大河ドラマでますます脚光！山崎ナオコーラ著『ミライの源氏物語』が7刷続々！

「もしかして光源氏ってロリコン？」 現代人が共感する『源氏物語』の新解釈⁉

大河ドラマも中盤を迎え、『源氏物語』への興味も、古典文学の教養から、当時を生きた人々、女性たちの心のうちへと興味が移っています。

そんななか、2023年3月に刊行された、小説家・エッセイストの山崎ナオコーラ氏の古典エッセイ『ミライの源氏物語』が、口コミで話題が広がり続け、7刷を重ねる異例のロングセラー中です。

 

【内　容】

ルッキズム、ロリコン、不倫……。現代を生きる私たちは名作古典『源氏物語』をどう読めるか。

人気作家・山崎ナオコーラによる現代人のための『源氏物語』エッセイ。

 

現代人が『源氏物語』を読むときのハードルとなるのは、ひとつは言葉の違い（古文の読解）。そしてもうひとつは倫理観や社会規範の違いです。本書は、社会の在り方に長く向き合ってきた作家・山崎ナオコーラさんが、深く愛する古典『源氏物語』について、現代人ならではの読み方を考えます。より現代的な訳を目指した「ナオコーラ訳」も読みどころのひとつ。

歌人の俵万智氏が選考委員を務めた、2023年開催の“第33回Bunkamuraドゥマゴ文学賞”を受賞。選評で俵氏は「『古典をなぜ読むのか？』という古くからある問いに対して、これほど明快で深い、それでいて新しい答えに、私は出会ったことがない」と評しています。

 

【共感の広がり。読者の声】

「ロリコン」「マザコン」「ルッキズム」「ホモソーシャル」といった現代の視点で『源氏物語』を読むと、当時を生きた人々もまた、ジェンダーによる不平等や、人間関係の不条理に翻弄され、つらさを抱えていたことが見えてきます。そうした、古典を「自分たちのこと」として読み直す視点に、共感する読者が増えています。

（読者の声）
●『源氏物語』に違和感を持ってしまう私には救いになった。
●違和感を持つことは悪くない、むしろ楽しみ方の一つなんだ。
●平安時代の人々も、生きづらさを持っていた。今の私たちと変わらない。
●源氏物語へのモヤモヤ感が晴れて、楽しんで読めそう。
●現代の問題は、昔から続いていたことを改めて感じた。

　ほか多数

【目次】

『源氏物語』人物相関図

『源氏物語』帖名一覧

今、読みにくさをどうやって越えるか

・ルッキズム　—末摘花

・ロリコン　—紫の上

・マザコン　—桐壺更衣と藤壺

・ホモソーシャル　—雨夜の品定め

・貧困問題　—夕顔

・マウンティング　—六畳御息所と葵の上

・トロフィーワイフ　—女三宮

・性暴力　—女三宮など

・産んだ子どもを育てられない　—明石の御方

・不倫　—雲居の雁と他のたくさんの人たち

・ジェンダー多様性　—書かれていない人たち

・エイジズム　—源典侍

・出家　—浮舟

・受け身のヒロイン　—桐壺更衣と浮舟 

【書籍情報】

書　名：ミライの源氏物語

著　者：山崎ナオコーラ

価　格：1,760円（税込）

コード：978-4-473-04548-5

判　型：四六判

頁　数：184頁

発売日：2023/3/13　初版発行

　　　　2024/6/30　７版発行

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【著者プロフィール】

著者近影

山崎ナオコーラ

小説家、エッセイスト。1978年生まれ、性別はない。國學院大學文学部日本文学科卒業。卒業論文は、似ている人たちをカテゴライズする不思議さについて書いた「『源氏物語』浮舟論」。2004年に『人のセックスを笑うな』でデビュー。「誰にでもわかる言葉で、誰にも書けない文章を書く」が目標。『源氏物語』の現代語訳が夢。2023年に『ミライの源氏物語』が第33回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。

【会社情報】

社　名：株式会社　淡交社

代表者：代表取締役社長　伊住公一朗

所在地：〒603-8588　京都市北区堀川通鞍馬口上ル

創　立：1949年

事業内容：・茶道月刊誌、茶道専門図書、その他一般図書の出版販売

　　　　　・陶磁器・室内装飾品、服飾雑貨品の企画、製作、販売

　　　　　・文化教室の企画、開催