Vantiq、気象・地理情報も活用した「リアルタイム健康管理システム」を提供開始
~バイタルデータ × 気象 × 位置情報で、本人・同行者への新たな健康アラート体験を実現~

Vantiq株式会社(代表取締役社長:佐藤知成、以下「Vantiq」)はこのたび、スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスで取得したバイタルデータ(脈拍、呼吸、血圧、体温など:注1)と、リアルタイムな気象情報・位置情報を統合し、体調変化の予測と対策を可能にする新しい健康管理システム「Vantiqリアルタイム健康管理システム」を開発いたしました。
本システムは、下記の3つの機能群を提供します。
1)特定の地域周辺における熱中症などの環境リスクの検知と通知。
2)ウェアラブルデバイスによる個人ごとの健康状態の検知と通知。
3)環境センサーとの連携による任意の地点ごとの環境リスクの検知と通知。

【概要】
本システムは、インテリジェントデータ処理基盤であるVantiqのプラットフォームを活用し、対象者の現在地周辺における気温や湿度といった環境情報を取得し、リアルタイムで暑さ指数(WBGT)を解析することで特定の地点周辺の環境リスクを通知します。
また、対象者が装着しているウェアラブルデバイスから取得したバイタルデータと照合することで、個人ごとに熱中症などの健康リスクが高まっている状況を検知します。さらに、体調不良により対象者本人の自覚が難しいケースも想定し、対象者本人だけでなく、周囲の同僚や同行者をはじめとする関係者にも即座にアラートを通知することができます。
また、特定の野外、建物内や電車などの移動空間においても、携帯型環境センサーを活用しあらゆる場所において、同様に気温や湿度といった環境情報を解析することで、環境リスク判断が可能となります。

さらに各種の生成AIとの連携により、日陰への退避、水分補給、医療機関への搬送依頼など、状況に応じた具体的な対応策もあわせて提示することが可能になります。個人だけでなく現場全体での迅速な対応が可能となり、新たな健康管理体験を提供します。チームや職場単位での安全・安心を、より一層強化する仕組みです。
Vantiqインテリジェンスプラットフォームは、クラウド、オンプレミス、エッジなど多様な環境に対応しており、導入先のインフラを問わず柔軟にご利用いただけます。また、本システムはさまざまなウェアラブルデバイスに対応可能であり、医療機器を選定することで、医療水準の精度を備えた健康管理にも応用できます。
なお、厚生労働省は2025年6月、熱中症の重症化を防ぐ目的で労働安全衛生規則を改正しました。この改正により、事業主は熱中症リスクのある作業において、体調不良時の報告体制や対応手順を事前に整備し、作業者に周知することが義務付けられました。Vantiqのリアルタイム健康管理システムは、こうした新たな法的要請にも対応できるソリューションとして、現場の安全管理に大きく寄与するものです。
今後もVantiqは、リアルタイムデータ活用技術を通じて、健康・安全管理分野における新たな価値創造に貢献してまいります。
注1:取得するバイタルデータは、接続するウェラブルデバイスの機能に依存します。
【Vantiqについて】
Vantiqは、長年の経験を活かし、生成AIを活用したソフトウェア自動化を実現する最先端の技術を提供しています。特許取得済みのインテリジェンスプラットフォームにより、業務の最適化や危機管理を支援し、安全で持続可能な社会の実現に貢献しています。このプラットフォームは、状況を瞬時に把握し、自動で最適な意思決定を行うことで、迅速な対応と積極的なサポートを可能にします。その結果、世界中で安全性、回復力、持続可能性の向上に貢献しています。Vantiqは、AIを社会に良い影響を与える力として活用し、より安全で賢く、持続可能な世界の実現に全力で取り組んでいます。
【本件に関するお問い合わせ先】
Vantiq株式会社
広報担当窓口
info_japan@vantiq.com
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