Kumanomics、文化杉並学園と「研究活動に関するパートナーシップ協定」締結
中高一貫校のアート思考・デザイン思考の授業を担当

株式会社Kumanomics(本社:東京都世田谷区 代表取締役 橋本 直樹)は、学校法人文化杉並学園(所在地:東京都杉並区 理事長 松谷 茂)における教育研究活動の意に賛同し、相互に連携・協働し研究活動に取り組み、教育イノベーションに寄与することを目的としたパートナーシップ協定を締結。
2026年4月に文化学園大学杉並中学・高等学校に新設する普通科「イノベーションリーダーズコース」(以下、「ILコース」)のカリキュラムにて「アート思考」や「デザイン思考」といった新しいテーマの教育プログラム開発や、教員養成・支援プログラムといった活動で協働します。
◎カリキュラムについて
カリキュラムでは、デザイン教育を中心に据え置くことで、複雑で不確実な世界を自らの視点で再解釈し、未来をカタチにする力を養っていきます。


問いを立てる力、未来を構想(創造)する力、他者と共創する力、やりきって形にする力など、抽象と具体を行ったり来たりしながら、より価値のある学びを展開していきます。
*なお、カリキュラムは柔軟により良いものへと変化させていく予定です。
◎締結の背景
「学校から社会の明日を照らす」
私たちは、学校は知識の伝達だけを担う場ではなく、学習者が自らの視点を形成し、未来を構想し、社会に働きかけるための起点であるべきだと考えています。文化杉並学園はこうした認識のもと、学校現場そのものを研究フィールドとする教育研究機関BSICEを設立しました。多様なパートナーと協働しながら、教育と社会を循環させる新しいモデルを開発・実装していくこと。それが私たちの核心的な役割です。
その理念を教育課程として実現するのが、2026年度に併設校 文化学園大学杉並高等学校に新設するイノベーションリーダーズコース(ILコース)です。ILコースでは、生み出す力(創造・価値創出)、巻き込む力(共創・協働)、形にする力(実装・社会接続)の3つの力を教育目標の中心に据え、学習者が社会的文脈の中で自らのテーマを立ち上げ、プロジェクトとして結実させるプロセスを実装しています。学校を、単に主体性を「促す」場所ではなく、主体性をもとに「実践できる」場所へと変容させることを目指します。
こうしたBSICEおよびILコースのビジョンと、Kumanomics が大切にしてきたデザインの精神は、強く共鳴しています。そこでILコースの学校設定科目の1つ「アート思考・デザイン思考」の授業をフィールドに、プログラムを共同開発することを決定しました。
私たちが育むのは、創造的な発想を生み出すための技術に留まらず、複雑な状況を丁寧に読み取り、問いを生成し、他者と協働して価値を創り出すための営みです。そのための資質・能力は、現代の学習者が未来を構想する際、欠かすことのできないリテラシーだと私たちは捉えています。KumanomicsとBSICEのこの新しい挑戦が、広く学校教育に浸透していく未来を見据えつつ取り組んでまいります。

