業界一位の燦ホールディングスが公益社より大切な方へ心を込めて最後の言葉を棺に書いて伝える『メッセージ棺ことのは』提供開始

～最後の瞬間を心からの言葉で届ける、あなたの想いを永遠に～

燦ホールディングス株式会社

2025年6月17日 11時00分

　全国どこでも安心・安全に、そして後悔のないお葬式やライフエンディングを迎えられる世の中を目指し、トータルサポートを提供する、燦ホールディングス株式会社（東京本社：東京都港区、大阪本社：大阪市北区、代表取締役社長：播島聡、東証プライム：9628）は、グループ会社の株式会社公益社より大切な方へ心を込めて最後の言葉を伝える棺『メッセージ棺ことのは』を提供開始しました。

■『メッセージ棺ことのは』の誕生背景

　『メッセージ棺ことのは』が生まれたきっかけは、「故人の視点に立ったとき、本当に心に届く形で想いを届けられているのだろうか」という気づきからでした。これまでは故人との思い出の写真や手紙、故人が好きだった有名人の写真などを顔の近くに置くか、掛け布団の上に並べて故人とともに棺に納めることが一般的でした。しかし、それらは遺族側からはよく見える一方で、「故人にとっては視界に入らない位置にあたるのではないか」というスタッフの意見もありました。そこで「棺のフタの裏側にそれらを収めることができたら、故人の目に直接触れる位置になるのではないか」という発想が『メッセージ棺ことのは』の開発の出発点です。また、写真や手紙をディスプレイのように飾る演出もありますが、なかには「故人だけに見てほしい」「他人の目には触れてほしくない」と感じるものもあるかもしれません。

そうした想いにも応えられる形を模索しました。さらに、家族葬の増加により、周囲の視線や体裁を気にせず、「自分たちらしい葬儀を行いたい」と考えるご遺族が増えていると感じ、「棺に直接メッセージを書きたい」と思う方も今後さらに増えていくのではないかと考えました。デザインについても細部に配慮していて、「メッセージを書きたい」と思い購入した後に、気持ちが変わってメッセージを書かない場合でも違和感のないよう、白地に織柄が入った自然に見えるデザインを採用しました。

　この『メッセージ棺ことのは』は、故人への強い想いがあっても「どうやって伝えればよいかわからない」「本当に伝わるのだろうか」と迷う方にとって、その答えとなる商品だと私たちは考えています。

■『メッセージ棺ことのは』の特徴やポイント

　この商品で特に妥協しなかったポイントの一つが、棺のフタ裏部分の設計です。ここには、故人への手紙や家族写真、思い出の品、趣味に関するもの（たとえば雑誌の切り抜きなど）を納められる専用ポケットを設けています。ポケットのサイズにもこだわり、写真だけでなく、はがきサイズやCDジャケットも収まるよう工夫しました。

　また、メッセージを残すための専用カードと布描き用のクレヨンも付属しています。布地に使える筆記具については、油性ペンや水性ペンなどさまざまな種類で試し書きを行い、インクの滲みが少ないものを選定し、お子様でも扱いやすいという理由から最終的にクレヨンを採用しました。

■『メッセージ棺ことのは』はどんな時に選ばれるのか

　この商品は、特にお孫さんやひ孫さんが多いご家庭で選ばれることが多くあります。自由にメッセージやイラストを描けることを説明すると、ご遺族の方々に喜ばれ、実際に導入につながったケースが多数あります。なかには、お孫さんがアニメキャラクターのイラストを描いた事例もありました。また、プラン料金にプラス2万円という比較的少額で選べる点もご提案しやすく、導入の決め手となっています。

　実際に、お孫さんやひ孫さんが思い思いのメッセージや絵を棺に描いている姿を見て、喪主の方がとても喜んでくださったという印象的なエピソードもありました。

■『メッセージ棺ことのは』を通して、目指したい葬儀業界の姿

　昨今、家族葬の増加に伴い、ご遺族がよりアットホームで主体的にセレモニーへ関わりたいというニーズが高まっています。『メッセージ棺ことのは』は、そうした想いに応えることができる商品であり、ご遺族自身の手で想いを込め、温かく見送るための一助となることを目指しています。また、棺のフタ裏に設けた収納ポケットには、手紙や写真などを納めることができ、外からは見えない構造になっているため、故人とご遺族のプライバシーを守る役割も果たせると考えています。

　今後、葬儀は「みんな同じ」から「故人らしさを大切にした個別化」へと、さらに多様化していくと感じています。メッセージが書き込める棺は、まさに「この世で一つだけの棺」を実現できる可能性を持っています。