臓器提供の意思表示に関する意識調査
日本臓器移植ネットワーク(本部：〒108-0022東京都港区、理事長：門田 守人)は、2016年3月14日～16日において10 代～60 代の男女3,000 人を対象に「臓器提供の意思表示に関する意識調査」を実施いたしました。
2016年7月17日で改正臓器移植法施行から6年を迎えました。
改正臓器移植法の施行後約6年間に、脳死で臓器を提供された方は、306名で、そのうち約74％の方がご家族の承諾による提供でした（2016年8月12日現在）。
日本臓器移植ネットワーク(本部：〒108-0022東京都港区、理事長：門田 守人)は、2016年3月14日～16日において10 代～60 代の男女3,000 人を対象に「臓器提供の意思表示に関する意識調査」を実施いたしました。調査結果の詳細は以下のとおりです。
今回の調査結果から、意思表示欄の設置は運転免許証で約75％、健康保険証で約60％まで進んでおり、運転免許証で意思表示欄がある方の約19％、健康保険証で意思表示欄がある方の約18％が意思を表示していました。
意思表示カードや運転免許証、健康保険証での意思表示率は、全体の10.3％～11.2％でした。
■調査結果詳細*以下文中( )内数字は昨年度調査結果
http://www.jotnw.or.jp/file_lib/pc/press_pdf/2016812press.pdf
＜概要＞
○臓器提供意思表示カードの認知率は68.0％（73.9％）でした。
○臓器提供意思表示カードの所持率は22.8％(20.7％)、記入率は11.1％(11.6％)でした。
○運転免許証の所持率は72.7％(81.0％)で、そのうち裏面に意思表示欄がある免許証は75.0％(70.2％)でした。意思表示欄がある免許証を持っていて意思表示をしている人は18.9％（16.2％）で、全体の10.3％(9.2％)でした。
○裏面に意思表示欄がある健康保険証所持率は61.1％(59.8％)でした。意思表示欄がある保険証を持っていて、意思表示をしている人は18.3％（16.9％）で、全体の11.2％（10.1％）でした。
○インターネットによる意思登録の認知率は9.9％(7.5％)で、インターネットで意思を登録している方は全体の1.9％(1.2％)でした。
○意思表示をしている、あるいはしてみたいと考える方は40.6％（44.3％）で、その90.6％（91.9％）が脳死後あるいは心臓が停止した死後に提供しても良いと考えており、提供したくない方の9.4％（8.1％）を大きく上回っていました。
意思表示をしたいとは思わない・わからない方の主な理由は、意思表示に抵抗がある：38.6％（40.4％）、自分の意思がわからない：37.4％（39.0％）、家族が反対しそう：23.0％（22.6％）でした。
○臓器提供について家族と話し合ったことがある方は、26.3％（28.4％）で、家族の意見として、理解していたと答えた方は52.6％（56.0％）でした。
※集計・分析結果を読む際の注意点
【n】は「number of case」の略で、構成比算出の分母を示しています。
【MT】は「Multiple Tptal」の略で、複数回答の回答合計数を示しています。
調査結果は、端数処理のため構成比の合計が100％にならない場合があります。
■調査内容
Q1：「臓器提供意思表示カード」の存在を知っていますか。
Q2：「臓器提供意思表示カード」で意思表示していますか。
Q3-1：意思表示の方法【運転免許証の裏面への記入】
Q3-2：意思表示の方法【健康保険証の裏面への記入】
Q3-3：意思表示の方法【インターネットによる意思の登録】
Q4：「臓器提供意思表示」についてお知らせください。
Q5：臓器提供についてどのように考えていますか。
Q6：意思表示をしたいとは思わない、または、わからない理由を以下の中からお知らせください。
Q7：臓器提供について、家族と話しをしたことがありますか。
Q8：臓器提供について家族と話しをした際に、家族はどのような意見でしたか。
Q9：臓器移植医療に関する情報を十分得ていると思いますか。
■調査結果
Q1：「臓器提供意思表示カード」の存在を知っていますか。
