「Global Startup Ecosystem Report 2025(GSER2025)」にて東京が第11位にランクイン

Startup GenomeとGENはViva Technology 2025でスタートアップエコシステムに関する世界で最も包括的なレポートを発表

Startup Genome Japan株式会社

スタートアップエコシステムの世界トップクラスのリサーチ・アドバイザリー機関であるStartup Genome(スタートアップゲノム)は、Global Entrepreneurship Network(GEN)とともに、パリの「Viva Technology 2025」で、13年目となる旗艦レポート「Global Startup Ecosystem Report 2025 (GSER2025)」を発表しました。スタートアップエコシステムに関する世界で最も包括的な調査として広く認められている本レポートは、業界最大の高品質なデータセットを活用し、世界350以上のイノベーションエコシステムにおける500万社以上のデータを分析しています。

各国のエキスパートによるパネルディスカッション

GSER2025は、世界の主要なイノベーションエコシステムに関する新たな洞察を提供し、起業家の成功を促進する主要なトレンド、投資の流れ、政策戦略に焦点を当てています。世界のスタートアップエコシステムのトップ40と新興エコシステムのトップ100のランキングに加え、地域別のランキングも掲載しています。10年以上にわたるStartup Genomeの独自調査と政策の専門知識、そして65カ国以上に及ぶ代表者のコンソーシアムによって構築された本レポートは、スタートアップの活動と投資パターンに関する豊富なデータ分析に基づいています。本レポートは、政策立案者、エコシステムのリーダー、起業家が、雇用創出と経済成長の世界で最も強力な原動力であるスタートアップコミュニティを強化するための、エビデンスに基づく戦略を策定するための実践的なガイダンスを提供します。

■東京のランキング結果について

東京都の協力のもとGSER2025で紹介されている主なハイライトは以下の通りです。

● グローバルスタートアップエコシステムの第11位にランクイン

● エコシステムバリューがグローバル全体で14%減少する中、GSER2025(2022年7月1日~2024年12月31日)では、680億ドルのエコシステムバリューを創出し、GSER2023(2020年7月1日~2022年12月31日)の期間と比較して年平均3%の成長を実現。
※エコシステムバリューは、エグジットとスタートアップの評価額として計算される経済的影響の尺度を指す。

● 世界第3位・アジア第3位の知識創造型エコシステムであること。

● パフォーマンスにおけるグローバル&アジア・エコシステム・トップ10であること。

● 人材と経験におけるグローバル・エコシステムでトップ15であり、アジア・エコシステムではトップ5であること。

● 資金調達におけるグローバル・エコシステムでトップ20であり、アジア・エコシステムではトップ10であること。

Global Startup Ecosystem Report 2025 トップ20

■東京のスタートアップ成長を後押しするセクター別要因

AI、量子テクノロジー、フードテックは、東京のスタートアップエコシステムの主要な強みであり、大規模な研究開発投資、国際的パートナーシップ、政府が支援するイノベーション・プログラムに支えられています。2024年から2025年にかけて、東京ではAIユニコーンの台頭、量子技術の産業化に向けた新たな取り組み、食のイノベーションと国境を越えた市場参入を推進するグローバルアクセラレータープログラムなどが見られました。

■スタートアップ企業が東京を選ぶ理由

東京は、「Access to Tokyo」や2年間のスタートアップビザなどの専門的な取り組みに支えられ、スタートアップ企業に国内外の市場への戦略的なアクセスを提供しています。2024年から2025年にかけて、ハイパースケールデータインフラストラクチャの拡張、新たな官民資金調達パートナーシップの立ち上げ、人材とイノベーションに関する国家プログラムにより、東京は地域のイノベーションハブとしての地位をさらに強化しています。

「Startup Genome の日本代表として、2025年版「グローバル・スタートアップ・エコシステム・レポート(GSER)」において、東京が世界第11位のスタートアップエコシステムとして認められたことを大変嬉しく思います。世界的な低迷の中でも、東京のエコシステム価値が大きく成長したことは、その強靭さとダイナミズムを物語っています。特に「知識」「パフォーマンス」「人材」「資金調達」の各分野で高い評価を得ていることは、東京のスタートアップエコシステムが持つ基盤の強さを示しています。

AI、量子技術、フードテックといった注目分野における革新は、充実した研究開発投資と戦略的パートナーシップによってさらに加速しており、非常に心強い動きです。東京都の先進的な取り組みに敬意を表するとともに、我々は引き続き、東京のスタートアップエコシステムの成長とグローバル競争力の強化に貢献してまいります。」

— Startup Genome Japan 代表取締役 西口 尚宏

※Global Startup Ecosystem Report 2025レポートダウンロード先
 https://startupgenome.com/gser2025

東京都の取り組みについて

東京都は、2023年4月に「スタートアップ・国際金融都市戦略室」を発足させ、スタートアップと金融市場を原動力にした社会課題の解決と産業発展の好循環を通じて、日本経済の加速を目指しています。東京都では、東京都イノベーションベース(TIB)やSusHi Tech Tokyoといった多岐にわたるイノベーション創出に向けた取組みを展開しています。また、東京都が運営する東京コンソーシアムは、大企業、スタートアップ企業、大学などの多様なステークホルダーが参加しており、これらが有機的に連携することで、世界をリードするエコシステムの構築を目指しています。

Startup Genome(SG)について

Startup Genome は、世界をリードするイノベーションエコシステム開発組織として、65か国以上、180を超える経済およびイノベーション省庁、および公的/民間機関と連携してきました。当社はスタートアップの成功とエコシステムの成長を促進し、すべての都市や国が新たな経済の恩恵を公平に享受できるよう尽力しています。Startup Genomeの戦略を活用したクライアントは、同業他社よりも59%速くエコシステムの価値を向上させています(41% 対 25%)。

当社のエビデンスに基づくエコシステム調査、アドバイザリー、スケールアッププログラムは、世界最大級のAIキュレーションによるスタートアップデータセットと、10年以上にわたる一次調査から開発された独自のツールを通じて培われたグローバルな経験に基づいています。東京都SusHi Techアンバサダー。

https://www.startupgenome.com

Global Entrepreneurship Network (GEN) について

米国ワシントンDCに本部をもち世界200カ国でアントレプレナーシップ普及のための多様なプログラムを展開している非営利団体。日本拠点のGEN Japanは、日本のイノベーションエコシステム構築のためには、スタートアップエコシステム構築と共に、既存組織におけるイノベーション・マネジメントシステムの構築と実践が必要との考えに基づき、大企業からのイノベーション創出の加速支援を行っている。東京都SusHi Techアンバサダー。
https://www.genglobal.org/

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会社概要

Startup Genome Japan株式会社

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URL
https://startupgenome.com/
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区虎ノ門1丁目17番1号 虎ノ門ヒルズビジネスタワー15階CICTokyo
電話番号
-
代表者名
西口尚宏
上場
未上場
資本金
-
設立
2023年10月