展覧会ナビゲーター・MISIAさんが来場 密教美術の圧倒的存在感と祈りへの思い語る 特別展「空海と真言の名宝」東京国立博物館で9月6日まで

MISIAさん、秘仏を前に「言葉を失うほど見惚れた」。熊本地震に思い寄せ「皆で共に祈り、助け合い、想い合って乗り越えたい」。

弘法大師生誕1250年記念 特別展「空海と真言の名宝」広報事務局

国宝《五智如来坐像》(京都・安祥寺蔵)の前で行われた取材会の様子 

 東京国立博物館では、弘法大師生誕1250年記念 特別展「空海と真言の名宝」を2026年9月6日(日)まで開催しています。

 7月30日(木)にプレス取材会が行われ、本展の展覧会ナビゲーターを務めるMISIAさんが来場しました。取材会では展示作品への感想のほか、28日(火)に発生した熊本地震にも思いを寄せ、「祈り」について思いを語りました。

会場を観覧中のMISIAさん 奥の壁面の作品は重要文化財《五大力菩薩像》(和歌山・普賢院蔵)
国宝《薬師如来坐像》(京都・仁和寺蔵)を鑑賞するMISIAさん

■「言葉を失うほど見惚れた」密教美術の圧倒的存在感

 今回初めて展覧会会場を観覧されたMISIAさん。実際に展示作品をご覧になり、「写真では分からない質感や色彩、表情や眼差しを間近で目にすることができ、非常に圧倒されるとともに感動と驚きがたくさんありました」と感想を話されました。

 拝観するのを楽しみにしていたという、日本最大級の白描図像・重要文化財《五大力菩薩像》(和歌山・普賢院蔵)と超絶彫技の秘仏・国宝《薬師如来坐像》(京都・仁和寺蔵)については、「《五大力菩薩像》はその大きさと存在感に圧倒され、足が離れてしまうほどの力強さを感じました。《薬師如来坐像》は、360度じっくり見られる機会は滅多にないので、時間を忘れて見惚れてしまいました。」と印象を語りました。
 特に印象に残った作品として、彫刻・金工・彩色などの当代一流の技術が凝縮された宮中ゆかりの仏像・重要文化財《聖観音菩薩・梵天・帝釈天立像(二間観音)》(京都・教王護国寺[東寺]蔵)と、経文の一文字ごとに仏の姿が並べて描かれた国宝《一字一仏法華経序品》(香川・善通寺蔵)を挙げ、「二間観音の緻密な技術と想いには言葉を失うほど魅了されました。一方で《一字一仏法華経序品》のような親しみやすく愛らしい作品もあり、非常に幅広い作品に触れることができました。」と話されました。

 本展の見どころの一つである「秘仏」については、「普段目にすることができない存在ですが、人々が大切に祈りを捧げて守り続けてきた静かな時間の積み重ねと存在感を感じました。美術品を見るというだけでなく、‟お会いさせていただいた”というような気持ちになりました。」と語りました。

国宝《一字一仏法華経序品》(香川・善通寺蔵)を鑑賞するMISIAさん
重要文化財 聖観音菩薩・梵天・帝釈天立像(二間観音) 鎌倉時代 13世紀 京都・教王護国寺[東寺]蔵 通期展示 画像提供:便利堂 

■音声ガイドへのこだわり「密教の世界への『架け橋』になれるように」
 本展の音声ガイドも担当したMISIAさんは、収録時に意識した点について次のように明かしました。
「私自身、音声ガイドを通じて作品の背景を知ることで見え方が大きく変わりました。同じように、初めてご覧になる方にとっても、この魅力的な世界へ入る入り口や架け橋になれるよう、分かりやすく言葉を選びながら務めさせていただきました。」

 取材会に同席した、本展担当の東京国立博物館・児島大輔研究員も「MISIAさんのとても可愛らしいお声が展覧会の世界観に非常にマッチしており、鑑賞者の心に寄り添うガイドになっています。」と語りました。

