虐待に至る親の回復を支える「MY TREE ペアレンツ・プログラム🄬」東京都では初となる父親向けプログラムを開催

社会福祉法人子供の家 ゆずりは（東京都国分寺市、所長：高橋亜美）は、2025年2月15日（土）より、虐待に至る親向けの支援プログラム「MY TREE ペアレンツ・プログラム🄬」を父親向けに開催します。（※1月18日より事前の個別面接を行います）

「子どもへの加害行動をやめたい」―—父親へのサポートは不足

　「MY TREE ペアレンツ・プログラム🄬」は、虐待に至る親の回復を支えるためのプログラムで、一般社団法人 MY TREEが開発し、全国の地域で実践されています。ゆずりはは、東京都における実施団体として、2013年より、子育てに苦しさを感じる母親を対象にしたプログラムを実施してきました。

　虐待は、親本人がこれまで人として尊重されなかった痛みや悲しみを怒りの形で子どもにぶつけるケースも少なくありません。「子どもへの暴力や暴言をやめたい」、「家族・パートナーと安心な関係を育みたい」という思いがあっても、親自身の意思だけで変化を生むのはとても難しいことです。 MY TREE ペアレンツ・プログラム🄬では、参加者の「変わりたい」という思いを真ん中に、スタッフが伴走してきました。

　もちろん、子どもと共に生き、育児をするのは、母親だけではありません。しかしながら、 国内では虐待に至った父親向けの回復プログラムはまだ少なく、当事者が声をあげづらい状況があります。

　この度ゆずりはでは、これまでの経験を活かし、東京都では初となる父親を対象にしたプログラムを実施します。子育てがつらい方、子どもに暴言や暴力、無視を繰り返してしまう方、そんな自分を変えて、安心な家庭を作りたいという方を大切にするプログラムです。参加者の秘密は厳守されます。ぜひ、安心してご参加ください。

プログラム概要

募集人数：10名

参加費：無料

保育：無料　※事前申込みが必要です

場所：新宿御苑駅より徒歩4分の会場。 ※面接決定後に詳細をお知らせします

申込方法：メールにて、①お名前、②お電話番号、③お電話の可能な曜日や時間帯 を明記し、お申し込みください。

申し込み・問い合わせ先：[e-mail]

担当：大塚 網谷 広瀬・ 河西

プログラム内容

※いずれも13:30～15:00開催です

2025年1月18日（土）	<事前面接>個人面接
2月15日（土）	1. 安心な出会いの場：目的、 約束事、 瞑想ボディワーク
2月22日（土）	2. 安心な出会いの場：わたしの木 (止観瞑想)
3月15日（土）	3. ステップ in サークル→エンパワメント
3月22日（土）	4. 怒りの仮面
3月29日（土）	5. 「死の危険」 ワーク→感情のコントロール
4月19日（土）	6. 体罰の6つの問題
4月26日（土）	<中間面接 > 個人面接
5月17日（土）	7. 気持ちを聴く
5月24日（土）	8. 気持ちを語る |メッセージ
5月31日（土）	9. 泣く力は生きる力
6月21日（土）	10. 自分をほめる、子どもをほめる
6月28日（土）	11. 家族えん会議ミニ版
7月19日（土）	12. 体罰に代わる10のしつけの方法 宣言
7月26日（土）	13. MY TREE 終了のセレモニー
8月2日（土）	<終了時面接 > 個人面接
10月18日（土）	<リユニオン>3ヶ月後
2026年10月17日（土）	<リユニオン>1年後

ゆずりはについて

「ゆずりは」は、児童養護施設や里親家庭などで生活していた人、虐待などの理由から親や家族を頼ることができない人が抱える困難を共に解決し、「安心」を育むための伴走サポートを行うため、社会福祉法人子供の家を運営主体として、2011年4月に設立しました。

幼少期のトラウマ、保証人がおらず住居を借りられない問題、借金、家族やパートナーからの暴力、予期せぬ妊娠など、一人で対応していくには困難な課題を、共に考え、整理し、手続きするサポートを実施しています。その他、国分寺市の拠点を活用し、気軽に集えるサロン、「ゆずりは工房」でのジャム製造・販売による働く機会の創出、高卒認定資格取得に向けた無料学習会、虐待に至ってしまった親への「MY TREE ペアレンツ・プログラム」などを行っています。2025年春には一時宿泊の機能とコミュニティスペースを備えた新拠点「ながれる」を江東区門前仲町に開設予定です。

公式HP：https://www.acyuzuriha.com/