『駐在妻の再就職アンケート』調査を実施 配偶者の海外転勤によりキャリアを中断した女性が直面する労働環境の課題が明らかに 企業は多様な採用基準と勤務形態の整備を
正社員雇用比率は78%→再就職後は29%まで減少 パート・アルバイトが最多層になり、待遇も下がるケースが多い
配偶者の転勤により海外に住む「駐在妻」のための情報・交流サイト『駐妻カフェ』を運営する、グローバルライフデザイン(東京都大田区、代表:飯沼ミチエ)は、「駐在妻の再就職」に関するアンケート調査を実施しました。
【調査概要】
【調査結果のポイント】
・配偶者の海外赴任同行により離職期間(以下、本文中ではブランクと記載)が生じ、年齢に即した実務経験を積むことが難しく、再就職市場ではハンディキャップを負わざるをえない
・再就職にあたって駐在妻が感じる主な課題は「ブランク」「年齢」「育児との両立」「(配偶者の人事異動等により)今後の見通しが不透明」
・保育所の確保・家庭との両立が再就職にあたって大きな壁に
・仕事選びの基準として、最も重視するのは「働き方の柔軟性」
・正社員雇用比率は78%→再就職後は29%まで減少、パート・アルバイトが最多層になり、待遇も下がるケースが多い
【回答者の属性および再就職時の状況について】
回答者の属性として、再就職時の年齢が30代後半〜40代前半と答えた方が約60%と過半数を占めました。一方、アンケート回答者のそれまでの実務経験年数は10年未満が58.8%という結果でした。多くの駐在妻は、30代後半~40代前半というキャリア形成において重要な時期にブランクが生じることで、年齢相応の実務経験年数を積みにくいことが分かります。
【再就職活動について】
再就職活動をする上で感じた不安・不満・課題については、「ブランクの長さ」「育児との両立」「年齢」「保育所確保」と続いています。育児関連の声を上げる方が多く、「保育所の確保が再就職活動よりも大変だった」というコメントもありました。また配偶者の人事異動がどうなるか分からないといった「今後の見通しが不透明」であることも、多くの方が課題として挙げています。再就職先を決める上で重視する点として「働き方の柔軟性」を挙げる声が最多となったのは、このような家庭状況が背景にあると考えられます。
【前職と再就職先の比較】
雇用形態における大きな変化は正社員比率の低下です。前職で78%の方が正社員として雇用されていたのに対し、再就職先では正社員比率が29%まで低下しています。再就職先では70%以上が非正規雇用、中でもパート・アルバイトが31.9%で最多層という結果になりました。
再就職後は待遇が悪くなるケースがほとんどという結果でした。中でも特徴的なのは月収10万円未満が3.5%から約30%にまで増えている点です。これはパート・アルバイトでの雇用が31.9%まで増加したという、雇用形態の変化が反映されていることが伺えます。
採用にあたって評価されたと思われる点については、「過去の実務経験・キャリア実績」を挙げる方が圧倒的に多い結果となりました。年齢相応の実務経験を積みにくい駐在妻が不利に置かれてしまう実態がわかります。
【駐在妻の再就職アンケート結果を踏まえた提言】
<駐在妻側への提言>
・ブランクを抱えながらも評価される人材となる為に何をしていくべきか、戦略的に考え、自ら行動を起こしていく
・雇用形態や企業規模にとらわれず、自分のキャリアビジョンに向かってまずはファーストステップを踏み、経験値を積む
<企業側への提言>
・ライフイベントの変化でキャリアの中断を受け入れざるを得なかった女性に対して、「年齢=キャリア年数」といった一律的な評価軸ではなく、より柔軟な採用基準で評価する
・テレワークやフレックスタイム制など、柔軟な勤務形態の拡大
・(駐在員を派遣する側の企業において)ジョブ型海外赴任制度の導入
<「駐在妻の再就職アンケート」に関する調査 分析結果>
本調査の詳細につきましては、下記 URL よりご覧いただけます。
https://cz-cafe.com/2021/06/17/survey-saishushoku/
※本リリースの調査結果・グラフをご利用いただく際は、必ず【駐妻カフェ調べ】とご明記ください。
