ドキュメンタリー映画『ロッコク・キッチン』特別動画3種+著名人19名の応援コメント到着!
3月6日(金)よりシモキタ - エキマエ - シネマ『K2』他、全国各地で拡大上映決定!震災から15年目の3月11日、福島で1時間のラジオ特番も放送。
ノンフィクション作家・川内有緒と、映画監督・三好大輔の共同監督作品で、川内がインタビューと構成を担い、三好が映像撮影を中心に担当したドキュメンタリー『ロッコク・キッチン』。

2011年3月11日に発生し、多くの人々の日常を奪い、福島の地に深い爪痕を残した東日本大震災。それから年月が経ち、福島の被災地には、帰還した住民、移住してきた人、仕事や復興のために訪れる人など、多様な背景をもつ人々が混じり合いながら新たな生活史を刻んでいる。本作『ロッコク・キッチン』は、川内有緒と三好大輔が、東京と福島を繋ぐ国道6号線(通称「ロッコク」)を車で旅し、原発被災地でツアーを企画するインド人女性のスワスティカ・ハルシュ・ジャジュさん、「おれたちの伝承館」を運営する写真家・中筋純さん、夜だけオープンする野外本屋「読書屋 息つぎ」の武内優さんの“キッチン”を軸に、その日常や人生を軽やかに描き出すドキュメンタリーである。キッチンに立つ姿、料理の手ざわり、食卓で交わされる言葉。一人暮らしのキッチンや、大勢で囲む鍋、寒い夜のスープ。どれもこの過酷な体験をした土地で育まれた「生活の色」であり、喜びや悲しみの記憶であり、希望の証である。
「食」という切り口もあり、これまで作られてきた震災関連のドキュメンタリーとは一線を画す映画となる。また、本編には、地元住民の協力のもと、震災以前のホームムービー映像も挿入、かつての町の日常や家族の風景を映し出した映像は、震災後の再開発や解体により消えつつある「暮らしの記憶」を、次世代へ受け渡す貴重な手がかりとなっている。

このプロジェクトは、ドキュメンタリーだけでなく、川内のノンフィクションエッセイにもなっている。2024年10月より文芸誌「群像」(講談社)にてスタートした連載を収録した書籍版『ロッコク・キッチン』(2025年11月20日発売)は、第35回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞するなど大きな話題に。また、10月に開催されたアジア最大級のドキュメンタリー映画祭「山形国際ドキュメンタリー映画祭2025」にて本作がワールドプレミア上映された際には、立ち見がでるほどの大盛況。満員のお客様とともに無事世界初上映を終え、現在全国順次公開中です。
この度、ポレポレ東中野に続き、都内2劇場目となる3月6日(金)からのシモキタ - エキマエ - シネマ『K2』でのムーブオーバーをはじめ、全国各地での拡大上映を記念し、3つの特別動画が到着しました。
映画内に登場するポトフやクラムチャウダーなどおいしそうな家庭料理をフィーチャーした「料理編」、夜だけオープンする本屋「読書屋 息つぎ」の営みを通して、ロッコク沿いの暗闇の景色を見つめた「暗闇編」、坂口恭平が歌う主題歌「平日」をバックに、食卓を囲む人々、キッチンで料理を作る人の柔らかな表情を捉えた「福島で生きる編」の3種。「エンドロールが流れるころ、静かな涙が流れていました。悲しいわけではないのに、なぜだろう」(50代 女性 会社員)、「原発事故だけじゃない、復興だけじゃない、そこに住む人たちの姿を伝えてくれてありがとうございます」(50代 会社員 福島県在住)など試写を観たお客様の感想も挿入され、本作ならではの特別な映像になっています。
映像は公式SNSで順次公開いたします。
▼各界著名人 19名からのコメント到着
漫画家の内田春菊さんや映画監督のヤンヨンヒさん、ウクレレシンガーソングライターのつじあやのさん、地域活動家の小松理虔さんほか各界著名人19名からの絶賛コメントも到着しました。
▼コメント(敬称略・順不同)
決して、何かを強く主張するわけではない。
怒りや悲しみを訴えかけるわけでもない。
むしろ淡々と登場人物の声を拾い上げ、綴っていく。
そこにあるのは、災渦の非日常ではなく、