■「音楽も一つの祈り」。被災地を思い「共に祈り、意識を強くして乗り越えたい」
 昨年、NHKの音楽番組で金剛峯寺・根本大塔から愛と平和への祈りを込め歌を届けたMISIAさん。密教の聖地での歌唱を振り返り、「今も昔も、人や世界の安寧を祈る気持ちに変わりはありません。ずっと祈られてきた場所で音楽を奉納することで『音楽もまた一つの祈りなんだ』と感じました。」と話されました。

 長崎県出身のMISIAさんは、熊本で発生した地震にも触れ、丁寧に言葉を紡ぎながら被災された方々へ思いを寄せました。「それぞれ、いま自分ができることと向き合われていると思うんですけれど、どうかご無事でいてほしい、温かい想いや助けがそばにあってほしい。意識というものは行動にも繋がっていくものだと思いますので、皆で共に祈り、意識を強くして、助け合い、想い合って乗り越えていこうという気持ちになります。」

■来場者へメッセージ「自分と向き合う、静かな時間が訪れます」

 最後に、本展へ来場される方々へ向けては、「ここに来ていただいて見るだけで、色々と感じるものがあると思います。展示空間で自分自身と向き合ったり、忙しい日々のなかで静かな時間を過ごしていただけたらと思います。詳しい知識がない方でもこの世界に触れやすくなるよう、心を込めて音声ガイドを務めさせていただきました。皆様の静かで豊かな時間のお手伝いができていれば幸いです。ぜひ会場に足を運んで、この世界に触れてみてください。」とメッセージをいただきました。

〈MISIAさん プロフィール〉

1998年デビュー。「Everything」「アイノカタチ」など数多くのヒット曲を持つ国民的歌手。東京オリンピック開会式では日本国歌を独唱。大阪・関西万博では、日本のナショナルデー「ジャパンデー」の「公式式典・公式催事」のプログラムの一環としてスペシャルライヴを開催。社会貢献活動にも積極的で、長年にわたって国内の子どもたちのサポートやアフリカの子どもたちの教育支援などにも従事している。

【展覧会概要】

2023年に真言宗の宗祖・弘法大師空海の生誕1250年を迎えたのを記念し、真言宗十八本山および関係寺院が所蔵する国宝15件・重要文化財60件を含む寺宝、八十八件が一堂に会します。

真言宗最高の儀式とも言われる後七日御修法に関わる寺宝や、普段は目にすることのできない各地の秘仏9件11体の特別公開など、空海ゆかりの名宝や密教美術、密教図像を通して、空海の教えが日本全国に広く浸透し、その教えを守り伝え続けた1200年もの長きにわたる歴史を実感できる展覧会です。

展覧会名|弘法大師生誕1250年記念 特別展「空海と真言の名宝」

会期|2026年7月14日(火)~9月6日(日)*会期中、一部作品の展示替えを行います

   【前期展示】7月14日(火)~8月9日(日)

   【後期展示】8月11日(火)~9月6日(日)

   *8月10日(月)は東京国立博物館の東博コレクション展(平常展)は開館ですが、

    本展は閉室しております。

   *8月31日(月)は開館するのは本展のみとなります。

    東博コレクション展(平常展)はご覧いただけません。

    また館内の他施設もご利用いただけませんので予めご了承ください。

会場|東京国立博物館 平成館

開館時間|午前9時30分~午後5時 *毎週金・土曜日は午後8時まで *入館は閉館の30分前まで

休館日|月曜日(ただし、8月31日(月)は開館)

主催|東京国立博物館、真言宗各派総大本山会、読売新聞社、NHK、NHKプロモーション

展覧会サイト|https://tsumugu.yomiuri.co.jp/kukai2026/

展覧会公式X・Instagram|@shingon2026

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業種
サービス業
本社所在地
東京都渋谷区桜丘町9-8 KN渋谷3ビル4F
電話番号
-
代表者名
小林 正浩
上場
未上場
資本金
-
設立
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