<グローバルライフデザインについて>
グローバルライフデザインは、駐在員家族の生活基盤を支えるキーパーソンである“駐在妻”をサポートすることで、最終的には駐在員家族全員が充実した海外生活を送り、パワーアップした状態で帰国できることを目指し、活動しています。
・配偶者の海外赴任に同行するかどうか悩んでいる
・配偶者の海外赴任に同行している
・配偶者の海外赴任に伴い、帯同休職制度を利用している
・配偶者の海外赴任から帰国した
という各段階の方々に対し、研修事業、『駐妻カフェ』運営事業、個人サポート事業の3つの事業を提供しており、2021年には駐在妻のオンラインコミュニティを立ち上げる予定です。
▶グローバルライフデザインについての詳細:https://cz-cafe.com/about-globallifedesign/
<グローバルライフデザイン概要>
名称 :グローバルライフデザイン
代表者 :飯沼 ミチエ
事業内容:海外駐在帯同家族(駐在妻)サポート、駐在妻向け研修、コーチング、キャリアサポート
所在地 :東京都大田区大森北2-3-15 第一下川ビル4F パシオンTOKYO内
<『駐妻カフェ』について>
2018年2月にオープンした、世界の駐在妻をつなぐ海外生活情報・交流サイト。
「自身のキャリアに関心のある駐在妻」をメインターゲットに、「駐在妻が気軽に集まり、出会い、思いを共有できる仲間を作る場」を目的として開設しました。
世界各地の生活や、海外出産・海外子育て・教育に関する情報の提供、キャリア(人生経験)を豊かにするための刺激となるような「駐在妻体験談」やインタビューの掲載に加え、様々なテーマで世界各地の駐在妻とおしゃべりができる「オンラインカフェ(交流会)」を開催しています。
サイトの運営には代表の飯沼ミチエはじめ、世界16か国に住む約41人のメンバーが携わっています。
▶『駐妻カフェ』サイトURL:https://cz-cafe.com/
<本件に関する報道関係者のお問い合わせ先>
※メディア掲載・取材に関するお問い合わせは以下までお願いいたします。
グローバルライフデザイン 広報担当
E-mail:press@cz-cafe.com
【調査概要】
- 調査名称:「駐在妻の再就職に関するアンケート」
- 調査時期:2021年3月15日~2021年4月4日
- 調査対象:再就職活動を経て本帰国後に再就職(業務委託など対企業フリーランス含む)した元駐在妻
- 調査方法:インターネット調査
- 回答数:114名
【調査結果のポイント】
・配偶者の海外赴任同行により離職期間(以下、本文中ではブランクと記載)が生じ、年齢に即した実務経験を積むことが難しく、再就職市場ではハンディキャップを負わざるをえない
・再就職にあたって駐在妻が感じる主な課題は「ブランク」「年齢」「育児との両立」「(配偶者の人事異動等により)今後の見通しが不透明」
・保育所の確保・家庭との両立が再就職にあたって大きな壁に
・仕事選びの基準として、最も重視するのは「働き方の柔軟性」
・正社員雇用比率は78%→再就職後は29%まで減少、パート・アルバイトが最多層になり、待遇も下がるケースが多い
【回答者の属性および再就職時の状況について】
回答者の属性として、再就職時の年齢が30代後半〜40代前半と答えた方が約60%と過半数を占めました。一方、アンケート回答者のそれまでの実務経験年数は10年未満が58.8%という結果でした。多くの駐在妻は、30代後半~40代前半というキャリア形成において重要な時期にブランクが生じることで、年齢相応の実務経験年数を積みにくいことが分かります。
【再就職活動について】
再就職活動をする上で感じた不安・不満・課題については、「ブランクの長さ」「育児との両立」「年齢」「保育所確保」と続いています。育児関連の声を上げる方が多く、「保育所の確保が再就職活動よりも大変だった」というコメントもありました。また配偶者の人事異動がどうなるか分からないといった「今後の見通しが不透明」であることも、多くの方が課題として挙げています。再就職先を決める上で重視する点として「働き方の柔軟性」を挙げる声が最多となったのは、このような家庭状況が背景にあると考えられます。
【前職と再就職先の比較】