日々粛々と繰り広げられている私たち「ロッコクの民」の日常である。
―――小松理虔(地域活動家)
以前の映画もそうだけど、川内さんの作品を見ると、本でも映画でも、「よくそんなことを思いつくな~」「よく作品として完成するまで頑張るな~」と驚く。その発想力とあきらめない力にほれぼれしつつ、私はただ口を半開きにして見ているのだった。
―――内田春菊(漫画家)
浜通りで生きることを選んだ、
出身地や職業、国籍が違う人たちの「今」を知ろうと
川内監督が不躾に発する
「昨日の夜、何食べました?」
という遠慮も媚びもない率直な声。
全くもって痺れるセリフである。
―――ヤンヨンヒ(映画監督)
自分ではない、誰かに思いをめぐらせること。
それが、あたたかな灯し火になる。
この映画に登場する優しき人々が、そう教えてくれました。
私も、そんな風に生きたい。
―――つじあやの (ウクレレシンガーソングライター)
深くて、広くて、美しくて、やさしい映画。
国道6号線を真ん中にして暮らしている浜通りの人々の、言葉が、笑いが、涙が、息づかいが、そして歳月と季節が映されている。時に静かでゆっくりと、時にはにぎやかで力強く、何かが確実に動き出していることを、紡ぎ出されるフィルムの光のなかで予感させてくれる。ひとつひとつの風景に立ちたくなる、暮らしているみんなに会いたくなる、そして一緒にごちそうを食べたくなる。
震災から15年の春を迎えつつある今。エンドロールと未来を見つめて、福島で生きる...…、と呟きたくなった。
―――和合亮一(詩人)
映画を見ながら、あの震災の日からしばらくして、食事も喉を通らない気持ちになったときのことを思い出していた。それと、レイモンド・カーヴァーの短篇小説『ささやかだけれど、役にたつこと』。
生きていればいろいろあるけれど、それでも、まずは食べる。
食べることが新たな日常の第一歩になるから。
誰かに振る舞うのもいい。自分が作った料理を美味しそうに食べる人を見るのは小さな喜びだから。
ところで、食事の場面でときどき器の数が多い気が……。
さては監督たちも一緒に食べているな!(うらやましい!)
―――小川直人 (山形国際ドキュメンタリー映画祭「ともにある Cinema with Us 2025」プログラム・コーディネーター)
自分のために作る料理は不味いけど、人のために作る料理は不思議と美味しいです。
それは、相手を想う気持ちがそうさせるのかもしれません。
そうです。人の笑顔が見たくて作るからです。
人の笑顔が僕にとって一番「幸せ」だからです。
笑顔は生きている「証」だからです。
―――渡辺俊美(ミュージシャン)
帰還できた人も、できなかった人も、移住をしてきた人も、「あなたがいま感じていることや、ここでつくりあげた日常はとても素敵ですよ」と肯定してくれているようで、ある意味、「赦し」や「救い」を感じさせる映画ではないかと思います。
―――高橋洋充(浪江町出身 / ホームムービー提供者)
奪われた日常や土地の記憶に思いを馳せながら、福島にゆかりのある町に根付き、つどい、料理を囲んで語り合う人たちの姿がなんとも愛しい。
東日本大震災から十五年。言葉にできない複雑さをそのまま丁寧に掬い取ろうとする両監督の志が、ロッコクで生きる人々の心と響きあう。
暗闇の中の小さな灯りのような、本当に尊い作品。
作ってくれてありがとう、という気持ちでいっぱいだ。
―――江口由美(映画ライター)
2011年3月11日からしばらく、自分が何を食べていたのか、まったく思い出せない。
無力さに打ちひしがれ、音楽も聴く気になれず、映画も観なかった。
心を失い、食べ物の味も感じなかった。
あれから長い時間が過ぎた。
食べることは人をつくり、人をつなぎ、地域をつくる。
映画の中で、土地に居場所を見つけ、楽しげにキッチンに立つ人々の姿を見て、
心が少しずつ戻ってきていることを感じた。
被災地を貫く「ロッコク」という道の、ポジティブな現在地を確認できて、嬉しくなりました。
―――坂口修一郎(ミュージシャン/プロデューサー BE A GOOD NEIGHBOR Inc.)
