スピーチで伝えた“believing”の力—— 難聴のある社会起業家が国際舞台で伝えたメッセージ

難聴のある社会起業家が、大阪・関西万博の国際イベントで英語スピーチ。世界と語り合った、希望と挑戦の物語。

一般社団法人Bridge Heart

2025年6月29日(日)、大阪・関西万博のオーストラリアパビリオンにて、
オーストラリアで50年以上にわたり難聴のある子どもたちとその家族を支援するオーストラリアの非営利団体「シェパードセンター」が主催する国際イベントが開催されました。

※オーストラリアパビリオンによる公式記事はこちらからご覧いただけます。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000161305.html

このイベントにはオーストラリアと日本をはじめ世界各国から、国会議員、医師、言語聴覚士、当事者団体など多様な専門家が参加し、スピーチとパネルディスカッションが行われました。
日本からは、一般社団法人「Bridge Heart」代表であり難聴当事者でもある池田優里が登壇。
10分間の英語スピーチを行い、自らの経験と「信じる力(believing)」の大切さを語りました。

"Keep believing. Keep chasing your dreams."
(どうか、想いを持ち続けてください。自分の可能性を信じてください。)
――池田のスピーチより

スピーチ後には、シェパードセンターCEOのアリーシャ・デイビス博士をはじめオーストラリア大使館の関係者、オーディエンスから「Wonderful!」「Inspiring!」という言葉が贈られ、会場はあたたかな拍手に包まれました。

10分間スピーチする「Bridge Heart」代表の池田優里

また、後半に行われたパネルディスカッションでは、シェパードセンターCEOをはじめ医師や難聴児の保護者などの登壇者が「早期介入および難聴者家族中心のサポートが難聴児の言語獲得および人生における選択肢においてどのような影響を与えるのか」をテーマに意見を交わし、国を越えた課題と可能性を共有する時間となりました。

なお、本イベントの様子は、東京工科大学によってドキュメンタリー映像として記録されており、2025年9月ごろに公開予定です。
当日のスピーチやパネルディスカッション、会場の雰囲気まで丁寧に映し出される予定です。ぜひご注目ください。

▼詳細はこちら(東京工科大学 プレスリリース)
https://www.teu.ac.jp/press/2025.html?id=145

■多様な選択肢を届けたい 

池田は生まれつき耳が聞こえず、1歳で右耳、12歳で左耳に人工内耳を装用。
言葉を獲得するまでに時間がかかり、難聴がある自分に悩んだ時期もありました。
その中で、日々言葉を教えてくれた家族、長年耳を診てくれた主治医、同じ立場で悩み、支え合ってきた難聴の友人たちとのつながりが、今の彼女の原点です。

Lastly, I would like to say, “Together, let's build bridges  to a future where every dream is within  reach. Keep believing and let your passion light the way."
(最後に、伝えさせてください。すべての夢が手の届く未来へ、一緒に橋をかけていきましょう。信じ続けて、あなたの情熱で道を照らしてください。)

――池田のスピーチより

池田が代表を務める「Bridge Heart」は、難聴のある子どもやその家族と社会をつなぐプラットフォームです。情報、選択肢、そして人とのつながりを届けることで、「自分らしく生きられる未来」を支えることを目指しています。
「障害があることで選択肢が狭まるのではなく、むしろ広がっていく社会をつくりたい」
その想いを胸に、池田は国内外で挑戦を続けています。

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会社概要

一般社団法人Bridge Heart

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URL
https://bridge-heart.com/
業種
医療・福祉
本社所在地
大阪府大阪市中央区南本町 2-1-1 本町サザンビルTDフロア 1F
電話番号
-
代表者名
池田 優里
上場
未上場
資本金
-
設立
2025年04月