「「臓器提供意思表示カード」の存在を知っていますか」の質問に対して、「知っている」68.0％、「知らない」
32.0％という回答結果となった。
Q2：「臓器提供意思表示カード」で意思表示していますか。
「臓器提供意思表示カードで意思表示していますか」の質問に対して、「カードを持っているので、意思表示している」11.1％、「カードは持っているが、意思表示していない」11.7％、「カードを持っていない」77.2％という回答結果となった。
Q3-1：意思表示の方法【運転免許証の裏面への記入】
「意思表示の方法【運転免許証の裏面への記入】」に関する質問に対して、「意思表示欄があるので、記入している」10.3％、「意思表示欄があるが、記入していない」44.2％、「意思表示欄がない」18.3％、「免許証を持っていない」27.3％、という回答結果となった。
Q3-2：意思表示の方法【健康保険証の裏面への記入】
「意思表示の方法【健康保険証の裏面への記入】」に関する質問に対して、「意思表示欄があるので、記入している」11.2％、「意思表示欄があるが、記入していない」49.9％、「意思表示欄がない」38.9％、という回答結果となった。
Q3-3：意思表示の方法【インターネットによる意思の登録】
「意思表示の方法【インターネットによる意思の登録】」に関する質問に対して、「登録しているので知っている」1.9％、「登録していないが、知っている」8.0％、「知らなかった」90.1％、という回答結果となった。ｐ
Q4：「臓器提供意思表示」についてお知らせください。
「臓器提供意思表示についてお知らせください」の質問に対して、「既に意思表示をしている」13.6％、「意思表示をしてみたい」27.0％、「意思表示をしたいとは思わない」24.4％、「わからない」35.0％という回答結果となった。
Q5：臓器提供についてどのように考えていますか。
【Q4で「既に意思表示をしている」「意思表示をしてみたい」と回答した方対象】
「臓器提供についてどのように考えていますか」の質問に対して、「脳死後でも心臓が停止した死後でも提供しても良い」63.4％、「心臓が停止した死後のみ提供しても良い」27.2％、「提供したくない」9.4％という回答結果となった。
Q6：意思表示をしたいとは思わない、または、わからない理由を以下の中からお知らせください。
【Q4で「意思表示をしたいとは思わない」「わからない」と回答した方対象(複数回答可)】
「意思表示をしたいとは思わない、または、わからない理由を以下の中からお知らせください」の質問に対して、「自分の意思がわからない」37.4％、「意思表示の方法がよくわからない」7.9％、「臓器提供意思表示に対して抵抗がある」38.6％、「家族が反対しそう」23.0％、「その他」4.9％、という回答結果となった。
Q7：臓器提供について、家族と話しをしたことがありますか。
「臓器提供について、家族と話しをしたことがありますか」の質問に対して、「今まで1度でもある」26.3％、「今まで1度もない」73.7％、という回答結果となった。
Q8：臓器提供について家族と話しをした際に、家族はどのような意見でしたか。
【Q7で「今まで１度でもある」と回答した方対象】
「臓器提供について家族で話しをした際に、家族はどのような意見でしたか」の質問に対して、「理解している」52.6％、「反対」19.3％、「わからない」28.1％という回答結果となった。
Q9：臓器移植医療に関する情報を十分得ていると思いますか。
「臓器移植医療に関する情報を十分得ていると思いますか」の質問に対して、「そう思う」3.9％、「どちらかというとそう思う」14.5％、「あまりそう思わない」51.7％、「そう思わない」30.0％という回答結果となった。
■調査概要
調査機関 ：株式会社クロス・マーケティング
調査手法：インターネット
エリア：全国
調査期間 ：2016年3月14日～3月16日
有効回答者数：3,000人
回答者の属性：10代500人、20代500人、30代500人、40代500人、50代500人、60代500人
男女内訳 ：男性1,500人 女性1,500人
【本プレスリリースに関するお問い合わせ先】
公益社団法人 日本臓器移植ネットワーク