私がこれまでに観た震災を題材にした映画は、どれもずしんと心に重く響くものでした。
でも『ロッコク・キッチン』は、クスッと笑えて、胸が温かくなって、ほろっと涙がでる。
「行ってみたい」「食べてみたい」と心が動く。
こんなふうに伝えることもできるのだと思いました。
本作は「震災」にフォーカスするのではなく、「暮らし」を記録しています。
一人ひとりの暮らしのなかに、喜びも悲しみも戸惑いも希望もあり、震災もある。
私が「被災者」と捉えていた人たちの日常を教えてくれました。
―――白石果林(ライター)
例えば、ただ車で道を走る、食べる、そんな特別でも何でもないようなシーンに突然胸がぎゅっとなることがありました。 その場面を特に意識しない人もいれば、私もまた、誰かの大切な場面に無関心でいたのかもしれません。 でも同じものを見ながらそれぞれの違う暮らしを思う。
静かに映し出される時間のなかにそっと入り込んでくる学びや発見もあり、観てよかったと思いました。 それにしても、ご飯を食べるっていいなあ。 また6号線をドライブしてメヒコに寄ってご飯を食べてアクアマリンふくしまに遊びに行きたい。
―――Tamurapan(シンガーソングライター)
劇場が虫の声で満たされた
映画の夜が劇場の暗闇と溶け合い彼方の裸電球が灯っている
ロッコク通ってあそこに行こう
夜空の黒い星が輝いている
―――番場秀一(ミュージックビデオ監督)
私が映画『ラジオ下神白』を撮影していた頃に聞いていたような話や震えるような感情とはまた全く違う形で、「そこに今いる人たちの日常」のようなものが初めて映画にうつされたこと、そこを訪ねて行こうと思われたことにすごく感動しています。
―――小森はるか(映像作家)
この映画は、キラキラしてるものとは違うもの、つまり、もう一回暗闇の中で自分たちの生き方を考えてみようよ、ということを描いたものですよね。僕は、この映画を2回見たんですが、総選挙が終わり、日本の空気が変わった中で見た時に、感じ方がガラッと変わったんですね。映画には人の善意やそれぞれの生き方を肯定するような対話が描かれているんだけど、2回目はそういう善意や価値観すらも「なに言ってんだよ」と全てを更地にするような、暴力的な空気が生まれてきたという危機感を強く感じながら見ました。だから僕は見た方がいいと思いますね、この映画を。見た人の中にきっといろんなことに想像力を広げてくれる映画だと思います。
―――金平茂紀(ジャーナリスト)
「捨てたもんじゃない」って気持ちをシェアするためにこの映画は作られたと思うなぁ。力のある作品です。大きな映画館じゃないかもしれないけど、きっとずーっと上映が続いて、たくさんの人に届くことでしょう。
―――えのきどいちろう(コラムニスト)
我々マスメディアの人間は、原発事故で避難したまま戻れない人、逆に戻った人を取材するときは、その側面でばかり見てしまうところがあって、やっぱり厳しい生活をされている、大変な思いをされているっていう視点で取材して記事にする。でも、どんな人も一つの面だけで生きているわけじゃない。この映画はご飯の話から入り、厳しい部分だけをわざわざえぐるわけでもない、そういった意味でとても珍しくユニークな映画です。そのアプローチは、とても腑に落ちるところがあって、見終わったあと僕はとても嬉しくなりました。
―――石飛徳樹(映画評論家 / 元朝日新聞記者)
面白かった〜〜〜! 東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故から15年。 福島の浜通りを題材とした映画を「面白い」と思えたことが、やはり面白い。 ああ、人と出会えた映画だったなー!と。震災直後、自分でさえ「行かない方がいい」なんて言われた福島浜通り、いや、東日本の地。でも自分は「東北に通ったこその自分」としか思えず、もし「わたしはまだ行けてない」と思うような方がいたら、15年経つ今からでも行ってみたらいいよ、と思うのです。が、その前にぜひこの映画を観れたらいいねっ!
