《無制限なリソースである空気から水をつくる機械》
水供給の新ソリューション「elixir(エリクサー)」
現在、世界総人口の35％がきれいな飲み水に困っている、または、飲み水にアクセスできない状態下にある。そんな中、増加する世界人口に対し、利用可能な水資源の枯渇が深刻な問題である。この現状を打破すべく、MIRAI株式会社が空気中の湿気から安全な飲み水をつくる生水器“elixir”(エリクサー)を開発した (以下、elixirとする)。水をつくる仕組みは雨が降る自然なプロセスを再現し、冷媒システムを利用して結露を生み出し水滴をつくる。その水滴を集め、フィルターを通してきれいな水をつくり出している (以下参照)。elixirの水は日本の水道水の基準をクリアしており、安心して飲用できる。
水に困っている人々を助ける新ソリューションであるelixirは１日の生水量によって、100L、1000L、5000L、10000Lタイプがある。生水の条件としては湿度が30％以上、温度が15℃-45℃である。例として、以下に1日100L生水するタイプ（elixir-100）を示す。
*メンテナンスが簡単: 安全な水をつくるためにカートリッジ型フィルターを使用しているので年に一回または空気の状況によって二回交換する。
*どこでも設置できる: 場所さえあればどこでも安全な水をつくり出すことができる。
*初期導入費用が安い: 海水淡水化システムと比べて初期費用が安い。
*エネルギー効率が良い: 安全な飲み水にアクセスできない地域は電源がない所が多く、これを解決するために太陽光発電システムを組み合わせたソリューションを開発した。
*様々な用途で使える: 設置する場所とカスタマーのニーズによって幅広い使い道を見いだせる。
エリクサーの用途
生活用: 安全な水をつくり出しているため飲み水として使うのが主な使い方だが、家事、シャワー、トイレ用水としても使える。
農業用: 水アクセスがない所、雨が少ない砂漠エリアでも農業ができる。また、水耕栽培、ビニールハウスの中でも利用可能。
医療用: 純水をつくり出せるため、医療現場、特に医療用具の洗浄、研究実験などにも役立つ。
工業: 精密機器を取り扱う工場での除湿機としても使える。
海上用: 船内飲料水として利用できる。
防災用: 災害時多用途で使用可能。未来の革新的防災用品で水に困らない避難生活を実現する機械である。
平成24年の東日本大震災後の市民アンケート調査によると、“今後備えたいもの”の一位は飲料水という回答であり、平成28年熊本地震後の調査では生活用水という回答であった。避難生活において、ライフラインの断絶により一番困難だったのは水の確保であり、トイレ用水と飲料水の確保が問題になっていた。気象庁のまとめによると、2018年1年間に国内で発生した震度1以上の地震は2179回にのぼり、前年に比べて154回多いという結果である。さらに、震度5以上の地震は計11回であり、今後この数字は増加するといわれている。このような現代で、あらゆる場所で生水可能なelixirは災害時の水問題を解決する新ソリューションであるといえる。
デモ機稼働プロジェクト
MIRAI株式会社は、実際千葉県富里市にelixir-100型機を太陽光発電システムと組み合わせたデモ機稼働プロジェクトを開始している。さらに、革新的な農業システムSoBiCを加え、電源がなくても、水源がなくても、どんな土地でも自然エネルギーの力だけで水の確保と農業ができる究極のパッケージを実現した。現在、数種類の野菜や果物を栽培している。下記に問い合わせをすれば同行にて現地見学は可能である。
現地の写真
左から白桃、いちご、ブロッコリー
MIRAI株式会社の紹介
MIRAI株式会社は、目まぐるしく変化する世界の中で、水問題は私たちの想像以上に深刻であると気づき、“世界に安全な水を届け命を守ること”というミッションのもと、自動生水器システム“elixir”（エリクサー）の開発・販売を行っている。MIRAI株式会社が提案するelixirは、水を供給するわけではなく、その土地・エリアで水をつくるシステムを提供する。自分で使う水は、自分でつくる。時代の流れを見つめ、これからの当たり前を創造していく、それがMIRAI株式会社である。
問い合わせ先:
MIRAI株式会社
東京都港区六本木5-2-1ほうらいやビル6階
担当者：許 秀山
Tel. 03-6821-3107
Mail: info@miraiii.co.jp
HP: http://www.miraiii.co.jp/
すべての画像