Tel:03-5446-8802(平日9:00〜17:30)
http://www.jotnw.or.jp
改正臓器移植法の施行後約6年間に、脳死で臓器を提供された方は、306名で、そのうち約74％の方がご家族の承諾による提供でした（2016年8月12日現在）。
日本臓器移植ネットワーク(本部：〒108-0022東京都港区、理事長：門田 守人)は、2016年3月14日～16日において10 代～60 代の男女3,000 人を対象に「臓器提供の意思表示に関する意識調査」を実施いたしました。調査結果の詳細は以下のとおりです。
今回の調査結果から、意思表示欄の設置は運転免許証で約75％、健康保険証で約60％まで進んでおり、運転免許証で意思表示欄がある方の約19％、健康保険証で意思表示欄がある方の約18％が意思を表示していました。
意思表示カードや運転免許証、健康保険証での意思表示率は、全体の10.3％～11.2％でした。
■調査結果詳細*以下文中( )内数字は昨年度調査結果
http://www.jotnw.or.jp/file_lib/pc/press_pdf/2016812press.pdf
＜概要＞
○臓器提供意思表示カードの認知率は68.0％（73.9％）でした。
○臓器提供意思表示カードの所持率は22.8％(20.7％)、記入率は11.1％(11.6％)でした。
○運転免許証の所持率は72.7％(81.0％)で、そのうち裏面に意思表示欄がある免許証は75.0％(70.2％)でした。意思表示欄がある免許証を持っていて意思表示をしている人は18.9％（16.2％）で、全体の10.3％(9.2％)でした。
○裏面に意思表示欄がある健康保険証所持率は61.1％(59.8％)でした。意思表示欄がある保険証を持っていて、意思表示をしている人は18.3％（16.9％）で、全体の11.2％（10.1％）でした。
○インターネットによる意思登録の認知率は9.9％(7.5％)で、インターネットで意思を登録している方は全体の1.9％(1.2％)でした。
○意思表示をしている、あるいはしてみたいと考える方は40.6％（44.3％）で、その90.6％（91.9％）が脳死後あるいは心臓が停止した死後に提供しても良いと考えており、提供したくない方の9.4％（8.1％）を大きく上回っていました。
意思表示をしたいとは思わない・わからない方の主な理由は、意思表示に抵抗がある：38.6％（40.4％）、自分の意思がわからない：37.4％（39.0％）、家族が反対しそう：23.0％（22.6％）でした。
○臓器提供について家族と話し合ったことがある方は、26.3％（28.4％）で、家族の意見として、理解していたと答えた方は52.6％（56.0％）でした。
※集計・分析結果を読む際の注意点
【n】は「number of case」の略で、構成比算出の分母を示しています。
【MT】は「Multiple Tptal」の略で、複数回答の回答合計数を示しています。
調査結果は、端数処理のため構成比の合計が100％にならない場合があります。
■調査内容
Q1：「臓器提供意思表示カード」の存在を知っていますか。
Q2：「臓器提供意思表示カード」で意思表示していますか。
Q3-1：意思表示の方法【運転免許証の裏面への記入】
Q3-2：意思表示の方法【健康保険証の裏面への記入】
Q3-3：意思表示の方法【インターネットによる意思の登録】
Q4：「臓器提供意思表示」についてお知らせください。
Q5：臓器提供についてどのように考えていますか。
Q6：意思表示をしたいとは思わない、または、わからない理由を以下の中からお知らせください。
Q7：臓器提供について、家族と話しをしたことがありますか。
Q8：臓器提供について家族と話しをした際に、家族はどのような意見でしたか。
Q9：臓器移植医療に関する情報を十分得ていると思いますか。
■調査結果
Q1：「臓器提供意思表示カード」の存在を知っていますか。
「「臓器提供意思表示カード」の存在を知っていますか」の質問に対して、「知っている」68.0％、「知らない」
32.0％という回答結果となった。
Q2：「臓器提供意思表示カード」で意思表示していますか。