―――小池アミイゴ (イラストレーター、画家)
震災に関してはジャーナリスティックな視点で色々な報道はされてきているんだけれど、この映画はそういうところではない部分、ただ刻一刻と過ぎ去っていく時間をきちんと見つめて、すくい上げているんだなと感じました。何かを強調するわけでもなく、こういう取材の仕方や、関わり方があるんだな、と思いながら見させていただきました。
―――石川直樹(写真家)
劇場上映スケジュール
3月4日(水)~7(土) 鹿児島ガーデンズシネマ(鹿児島県鹿児島市)
3月6日(金)〜 シモキタ- エキマエ - シネマ「K2」(東京都世田谷区)
3月13日(金)〜3月19日(木) まちポレいわき(福島県いわき市)
3月13日(金)〜3月19日(木) フォーラム福島(福島県福島市)
3月13日(金)〜3月19日(木) フォーラム仙台(宮城県仙台市)
3月14日(土)〜3月20日(金) シアターキノ(北海道札幌市)
4月2日(木)〜 CINEMA Chupki TABATA(東京都北区) ※バリアフリー版上映
4月3日(金)〜4月16日(木)シネマネコ(東京都青梅市)
4月10日(金)〜4月23日(木) 上田映劇(長野県上田市)
4月24日(金)〜5月7日(木) 出町座(京都市上京区)
4月25日(土)〜 シネ・ヌーヴォ(大阪府大阪市)
5月15日(金)〜 シネマテークたかさき(群馬県高崎市)
<その他、今後上映予定の劇場>
元町映画館(兵庫県神戸市)
Otto(埼玉県さいたま市) ※バリアフリー版上映
あまや座(茨城県那珂市)
シネ・ウインド(新潟県新潟市)
フォーラム盛岡(岩手県盛岡市)
ラジオ出演、続々決定
東日本大震災から15年目を迎える3月11日(水)に合わせて、数々のラジオ出演も決定。
3月11日には、ふくしまFMで1時間の特別番組『昨日の夜、なに食べましたかー映画「ロッコク・キッチン」をめぐってー』 が放送され、川内有緒+三好大輔共同監督、プロデューサー渡辺陽一、宮本英実が出演します。
<ラジオ出演情報>
-
3月9日(月)18:00-19:45 NHK ラジオ「Nラジ」 出演:川内有緒監督
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3月11日(水)9:00-11:00 TOKYO FM 「Blue Ocean」 出演:川内有緒監督
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3月11日(水)19:00-19:55 ふくしまFM 特別番組
『昨日の夜、なに食べましたかー映画「ロッコク・キッチン」をめぐってー』
出演:川内有緒+三好大輔共同監督、プロデューサー渡辺陽一、宮本英実
作品概要:ドキュメンタリー映画「ロッコク・キッチン」
みんな、なに食べて、どう生きてるんだろ?
原発事故から13年、
福島の国道6号線(ロッコク)を探して見つめた
温かくておいしい日常―――




2011年に発生した東日本大震災は、多くの人々の日常を奪い、福島の地に深い爪痕を残した。それから年月が経ち、福島の被災地には、帰還した住民、移住してきた人、仕事や復興のために訪れる人など、多様な背景をもつ人々が混じり合いながら新たな生活史を刻んでいる。「なにを食べるか」ということは、その人の暮らしや人生、そして記憶と深く結びついている。本作は、福島県の国道6号線(通称「ロッコク」)沿いの町で生きる3人の人物の食卓を軸に、その日常や人生を軽やかに描き出すドキュメンタリーである。
震災から13年が経った2024年、映画監督の川内有緒と三好大輔は、約1年間かけて、東京と福島を繋ぐ「ロッコク」を車で旅し、そこに暮らす人々を訪ね歩いた。 キッチンに立つ姿、料理の手ざわり、食卓で交わされる言葉 ──一人暮らしのキッチンや、大勢で囲む鍋、寒い夜のスープ。どれも震災という出来事を経た土地で育まれた「生活の色」であり、記憶であり、希望の証だ。物語の主な舞台は、東京電力福島第一原子力発電所が立地する大熊町と双葉町、今なお帰還困難区域が多く残る浪江町、そして南相馬市小高区。
本作では、地元住民の協力のもと、震災以前のホームムービー映像を収集し、映画本編に挿入した。かつての町の日常や家族の風景を映し出した映像は、震災後の再開発や解体により消えつつある「暮らしの記憶」を、次世代へ受け渡す貴重な手がかりとなっている。食を通して浮かび上がる福島の「いま」。そこに生きる人々の複雑で温かな日常を映像に刻む。キッチン越しに見えてくるのは、暮らしと記憶のアーカイブである。
監督:川内有緒 + 三好大輔
音楽:坂口恭平
撮影・録音:三好大輔
編集:川内有緒 三好大輔
スチール:一之瀬ちひろ
アニメーション制作:森下征治 森下豊子
サウンドデザイン:滝野ますみ
ドローン撮影:森下征治
ナレーション:武内優
プロデューサー:渡辺陽一 宮本英実
制作:2025年 / 制作国:日本 / 上映時間:122分
webサイト:https://rokkokukitchen.com/
YouTube:https://www.youtube.com/@rokkokukitchen
Instagram: https://www.instagram.com/rokkokukitchen/
X:https://x.com/rokkokukitchen
note :https://note.com/rokkokukitchen
配給:ロッコク・キッチン・プロジェクト事務局(株式会社植田印刷所内)
rokkokukitchen@gmail.com
2026年3月6日(金)シモキタ - エキマエ - シネマ『K2』他全国順次公開
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