「若者の声が、社会を動かす。」高校生が一般質問に挑戦する『Youth Voice Labo』第1期プログラム始動！フィールドワークから社会課題に触れる新しい教育のカタチ！

沖縄・糸満市を舞台に、地域課題を“ジブンゴト化”し、10代・20代のリアルな声を行政へ届ける実践型プログラムを5月より開講しました。

株式会社Innovia

2025年5月30日 12時00分

GSC沖縄（Global Shapers Community Okinawa Hub）を中心に、キャリア形成コミュニティ「ゆいナビ」（運営：株式会社Innovia）、株式会社Earth High School、糸満市議会議員関屋安莉は、社会教育プログラム『Youth Voice Labo（ユース・ボイス・ラボ）』を5月5日より開講しました。本プログラムは、探究学習・フィールドワーク・行政への提言を一体化させ、若者自身が地域課題の解決策を企画・提案し、行政と共創することを目的としています。高校生から大学生まで計12名が参加し、最終回では一般質問を想定した提案を行います。

背景 ― 「若者の声が届きにくい」現状を変える

近年、探究学習の必修化や主権者教育の加速により、若者が社会課題に関心を寄せる機会は増えています。しかし、“学んだ知識を実践する場”は不足しています。そこで本プロジェクトでは、「学び → 行動 → 社会実装」まで伴走するプログラムを設計しました。プログラム名称には、“若者の声（Voice）が社会に波紋（Labo＝Laboratory：実験・検証）を起こす場”という思いを込めています。

プログラム概要

期間：2025年5月5日（月）〜 6月1日（日）
会場：糸満市場いとま〜る
対象：沖縄県内の高校生・大学生
共催：GSC沖縄、株式会社Innovia、株式会社Earth High School、糸満市議会議員関屋安莉

3つの特徴

1. 市議会議員による若者向け政治教育

糸満市で最年少当選した市議会議員の関谷氏による中高生向けの社会教育を通して、行政の仕組みや議会で行われていることについて学びます。

2. GSC沖縄メンバー、県内大学生によるメンタリングを通じて伴走支援

GSC沖縄に在籍する稲嶺隆敏（株式会社Innovia）や宮城美希（株式会社Earth High School）等を中心とする社会起業家による講座やワークショップ、キャリア形成コミュニティ「ゆいナビ」に在籍する現役大学生によるメンタリングを通じて伴走支援を行います。

3. “一般質問”を作成する実践型のアウトプット

糸満市議会議員の関谷氏との連携によって、学生自身が主体的に地域課題について学び考え、最終的には一般質問を想定したアウトプットを行います。

参加学生の声

南里さらら（沖縄尚学高等学校3年）
「このプログラムでは、一般質問を作成する過程で、地域課題に対する具体的な提案を行い、関連する問題点や解決策について自分で考える力を養うことができました。沢山の方のお力添えによって、自分の視野が広がり今後の進路を明確にすることができたと感じています。とても貴重で良い経験となりました。」

比嘉まりん（興南高等学校3年）
「このプロジェクトの最大の魅力は、「高校生であっても“政治”や“地域づくり”に主体的に関わることができる」という点だと思います。普段は距離を感じがちなテーマでしたが、プログラムを通して、自分ごととして責任を持って考えるようになりました。また、はじめにフレームワークを学んだことで、糸満市の理想像に向けた課題設定をスムーズに進めることができました。さらに、同じ学生だけでなく、市議会議員の方をはじめとした、普段関わることの少ない方々と意見交換ができたことも、非常に新鮮で貴重な経験でした。今後は、地域の課題に対して当事者意識を持って行動する姿勢を大切にし、今回得た知識や視点を、探究活動や進路選択にも活かしていきたいと考えています。」

今後の展望

今回の糸満市での取り組みを踏まえて、他市町村への展開を視野に入れ、教育委員会や地元企業との連携を図りながら学生が社会と触れる機会を創出します。

主催者情報

Global Shapers Community Okinawa Hub

GSC沖縄は、世界経済フォーラム（World Economic Forum）が運営する国際若者ネットワーク「Global Shapers Community」の沖縄拠点（ハブ）です。Global Shapers Communityは、世界152か国500以上の都市に拠点を持ち、10,000人超の“Shaper（29歳以下の若者リーダー）”が所属するコミュニティで、若者主体の社会課題解決プロジェクトを推進しています。