「臓器提供意思表示カードで意思表示していますか」の質問に対して、「カードを持っているので、意思表示している」11.1％、「カードは持っているが、意思表示していない」11.7％、「カードを持っていない」77.2％という回答結果となった。
Q3-1：意思表示の方法【運転免許証の裏面への記入】
「意思表示の方法【運転免許証の裏面への記入】」に関する質問に対して、「意思表示欄があるので、記入している」10.3％、「意思表示欄があるが、記入していない」44.2％、「意思表示欄がない」18.3％、「免許証を持っていない」27.3％、という回答結果となった。
Q3-2：意思表示の方法【健康保険証の裏面への記入】
「意思表示の方法【健康保険証の裏面への記入】」に関する質問に対して、「意思表示欄があるので、記入している」11.2％、「意思表示欄があるが、記入していない」49.9％、「意思表示欄がない」38.9％、という回答結果となった。
Q3-3：意思表示の方法【インターネットによる意思の登録】
「意思表示の方法【インターネットによる意思の登録】」に関する質問に対して、「登録しているので知っている」1.9％、「登録していないが、知っている」8.0％、「知らなかった」90.1％、という回答結果となった。ｐ
Q4：「臓器提供意思表示」についてお知らせください。
「臓器提供意思表示についてお知らせください」の質問に対して、「既に意思表示をしている」13.6％、「意思表示をしてみたい」27.0％、「意思表示をしたいとは思わない」24.4％、「わからない」35.0％という回答結果となった。
Q5：臓器提供についてどのように考えていますか。
【Q4で「既に意思表示をしている」「意思表示をしてみたい」と回答した方対象】
「臓器提供についてどのように考えていますか」の質問に対して、「脳死後でも心臓が停止した死後でも提供しても良い」63.4％、「心臓が停止した死後のみ提供しても良い」27.2％、「提供したくない」9.4％という回答結果となった。
Q6：意思表示をしたいとは思わない、または、わからない理由を以下の中からお知らせください。
【Q4で「意思表示をしたいとは思わない」「わからない」と回答した方対象(複数回答可)】
「意思表示をしたいとは思わない、または、わからない理由を以下の中からお知らせください」の質問に対して、「自分の意思がわからない」37.4％、「意思表示の方法がよくわからない」7.9％、「臓器提供意思表示に対して抵抗がある」38.6％、「家族が反対しそう」23.0％、「その他」4.9％、という回答結果となった。
Q7：臓器提供について、家族と話しをしたことがありますか。
「臓器提供について、家族と話しをしたことがありますか」の質問に対して、「今まで1度でもある」26.3％、「今まで1度もない」73.7％、という回答結果となった。
Q8：臓器提供について家族と話しをした際に、家族はどのような意見でしたか。
【Q7で「今まで１度でもある」と回答した方対象】
「臓器提供について家族で話しをした際に、家族はどのような意見でしたか」の質問に対して、「理解している」52.6％、「反対」19.3％、「わからない」28.1％という回答結果となった。
Q9：臓器移植医療に関する情報を十分得ていると思いますか。
「臓器移植医療に関する情報を十分得ていると思いますか」の質問に対して、「そう思う」3.9％、「どちらかというとそう思う」14.5％、「あまりそう思わない」51.7％、「そう思わない」30.0％という回答結果となった。
■調査概要
調査機関 ：株式会社クロス・マーケティング
調査手法：インターネット
エリア：全国
調査期間 ：2016年3月14日～3月16日
有効回答者数：3,000人
回答者の属性：10代500人、20代500人、30代500人、40代500人、50代500人、60代500人
男女内訳 ：男性1,500人 女性1,500人
【本プレスリリースに関するお問い合わせ先】
公益社団法人 日本臓器移植ネットワーク
Tel:03-5446-8802(平日9:00〜17:30)
http://www.jotnw.or.jp
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