BSICE センター長 染谷昌亮
大学卒業後教員になるも、日本の学校教育のあり方に疑問を持ち、3年で退職。香港に渡り、様々な教育手法を学んだ。帰国後、文化学園大学杉並中学・高等学校の学校改革に従事。「開けた学校作り」「探究から創造まで」をコンセプトに、生徒主導の学習環境の構築を担った。社会全体における人的資本を最大化するために、多様な学校教育・人材育成のあり方を実現することが必要であると信じている。その思いを起点に“教育イノベーションエコシステム”構想を進め、2025年度にBSICEを発足しその構想を実現した。固定概念にとらわれない教育研究活動を通じて、「学校」概念の再構築を目指す。
「答えをなぞるのではなく、自ら問いを立て、人生を自らデザインする力を。」
私には今、もうすぐ3歳になる息子がいます。日々成長する彼の姿を見つめながら、一人の親として、そして社会の仕組みをデザインする実務家として、時代への危機感と、それ以上に大きな可能性を感じています。
生成AIがあらゆる「答え」を瞬時に提示する今、「学ぶ」ことの意義が根底から揺らいでいます。知識の習得以上に重要になるのは、与えられた問いを解く力ではありません。自ら「社会はどうあるべきか」「自分はどう生きたいか」を問い、他者と共にその形を描き出す力。この主体性こそが、不確実な未来を歩むための唯一の羅針盤になると私は確信しています。
今回の文化学園大学杉並中学・高等学校(文大杉並)およびBSICEとのパートナーシップは、2025年11月の日経新聞に掲載された弊社の記事をご覧いただいた縁から始まりました。実際に学校現場へ足を運び、そこで出会った学生たちの姿は、私の想像をはるかに超えるものでした。
大人の勝手な不安をただの杞憂に変えてしまうほど、眩しく、自由な探求の意思。自らの言葉で未来を語るその凛とした笑顔に、教えられるのは私たちの方でした。彼らが真剣に、かつ楽しそうに自らの未来を模索する姿に、私は一人の親として、この国の教育の確かな希望を見ました。
こうした彼らの可能性を、確かな力へと変えていきたい。私はこれまで、経済産業省やニューヨークのパーソンズ美術大学院での経験を通じて、デザインの本質を追求してきました。デザインとは単に「政策」や「モノ」を作る道具ではありません。複雑な世界を再解釈し、「社会を創るのは自分たちである」という当事者意識を持って人生を切り拓くための、実践的な知恵です。
Kumanomicsが大切にしてきたこのデザインの精神、そして多様な他者と手を取り合う「共創」と「共生」の姿勢を、文大杉並のカリキュラムに注ぎ込みます。学生たちと共に、これからの時代の「新しい生き方」を等身大の言葉で形作っていけることを、心から楽しみにしています。
株式会社Kumanomics 代表取締役 CEO/Designer
1986年兵庫県生まれ。東京大学法学部卒業後、2010年より経済産業省に勤める。
国家公務員として初めて、美術大学院(米国パーソンズ美術大学)に留学し、MFA(美術学修士号)を修了。デザイン経営の推進、デザイン手法により政策立案を行うJAPAN+Dの企画・運営、デジタル庁でのサービスデザイン手法の導入等に携わり、また、知的財産権により社会課題を解決する特許庁I-OPENプロジェクトを立ち上げ、2023年に同プロジェクトでグッドデザイン賞を受賞。2024年、経済産業省を退職し、Kumanomicsを創業。

◎BSICEとは


BSICEは、教育イノベーションを志す研究機関です。
一般的な教育研究機関とは異なり、同法人の「文化学園大学杉並中学・高等学校(文大杉並)」併設の教育研究機関であることが、BSICEの強みです。
BSICEでは、文大杉並をはじめとする学校現場を研究フィールドとしながら、あらゆるパートナーとの共創を通して、日本の教育・社会にイノベーションを起こしていきます。
◎Kumanomicsメディア露出歴(参考)
▼2025年11月5日掲載 『日本経済新聞』電子版(同朝刊 35面 大学)
「前例の先を見据える 橋本直樹・Kumanomics代表取締役 先輩の足跡 変革者たち」
▼2025年11月28日公開 『XU(クロスユー)』YouTube 田村淳氏との対談
「人口8000人の消滅可能性都市を救う。過疎地を救う元経産省官僚が語るデザインの力!グッドデザイン賞受賞した思考法と地域を救う"デザイン思考"とは?」
◎本記事に関するお問い合わせ
株式会社Kumanomics 広報担当(橋本みどり/小菅)
MAIL│info@kumanomics.jp
Facebook│https://www.facebook.com/kumanomics/
Instagram│https://www.instagram.com/kumanomics/
FacebookやInstagramも日々配信中です!

すべての画像
