、保育園や学校での過ごし方に影響がありそうで心配ですよね。
しかし部屋が別であれば、お子さんへの影響を小さくできます。「寝かしつけの最中に配偶者が帰ってきて、最初からやり直しになる」という事態も避けやすいでしょう。
夫婦別室にしてよくなかったことは「コミュニケーション不足になる」
続いて「夫婦別室にしてよくなかった」と答えた23人に「夫婦別室にしてよくなかった理由」を聞きました。
・会話が減り、スキンシップもなく距離ができてきた(20代 女性)
・別室になったことで、子育てに参加していない感が強まった(30代 男性)
・一人で眠ることが寂しいから(40代 女性)
・喧嘩したときに、仲直りできず何日も長引いてしまう(40代 女性)
・コミュニケーションが激減した。夫婦仲も悪くなりました(40代 男性)
「コミュニケーション不足になる」と答えた人が多くなっています。コミュニケーション不足や子育て分担の不公平感から、夫婦関係が悪化することもありそうですね。
寝室以外で夫婦のコミュニケーションを取るように、「食事の時間は一緒に」「休日に夫婦だけで会話をする時間を持つ」といった工夫が必要でしょう。
「夫婦別室にしても夫婦仲は変わらない」が52.2%
「夫婦別室にしたことで夫婦仲がどうなったか」という質問には、「変わらない」と回答した人が52.2%で半数以上。また「よくなった」と「悪くなかった」を比べると、「よくなった」という人のほうが多くなっています。
「夫婦別室で寝ると、夫婦仲が冷める」と言われることもありますが、実際に夫婦仲が悪くなったご家庭は少数派だとわかりました。一緒に寝ていてイライラする状態から、別室でお互い干渉せず過ごせるようになるので、ほどよい距離感ができて仲良くできるのかもしれません。
また「夫婦・家族の時間」と「一人の時間」のメリハリをつけることで、心が安定する人もいるようです。
約8割は「今後も夫婦別室を続けていきたい」
「今後も夫婦別室を続けていくか」を聞いたところ、「支障がない限り続ける」が8割近くにのぼりました。「快適すぎて今さら二人で寝るなんて考えられない」という回答も寄せられています。趣味や生活スタイルが多様化している今、夫婦別室は家族円満のひとつのかたちなのかもしれません。
なお同室に戻すことを検討するシチュエーションとしては、「高齢になってお互いの健康が心配になってきたら」が多く挙げられました。
一方で「子どもの夜泣きがおさまる」「夜勤から外れる」「いびきが改善する」など、夫婦別室の理由となっていることが解消したら同室に戻す予定の人も1割強。夫婦同室へ戻るために、いびき治療に取り組んでいるというコメントもありました。夫婦別室は一時的な措置と考えているご夫婦もいるとわかります。
お子さんが大きくなって一人部屋で寝るようになると、部屋数が足りなくなって夫婦同室に戻ることもあるでしょう。
まとめ
「生活リズムの違い」「配偶者のいびきがうるさくて眠れない」などのストレスを解消しようと、夫婦別室で寝ることを選択するご夫婦も少なくありません。
別室にすることで、「ぐっすり寝られる」「相手に気をつかわなくてよい」などのメリットが生まれます。お互いにしっかり寝られてストレスが減ることで、夫婦仲がよくなることも考えられます。
「同室でうまく寝られない」「どちらかが我慢している」という状態なら、夫婦は同室で寝るものという固定観念を捨てて、夫婦別々の寝室を検討してみてはいかがでしょうか。
▽おいかわのりこ氏の考察
夫婦関係を良好に維持していくためには、お互いにストレスをため過ぎないことが大切です。カウンセリングでもストレスの要因によっては、夫婦別室で寝ることを提案し、それにより精神が安定し夫婦仲が改善する傾向がみられ、調査結果に符合します。
また、寝室が同じでなくても、夫婦間のコミュニケーションをとることは可能ですので、別室になったことだけが必ずしも夫婦仲に悪影響を及ぼしたとは言えないと考えます。
繊細さや敏感さには個人差があるため、男女問わず気遣い合うことが必要ですし、ストレスが蓄積する前に相手に伝えることが大切です。違いが明らかになったとしても、それはお互いを否定し合うことではありません。よりよい関係を築く第一歩だと前向きに捉えていただければと思います。
■監修者紹介
おいかわ のりこ
夫婦カウンセラー、家庭内コミュニケーション問題研究家
岩手県出身、盛岡一高卒、日本女子大学家政学部卒、 専業主婦・子育て経験(幼・小・中・大学受験)・離婚経験あり。
2014年に「夫婦問題相談室フォルテ」を設立し、今日に至るまで約5,000組以上の夫婦問題に関する個別・夫婦カウンセリングを行う。
「夫婦問題相談室フォルテ」https://www.planning-forte.com/
【取材協力・関連記事】
読売新聞、聖教新聞、日経DUAL、日経xwoman doors、ハピママ、ベネッセ「たまひよ」、CLASSY.他
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施工価格から手数料を支払うことで、利益を削られている現状や、材料費を浮かせるためにどのようなことが行われているか? を知るにつれ「これではいけない!」と考え、当サービスを運営しています。
■会社概要
社名 :株式会社鶴亀
所在地:〒812-0037 福岡市博多区御供所町1-18-8F
代表者:代表取締役 廣田 明彦
設立 :2022年9月1日
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