雇用形態における大きな変化は正社員比率の低下です。前職で78%の方が正社員として雇用されていたのに対し、再就職先では正社員比率が29%まで低下しています。再就職先では70%以上が非正規雇用、中でもパート・アルバイトが31.9%で最多層という結果になりました。
再就職後は待遇が悪くなるケースがほとんどという結果でした。中でも特徴的なのは月収10万円未満が3.5%から約30%にまで増えている点です。これはパート・アルバイトでの雇用が31.9%まで増加したという、雇用形態の変化が反映されていることが伺えます。
採用にあたって評価されたと思われる点については、「過去の実務経験・キャリア実績」を挙げる方が圧倒的に多い結果となりました。年齢相応の実務経験を積みにくい駐在妻が不利に置かれてしまう実態がわかります。
【駐在妻の再就職アンケート結果を踏まえた提言】
<駐在妻側への提言>
・ブランクを抱えながらも評価される人材となる為に何をしていくべきか、戦略的に考え、自ら行動を起こしていく
・雇用形態や企業規模にとらわれず、自分のキャリアビジョンに向かってまずはファーストステップを踏み、経験値を積む
<企業側への提言>
・ライフイベントの変化でキャリアの中断を受け入れざるを得なかった女性に対して、「年齢=キャリア年数」といった一律的な評価軸ではなく、より柔軟な採用基準で評価する
・テレワークやフレックスタイム制など、柔軟な勤務形態の拡大
・(駐在員を派遣する側の企業において)ジョブ型海外赴任制度の導入
<「駐在妻の再就職アンケート」に関する調査 分析結果>
本調査の詳細につきましては、下記 URL よりご覧いただけます。
https://cz-cafe.com/2021/06/17/survey-saishushoku/
※本リリースの調査結果・グラフをご利用いただく際は、必ず【駐妻カフェ調べ】とご明記ください。
<グローバルライフデザインについて>
グローバルライフデザインは、駐在員家族の生活基盤を支えるキーパーソンである“駐在妻”をサポートすることで、最終的には駐在員家族全員が充実した海外生活を送り、パワーアップした状態で帰国できることを目指し、活動しています。
・配偶者の海外赴任に同行するかどうか悩んでいる
・配偶者の海外赴任に同行している
・配偶者の海外赴任に伴い、帯同休職制度を利用している
・配偶者の海外赴任から帰国した
という各段階の方々に対し、研修事業、『駐妻カフェ』運営事業、個人サポート事業の3つの事業を提供しており、2021年には駐在妻のオンラインコミュニティを立ち上げる予定です。
▶グローバルライフデザインについての詳細:https://cz-cafe.com/about-globallifedesign/
<グローバルライフデザイン概要>
名称 :グローバルライフデザイン
代表者 :飯沼 ミチエ
事業内容:海外駐在帯同家族(駐在妻)サポート、駐在妻向け研修、コーチング、キャリアサポート
所在地 :東京都大田区大森北2-3-15 第一下川ビル4F パシオンTOKYO内
<『駐妻カフェ』について>
2018年2月にオープンした、世界の駐在妻をつなぐ海外生活情報・交流サイト。
「自身のキャリアに関心のある駐在妻」をメインターゲットに、「駐在妻が気軽に集まり、出会い、思いを共有できる仲間を作る場」を目的として開設しました。
世界各地の生活や、海外出産・海外子育て・教育に関する情報の提供、キャリア(人生経験)を豊かにするための刺激となるような「駐在妻体験談」やインタビューの掲載に加え、様々なテーマで世界各地の駐在妻とおしゃべりができる「オンラインカフェ(交流会)」を開催しています。
サイトの運営には代表の飯沼ミチエはじめ、世界16か国に住む約41人のメンバーが携わっています。
▶『駐妻カフェ』サイトURL:https://cz-cafe.com/
<本件に関する報道関係者のお問い合わせ先>
※メディア掲載・取材に関するお問い合わせは以下までお願いいたします。
グローバルライフデザイン 広報担当
E-mail:press@cz-cafe.com
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