アプリゲーム、「リネージュM」 vs 「リネージュ2 レボリューション」分析

モバイルインデックスでリネージュシリーズ分析データ提供

株式会社IGAWorks

韓国で「IPモンスターゲーム」と呼ばれている、「リネージュM」と「リネージュ2 レボリューション」の事前予約プロモーションからランチング1ヶ月までの記録を表でまとめてみました。


リネージュM」の場合、 事前予約が始まってから約8時間で100万名のユーザーが登録しました。その後、約53日で500万名のユーザーが登録、 最終的な事前予約したユーザーは約550万名でした。比べて「リネージュ2 レボリューション」の場合は事前予約プロモーション期間自体が長ったので、25万名達成に約7日、300万名達成には約3ヶ月ほどかかりました。

 

発売された当日の売上の場合、「リネージュM」が約75億ウォン、「リネージュ2 レボリューション」が約63億ウォンで推定されます。一日の最高額は「リネージュM」が2017年7月1日に記録した102億ウォン、「リネージュ2 レボリューション」は2017年1月1日に記録した92億ウォンだと推定されます。又、発売から30日までの累積売上は「リネージュM」が2,256億ウォン、「リネージュ2 レボリューション」が1,546億ウォンで推定されました。(モバイルインデックスで算出したグーグルストアのみの売上推定値です)


* Ncsoftで発表された内容によると「リネージュM」の発売された当日の売上は107億ウォン、売上の最高額は130億ウォンでした。この数字はiOSとグーグルを合わせたものです。
* Netmarbleで発表された内容によると「リネージュM」の発売された当日の売上は79億ウォン、売上の最高額は116億ウォン、一月の累積売上は2,060億ウォンでした。この数字はiOSとグーグルを合わせたものです。


これからは「リネージュM」の発売日からの運営方法と「リネージュ2 レボリューション」が「リネージュM」の発売日前後の運営方法を比べてみます。

- 「リネージュM」の運営方法 (2017.06.21~2017.07.20)


「リネージュM」の発売日から30日までのイベントを見てみますと、ゲーム接続を目的としたイベントが一番多くありました。続いてゲームプレイとインゲイジメントの強化、売上に関するイベント順でした。一般的には新作アプリゲームではユーザー継続率(Retention Rate)の為に接続とゲームプレイが圧倒的に多い方ですが、「リネージュM」は売上に関するイベントが新作ゲームとしてはかなり高い13%を示していることを確認できます。

大体のイベントはゲーム内で参加する形でしたが、「その他」に関するイベントか多かったことも確認できます。このイベントたちは携帯で決済するイベントやコンビニとマートなどで購入可能なプレゼントカードに関するイベントと LineageMクレジットカードの発行などのイベントで構成されておりました。


「リネージュM」の一日のイベントの数は最大17個、平均的には12.6個でした。これまで長い間、韓国マーケットのトップセールスに入っているゲームを比べて見ても、イベントの数は多くない方です。

種類を見ますと、発売日から3日までは接続に関するイベントをメインに、その後の一週間はゲームプレイに関るイベントをメインとして運営し、ユーザー継続率(Retention Rate)に集中した運営方法をとったことが確認できます。現在はインゲイジメントの強化と売上に関するイベントを強化して、課金プレイヤーを満足させる形で運営されております。


「リネージュM」は新作ゲームでしたが、アップデートが多い方でした。中でも特に多かったのはメンテナンス関連です。その理由は予想以上のプレイヤーが接続してサーバーがダウンされたからです。

その他にアップデートの中で注目するべきものは、発売日のその次の日である6月22日に多くのアップデートが行ったことです。発売日の経験値の追加獲得およびアイテム獲得に関する「アインハザード」に対して多くのプレイヤーから不満の声が出て、その翌日にすぐプレイヤーの声を反映して「アインハザード」に関する数値の調整、一部のアイテムの価格調整、制限時間の調整、NPCの数と登録速度、アイテムの確率と難易度を変更など大規模なアップデートが進行されました。


― 「リネージュ2 レボリューション」の運営方法


「リネージュ2 レボリューション」は「リネージュM」の発売日前後に変わった運営方法も見せいました。まず、「リネージュM」の発売日を基準としてイベントの数が伸びました。イベントの目的を見てみますと、平均的約10%内で進行していた売上に関するイベントがなくなったことが確認できます。代わって、接続とゲームプレイに関するイベントを強化したことが確認できます。

詳しく見てみますと、「リネージュM」の発売日から11日間、毎日、接続するとレットダイヤと特定のスキルページ、Rランチング特性の石などを与えるイベントを進行しました。又、プレイヤーのレベルと接続日によって補償あげるなどのイベントも進行しました。これらのイベントを通して「リネージュM」へプレイヤー離脱を防ぐための運営方法をしたことが確認できます。


「リネージュ2 レボリューション」はアップデートにもコンテンツ追加、バランス修正などの少し変化がありました。コンテンツ追加には特殊なダンジョン(装備ダンジョン、経験値ダンジョン、召喚石ダンジョン、血盟ダンジョン)の新規難易度の追加などがありました。既存のプレイヤーが楽しめることを追加してユーザー継続率(Retention Rate)を維持するためだと判断されます。

追加的に7月17日には大きなアップデートが進行されました。その中でも新たな取引所のアップデートが目立ちました。「リネージュM」は年齢別にバージョンを区別して取引所を管理しましたが、「リネージュ2 レボリューション」はそのまま15歳バージョンだけで維持しながら、新規財貨である「グリンダイヤ」で取引所で取引できる形で変更しました。二つのゲームの取引所の変更は逆の形を取っており、これからどのゲームの運営方法が効果的なのか注目するところです。
 

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