サクラクオリティマネジメント、日本に本社を置く認証機関として 初めて「GSTC認定認証機関」に正式認定
株式会社サクラクオリティマネジメント(本社:東京都千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテル内515号室、代表取締役:北村剛史、以下「当社」)は、2026年8月24日付で、GSTC(Global Sustainable Tourism Council/グローバル・サステナブル・ツーリズム協議会)の「GSTC認定認証機関」としてのステータスを取得しました。認定範囲は、GSTC承認基準である「Sakura Quality An ESG Practice v.1」に基づくホテル/宿泊施設の認証で、地理的範囲は日本です。当社は、ホテル/宿泊施設分野においてGSTC認定を取得した、日本に本社を置く初の認証機関です※1。
今回の認定により、日本の宿泊施設にとって、GSTCの国際的な認定制度のもとで、日本語による審査を受ける新たな選択肢が加わります。
当社は今後、「Sakura Quality An ESG Practice」を認証の参照基準として用い、日本の法制度、商慣行、地域特性および宿泊施設の実情を踏まえながら、GSTC Certificationを提供してまいります。これにより、日本の宿泊施設が、国際的に認められたベストプラクティスに沿った信頼性の高いサステナビリティ認証を取得する機会の一層の拡大を目指します。
2022年の「基準承認」から、2026年の「認証機関認定」へ
当社が運営する「Sakura Quality An ESG Practice Standard」は、2022年3月24日付でGSTCより「GSTC承認基準(GSTC-Recognized Standard)」として承認されました※2。
2022年の「基準承認」は、認証に用いる基準そのものが適用されるGSTCのサステナビリティ要求事項である「GSTC Hotel Standard Version 3」と整合していることを確認するものです。
一方、今回の「認証機関認定」は、その基準を用いて実際に審査を行い、認証を決定する組織および仕組みが、GSTCの認定要求事項に適合していることを確認するものです※3。
今回の認定にあたっては、認証基準そのものだけでなく、
・認証体制および審査手順
・公平性、独立性および透明性の確保
・審査員等の力量管理
・認証決定の仕組み
・苦情・異議申立てへの対応
・認証の維持、停止および取消しに関する仕組み
など、認証機関としての組織および運営体制について、一連の審査を受けました。
当社は2022年の基準承認以降、認証規則、審査手順、審査員等の力量管理、公平性および独立性の確保、認証決定、苦情・異議申立てへの対応など、認証機関として必要な体制の整備を進めてまいりました。
同時に、宿泊事業者、自治体、観光圏、DMO(観光地域づくり法人)、有識者、審査員をはじめとする多くの関係者との対話を重ね、実際の審査・検証活動および継続的な内部レビューを通じて、当社の基準と認証制度の双方を着実に改善してまいりました。
基準承認から4年余りを経て実現した今回の認定は、当社にとって大きな節目であると同時に、認証機関としてさらに重い責任を担う新たな出発点であると考えています。
代表取締役 北村剛史 コメント
当社は2012年3月の設立以来、宿泊施設の品質、安全・安心、持続可能性を客観的に見える化し、その価値を社会へ正しく伝えることを目指してまいりました。
宿泊施設は、単に旅行者が泊まる場所ではありません。
地域の文化や魅力を伝える玄関口であり、雇用を生み、地域産業を支え、人と人との交流を育む、観光市場の重要な基盤です。
だからこそ、その持続可能性を評価する認証機関には、高い専門性だけでなく、公平性、独立性、透明性、そして何より誠実さが求められると考えています。
今回の認定は、当社にとって大きな節目です。しかし、使命の完了を意味するものではありません。むしろ、ここからが本当の始まりです。
私たちは、認証を取得しようとする事業者の皆様との対話を大切にしながらも、認証の判断において妥協することなく、客観的な証拠に基づき、一件一件の審査に向き合ってまいります。
認証を多く発行することよりも、一つ一つの認証が社会から長く信頼されること。
それこそが、私たちの変わらぬ姿勢です。
認証を取得された宿泊施設の努力が、旅行者、旅行会社、企業、地域社会をはじめとする国内外の関係者から正当に評価され、その評価が施設の成長と地域の持続的な発展につながっていく。
そのような「信頼の循環」を、一つ一つ丁寧に築いてまいります。
当社が目指す「誠実な認証」
持続可能性は、理念や宣言を掲げるだけで実現できるものではありません。
環境負荷の低減、地域経済への貢献、従業員の尊重、文化の保全、安全・安心の確保、適切な組織運営などの取り組みが、日々の事業活動の中で具体的かつ継続的に実施され、その状況を客観的な証拠によって確認できることが重要です。
当社は、事業者の規模、知名度、ブランド、資本関係などによって判断を変えることなく、定められた基準と客観的な証拠に基づき、公平に審査と認証決定を行います。
基準への適合が確認できない場合には、必要な是正が完了するまで認証を行いません。また、認証後に重大な問題が確認された場合には、定められた手続に従い、認証の停止または取消しを含む適切な対応を行います。
こうした厳格さは、事業者を排除するためのものではありません。
