信託解除という難題を乗り越えて ― FinGroup、大阪・難波の大型土地譲渡案件でFAを担当

多数当事者・複数プロセスが絡む複雑な不動産取引で、円滑なクロージングを実現

FinGroup

フィングループ株式会社(FinGroup株式会社、以下「当社」)は、大阪市中央区・難波エリアにおける土地譲渡案件において、譲渡人側のファイナンシャル・アドバイザー(FA)を務め、2026年7月15日にクロージングを完了したことをお知らせいたします。

対象不動産は信託財産として管理されていたため、通常の土地売買とは一線を画す案件でした。信託契約の終了、担保解除、所有権移転、資金決済――これらを同日中に、かつ正確な順序で一体的に実行する必要があり、高度な専門性が求められました。

当社は案件初期のスキーム設計から、関係者間の調整、実行スケジュールの策定、そしてクロージング当日の進行管理まで、一連のプロセスをFAとして一貫してサポートしました。

案件の背景:なぜ「信託解除」が難しいのか 

近年の日本の不動産市場では、国内外投資家による大型取引が増加し、信託やSPC(特別目的会社)を活用した取引スキームが広く使われています。こうしたスキームは資産管理・税務・資金調達の面で柔軟性が高い一方、いざ売買となると、通常の不動産取引以上に複雑な権利関係や、法務・金融実務への対応が必要になります。 

本案件の対象地も、信託銀行を受託者とする信託契約のもとで管理されており、単純な所有権移転だけでは取引を完結できませんでした。 

取引を成立させるには、譲渡人・譲受人に加え、信託銀行や金融機関など複数の関係者との調整が不可欠です。それぞれの実務要件を満たしたうえで、

  •  信託終了 

  • 担保解除 

  • 所有権移転 

  • 資金決済 

を、適切な順序で・同日中に実施する必要がありました。一つの工程に遅延や齟齬が生じれば、取引全体に影響が及びかねません。だからこそ、案件全体を俯瞰したスキーム設計と、精緻なプロジェクトマネジメントが不可欠だったのです。

信託解除を伴う取引に求められる専門性 

信託財産である不動産を譲渡する際には、大きく2つの選択肢があります。

 1.信託受益権を譲渡する方法 

2.信託を終了させたうえで、現物不動産として譲渡する方法

 

両者は登記・税務・契約・資金決済の実務が大きく異なるため、案件ごとに最適なスキームを見極める必要があります。 

本案件では、譲受人の取得条件や取引全体の実務負担などを総合的に検討し、信託契約を終了させて現物不動産として引き渡す方式を採用しました。これにより、信託終了・担保解除・所有権移転・資金決済を同日に完了させる必要が生じ、各工程を正確な順序で進行させることが取引成功の鍵となりました。 

このような案件では、不動産売買の知識だけでなく、金融実務・法務・登記・資金決済に関する総合的な理解と、関係者全体を束ねる調整力が求められます。当社はFAとして取引全体を俯瞰する立場からスキームを構築し、各当事者間の合意形成を支援しました。

FinGroupが提供したアドバイザリー 

本案件において当社は、単なる仲介業務にとどまらず、取引全体を統括するFAとして以下を担いました。

  •  信託解除および受益権譲渡を含めた最適な取引スキームの検討 

  • 各関係者の要件整理・調整 

  • 必要書類・契約書類の整理 

  • 実行スケジュールおよび決済フローの設計 

  • クロージング当日の進行管理 

  • 交渉から決済までのプロジェクトマネジメント 

クロスボーダー投資や大型不動産取引の増加とともに、案件は年々複雑化しています。当社は不動産・金融・資本市場にまたがる専門知識を融合させ、取引当事者それぞれの立場を踏まえたアドバイザリーを提供してまいりました。今後も、一般的な仲介では対応が難しい案件において、ストラクチャリングからクロージングまでを一貫して支援するパートナーであり続けます。

CEOコメント 

FinGroup株式会社 CEO 神月 陸見 

「本案件は、価格交渉以上に、複雑な権利関係をいかに整理し、すべての関係者が安心してクロージングを迎えられる環境を構築できるかが重要なポイントでした。信託解除を伴う不動産取引では、一つひとつの工程を着実に積み重ねることが成功の鍵となります。当社は今後も、金融と不動産の専門性を融合したファイナンシャル・アドバイザリーを通じて、日本国内のみならず海外投資家との架け橋となり、複雑化する資本市場における価値創造へ貢献してまいります。」

 

今後の展望 

FinGroupは、日本を拠点とするクロスボーダー金融サービス企業として、ファイナンシャル・アドバイザリー、IR・PRアドバイザリー、M&A支援、資本政策コンサルティングなど、多様なサービスを展開しています。 

近年では、日本国内の実物資産とグローバル資本市場を結ぶ取り組みを強化するとともに、不動産・RWA(Real World Assets)・企業資金調達といった新たな金融ソリューションの提供にも注力しています。 

今後も国内外のネットワークを活かし、日本企業・投資家の持続的な成長を支援するとともに、高度な専門性が求められる案件において、信頼されるファイナンシャル・アドバイザーとして企業価値向上に貢献してまいります。

■会社概要

FinGroupは東京に本社を置くブティック型投資銀行であり、クロスボーダー投融資およびM&Aアドバイザリーを中心に事業を展開している。投融資アドバイザリー、M&A、事業再編、戦略コンサルティングを通じて、日本の優良資産とグローバル資本を結びつけるとともに、「資金調達(Raise)・投資(Invest)・管理(Manage)・退出(Exit)」に至る全ライフサイクルをカバーするサービスを提供している。

公式サイト:https://www.fingroup.jp/

■ お問い合わせ先

FinGroup株式会社  広報担当
E-mail:marketing@fingroup.jp 

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会社概要

フィングループ株式会社

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URL
https://www.fingroup.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区虎ノ門1-13-5 VORT虎ノ門Ⅱ3F
電話番号
03-3528-8118
代表者名
神月 陸見
上場
未上場
資本金
-
設立
2022年08月