アグリホームクリニック（医療法人AGRIE運営）　在宅医療の管理患者数が1万人を突破

【日本の在宅患者の「1%」にあたる人生に、私たちができること。】アグリホームクリニック（医療法人AGRIE運営）は、本日在宅医療の管理患者数が1万人を突破したことをご報告いたします。

医療法人AGRIE

2025年12月1日 18時01分

「彩りある医療」を地域へ届け続ける責任

アグリホームクリニックを運営する医療法人AGRIE（本社：茨城県つくばみらい市伊奈東37-2、理事長：伊藤俊一郎、以下「当法人」）は、2025年12月1日現在、グループ全体における在宅医療（訪問診療）の管理患者数が10,000名を超えましたことをご報告いたします。

現在、日本全国で在宅医療を必要とされている患者様はおよそ100万人（※）と言われています。当法人がお預かりしている「1万人」という数字は、その「1%」に相当します。私たちはこの数字を単なる到達点とは捉えておりません。日本の在宅医療の1%を支えるという「社会的責任（Public Responsibility）」の重さを認識し、すべての患者様の人生に「その人らしい彩り」を届ける医療を提供していく決意をここに表明いたします。

(※) 厚生労働省患者調査等の推計に基づく概数として

■ 数字の背景にある「1%の責任」

日本の在宅医療において、1法人が1万人、すなわち全体の1%の患者様を担当するということは、地域医療のインフラとして極めて大きな役割を担うことを意味します。この「1%」は統計上の数字ではありません。住み慣れた家で過ごすかけがえのない時間、ご家族との団欒、そして時には不安や痛みに寄り添う瞬間……そのすべてにおいて、私たちが質の高い医療を安定して提供し続ける責任があります。私たちはこのスケールメリットを、医療の質の向上、災害時や緊急時の対応力強化、そして地域貢献へと繋げてまいります。

■ 私たちが目指す「彩りある医療」

在宅医療の現場は、病院とは異なり、患者様の「生活」そのものです。病気を治すことだけがゴールではありません。最期の瞬間まで、その人がその人らしく輝けるよう、人生というキャンバスに「彩り（いろどり）」を添えるお手伝いをすることこそが、私たちの使命です。1万人の患者様がいらっしゃれば、1万通りの人生の色があります。画一的な医療ではなく、お一人おひとりの価値観を尊重した「責任ある彩り」を提供し続けること。それが、1%の重みを背負う私たちの地域との約束です。

■ 今後の展望：地域医療への更なる貢献

「1%の責任」と「個の彩り」を両立させるため、以下の取り組みを強化し、地域医療へ貢献してまいります。

「彩り」を支える多職種連携の深化

患者様の生活を立体的に支えるため、地域のケアマネジャー、訪問看護師、介護スタッフ等の皆様との連携を「点」から「面」へ広げ、人生を支えるチーム作りを推進します。

サステナブルな医療体制の構築

主治医への負担を軽減し、特定の医師に依存しない、組織としての医療提供体制（チーム制）を強化し、24時間365日、いつでも安心して頼れる「途切れない医療」を実現します。

データ活用による質の向上

1万人の診療データを匿名化・分析し、在宅医療における予後予測やケアの質向上に役立て、その知見を広く地域医療へ還元します。

【理事長伊藤俊一郎より所信表明】

「100万人のうちの1万人。その『1%の人生』を彩る重責を胸に」

2025年12月1日、私たちの在宅医療は新たなフェーズに入りました。日本全国に約100万人いらっしゃるとされる在宅患者様。そのうちの「1%」にあたる1万人の患者様の命と生活を、私たちAGRIEがお預かりしているという事実。この数字の重みに、改めて身の引き締まる思いです。日々真摯に患者様に向き合って医療を提供している当グループ職員ならびに、全ての地域医療・介護の関係者に心からお礼申し上げます。

私たちがこれからも提供したいのは、単なる「訪問する医療」ではありません。患者様がこれまで積み重ねてこられた人生、大切にされている価値観、ご家族との絆。それらを尊重し、療養生活に安心と温かさという「彩り」を加えること。それが私たちの考える在宅医療です。

「1%の責任ある彩り」。この言葉を胸に、私たちはいたずらに規模の拡大を目的とするのではなく、お預かりした1万人の方々の人生をどれだけ豊かに支えられるか、その質の追求に全力を注ぎます。そして、この1%のモデルケースを成功させることで、日本の残りの99%の在宅医療の発展にも寄与できるような、公益的な存在を目指してまいります。

地域の皆様、連携機関の皆様におかれましては、今後とも変わらぬご指導、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

医療法人AGRIE 理事長　伊藤俊一郎