認証を取得した宿泊施設の努力と価値を守り、旅行者や地域社会が、その認証を安心して信頼できる状態を維持するためのものです。
・厳格でありながら、現場に寄り添うこと
・公平でありながら、対話を大切にすること
・制度の拡大よりも、認証の信頼を優先すること
それが、当社の考える「誠実な認証」です。
今後の取り組み
当社は、今回の認定を新たな出発点と位置付け、今後も以下の取り組みを継続してまいります。
・審査員および認証決定者の継続的な教育と力量向上
・公平性、独立性および透明性を確保した制度運営
・認証取得後の継続的な確認と適切な認証管理
・国内外のGSTC認定認証機関をはじめとする関係者との対話および連携
・認証がもたらす環境・社会・経済面の成果の検証と可視化
・宿泊施設および地域の実情を踏まえた制度の継続的な改善
私たちは、認証制度を運営する者として、自らも学び、検証し、改善し続ける存在でありたいと考えています。
一つ一つの審査を、丁寧に。
一つ一つの判断を、公平に。
一つ一つの認証に、責任を持って。
当社はこれからも、誠実な認証制度の運営を通じて、宿泊施設と地域、そして日本の観光市場の持続的な発展に貢献してまいります。
「Sakura Quality An ESG Practice」について
「Sakura Quality An ESG Practice」は、宿泊施設における持続可能性への取り組みを客観的に評価する認証プログラムです。
持続可能な経営、地域社会および地域経済への貢献、文化の保全、環境負荷の低減、安全・安心、感染症対策、組織理念など、日本の宿泊市場において重要と考えられる視点を含め、宿泊施設の取り組みを総合的に確認します。
本プログラムは、認証取得そのものを最終目的とするのではなく、審査と継続的な改善を通じて、宿泊施設が地域とともに成長し続けることを重視しています。
2026年8月現在、全国約260施設が本プログラムに参加しています※4。
なお、本プログラムへの参加または従来制度に基づく認証の取得をもって、直ちにGSTC認定下の認証へ移行するものではありません。
GSTC認定下における認証は、認定日、認定範囲および当社所定の移行手続に基づき、必要な審査を経たうえで実施します。対象施設には、移行手続および必要な審査内容を個別にご案内いたします。
株式会社サクラクオリティマネジメントについて
株式会社サクラクオリティマネジメントは、2011年4月に「サクラクオリティ」の制度構想および認証プログラムの開発に着手し、2012年3月に設立されました。
以来、観光圏、DMO(観光地域づくり法人)、自治体、宿泊事業者などと連携し、共同品質認証「サクラクオリティ」の普及、宿泊施設向け品質向上プログラムの開発、感染症拡大防止対策、持続可能な観光認証などを通じて、日本の観光市場の発展に取り組んでまいりました。
会社概要
会社名:株式会社サクラクオリティマネジメント
英文社名:Sakura Quality Management Co., Ltd.
所在地:東京都千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテル内515号室
代表者:代表取締役 北村 剛史(不動産鑑定士・CRE・MAI・FRICS)
設立:2012年3月
事業内容:宿泊施設の品質向上プログラムの開発・普及、持続可能な観光認証、調査・研究、研修等
ウェブサイト:https://sakuraqm.co.jp/
本件に関するお問い合わせ先
株式会社サクラクオリティマネジメント
広報担当:佐竹 美樹
お問い合わせフォーム:https://sakuraqm.co.jp/contact/
ウェブサイト:https://sakuraqm.co.jp/
注記
※1 「日本に本社を置く認証機関として初」は、当社調べ(2026年8月24日現在)に基づきます。海外に本拠を置き、日本国内でも認証サービスを提供するGSTC認定認証機関は複数存在します。正式な認定日、認定範囲その他の情報については、GSTCが公表する情報および当社ウェブサイトをご確認ください。
GSTC認定認証機関一覧:
https://www.gstc.org/accreditation/gstc-accredited-certification-bodies/
※2 「Sakura Quality An ESG Practice Standard」は、GSTC Industry Criteria v3.0と同等の「GSTC承認基準(GSTC-Recognized Standard)」として、GSTCが当社に発行した正式文書に記載のとおり、2022年3月24日付で承認されました。
GSTC公式発表:
https://www.gstc.org/sakura-quality-an-esg-practice-standard-gstc-recognized/
※3 GSTCでは、認証に用いる基準そのものが適用されるGSTC Standardと整合していることについての「承認」と、その基準を用いて認証を実施する認証機関の組織および仕組みに対する「認定」とを区別しています。
GSTC公式説明:
https://www.gstc.org/certification/accreditation-certification-recognition/
※4 記載の参加施設数は、2026年8月現在の当社集計によります。
※ 本文中の「GSTC認定下の認証」とは、GSTC認定認証機関が、その認定範囲内で実施する認証を指します。
すべての画像