UAEパビリオン、アブダビからの高官代表団を大阪・関西万博2025に迎える

―異文化交流・経済対話・共通の発展を促進する場としての役割を強調―

　アブダビ経済開発局（ADDED）のAhmed Jasim Al Zaabi（アハメド・ジャシム・アル・ザアービ）議長率いるアブダビの高官代表団が、大阪・関西万博2025のUAEパビリオンを訪問しました。同代表団は、「大地から天空へ（Earth to Ether）」をテーマに、UAEの物語を没入型の体験を通じて堪能しました。

前列左からシハブ・アルファヒム大使、アハメド・ジャシム・アル・ザアービ議長、ユースアンバサダー、マリアム・アルメマリUAE万博事務局統括責任者

　今回の代表団には、ADDEDをはじめ、アブダビ文化観光局、アブダビ・グローバル・マーケット（ADGM）1、アブダビ証券取引所（ADX）、アブダビ投資局（ADIO）、アブダビ税関、カリファ企業開発基金、アブダビ空港、アブダビ国営石油会社（ADNOC）、KEZADグループ2、Hub713、アブダビ商工
会議所など、アブダビを代表する複数の政府・経済関連機関の幹部が含まれています。

　大阪・関西万博アラブ首長国連邦館公式代表（コミッショナー・ジェネラル）であるシハブ・アルファヒム駐日アラブ首長国連邦特命全権大使が同代表団を歓迎し、館内を案内しました。

 　アルファヒム大使は以下のように述べています。
　「このような著名な代表団をUAEパビリオンにお迎えでき、大変光栄です。この訪問は、パビリオンが分野を超えたつながりと協働のプラットフォームであることを示しています。同時に、相互尊重、共通の価値観、共通のビジョンのもと築かれたUAEと日本の長年にわたる強固な関係を改めて証明するものです」

　代表団は、UAEの物語を多感覚的かつ没入的に伝えるパビリオンの展示を体験。永続する価値観を基盤に、深い人間性と驚異的な変革の物語を学びました。

　アル・ザアービ議長は以下のように述べています。
　「UAEパビリオンは、我々が何者であり、何を大切にしているかを力強く物語っています。そこには我々の価値観、イノベーションによってリードするという志、そして協働の力を信じる姿勢が表れています。UAEが世界のハブとして、発展を牽引する存在であることを示す感動的な場です」

　訪問中、パビリオンのユースアンバサダーたちが代表団を案内し、パビリオンの来場者体験を通じて、UAEの歩みや未来を形作る人々とプロジェクトについて紹介し、「宇宙探究家たち」「医療・健康分野の先駆者たち」「サステナビリティの先駆者たち」「文化の継承者たち」といったストーリーに触れました。

　代表団はパビリオンのストーリーテリング、革新的なデザイン、没入体験に強い関心を示し、パビリオン内の応接空間では、文化と経済の交流を目的としたビジネス会議も行われました。

　また、代表団は大阪ヘルスケアパビリオンも訪問し、医療とイノベーション分野での国際協力へのUAEの取り組みを強調しました。

　この後、代表団は東京へと移動し、5月8日・9日に開催される「第11回アブダビ・日本経済評議会（ADJEC）」「アブダビ-日本ビジネスコネクト・フォーラム」「アブダビ投資フォーラム」へ参加する予定です。これらの取り組みは、UAEと日本の主要経済分野における関係をさらに強化することを目的としています。

1. アル・マリヤ島およびアル・リーム島にまたがる総面積1,438万平方メートルのエリアで運営されており、世界最大級の金融地区の一つ
2. アブダビの工業化政策の中核を成す経済地域
3. グローバルテックとスタートアップ支援機構

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UAE万博事務局について
　UAE万博事務局は、人々・アイデア・イノベーションを結集し、グローバルな進歩に貢献することを目的とした国家的プラットフォームです。サラマ・ビント・ハムダン・アル・ナヒヤーン財団の支援のもとに設立され、UAE外務省の管轄下で運営されており、現在は2025年大阪・関西万博をはじめとする国際博覧会におけるUAEの戦略的参加を主導しています。
　このオフィスは、「人とイノベーションの力で人類が直面する課題に取り組む」という明確な使命のもとに創設されました。前向きな姿勢、開かれた精神、高い志、そして困難を乗り越える強さという価値観に導かれながら、世代や文化、分野を越えて共感と連携を生み出す、魅力的で意義ある体験を創出しています。
　キュレーションされたプログラムと戦略的パートナーシップを通じて、UAE 万博事務局は、教育、医療、サステナビリティ、宇宙探査といった分野における進歩を加速させる環境を創出し、世界中の人々をつなぎ、解決策の創出を促しています。これにより、各万博が掲げる包括的な目標への貢献を果たすとともに、UAEならではの価値あるコンテンツやアイデア、取り組みを生み出し、国としての存在感を
高めています。
　2025年の大阪・関西万博では、来場者一人ひとりの出会いの中に、喜び、好奇心、そして協働の精神を届けることを目指しています。その活動の根底にあるのは、すべての人々を包摂するグローバルな発展を目指すUAEのビジョン。UAE万博事務局のプログラムは、「大地から天空へ（Earth to Ether）」というテーマのもと、新たな思考、共通の目的意識、そして協調による前進を後押しします。

2025年大阪・関西万博におけるUAEパビリオンについて
　「大地から天空へ（Earth to Ether）」をテーマとするUAEパビリオンでは、価値観や文化的遺産から最先端のイノベーションに至るまで、UAEの物語を五感で体験いただける没入型の空間をご用意しています。宇宙探査の先駆者、医療の変革を促す担い手、そして持続可能性の実現に取り組む守り手たちの姿を、日本人およびエミラティのユースアンバサダーがご案内します。伝統と先端技術を融合し、グローバルな課題解決に挑むUAEの現在を、ぜひご体感ください。私たちとともに「大地から天空へ」と進む、すべての命の繁栄に向けた協調の旅へ。

　パビリオンの建築は、UAEを象徴するナツメヤシの木に着想を得て、伝統的なエミラティ建築様式「アリーシュ」を再解釈したものです。ナツメヤシの農業廃棄物と日本の匠の木工技術を融合すること
で、UAEと日本の文化が協働の精神のもとに結びついています。
　1970年の大阪万博への初出展から、2020年のドバイ万博の開催に至るまで、UAEは世界とともに未来を切り拓く取り組みを重ねてきました。再び大阪の地に戻る今、私たちは、伝統がいかに進歩を生み出し、可能性の限界を押し広げる原動力となるかを体現します。UAEの遺産が、持続的なインパクトをもたらす未来の礎となる姿を、ぜひご覧ください。
　また、館内では本格的なエミラティ料理を楽しめるレストランや、UAEを拠点とするクリエイターによる厳選アイテムを取り揃えたショップ、さまざまなプログラムが展開されるワークショップスペースも併設しています。
　UAEパビリオン「大地から天空へ」は、エンパワーリングゾーン内、日本館およびEXPOホール「シャインハット」近くに位置しています。2025年4月13日から10月13日までの万博会期中、毎日午前9時から午後9時まで一般公開しています。

パビリオンの詳細は、公式ウェブサイト (https://uaepavilionexpo.com) をご覧ください。

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