制限時間方式とオンラインで「防災リーダー」を育成 「オンライン型研修“防災インバスケット”」の提供開始について
※1 インバスケット:もともとは「未処理箱」の意味。ある立場の人物になり切り、制限時間の中で優先順位をつけて複数の案件を処理していくトレーニング
1.概 要
今年はコロナ禍の影響でテレワークなど場所が分散された勤務形態が広がり、三密を避けるため従来のような集合型の防災訓練も難しくなっています。こうした状況下で、地震、津波、風水害といった大規模災害が発生するという複合リスクに備えるためには、防災の責任者だけでなく、職場のリーダーや従業員一人一人が危機意識を持ち、災害対応に必要な知識と行動を身につけ、防災力を高める必要があります。こうした考えのもと、リアルなケースに即した実践的な内容と、オンラインによる実施を開発の主眼としました。
本研修は企業のリーダーが職場で大規模災害に遭遇する疑似体験を通じて、災害対応に必要な知識と行動を学ぶ内容となっています。従業員の命を守る行動や二次災害に備える対応といった課題について、制限時間内に優先順位を考えながら処理し、直面する危機に対する当事者意識を高め、リーダーとしてのマネジメント能力を向上させることをめざしています。
プログラムはオンラインで提供、インターネットに接続可能なお客様の職場や自宅から受講することができます。
2.特 徴
・大規模地震(南海トラフ地震)を想定したリアリティの高い状況設定で、実践的な内容となっています。
インパクトのある動画を使用することで、受講者が想定した事例の世界に入り込み、「主人公」として行動でき るよう工夫しています。
・リーダー育成に有効性の高いインバスケット手法を活用することで、リーダーとしてのスキルアップをはかります。
・オンライン研修の特性を活かし、まず受講者が課題に取り組んだ後に模範回答や解説を読み、質問や意見を出す という流れで学ぶことにより、研修効果を高めます。
・受講後の回答結果は「実践的な防災知識」や「組織的な行動」などのカテゴリごとに評価がなされ、自らの強み 弱みを客観的に把握することができます。
・防災知識の豊富な専門講師とオンラインでやりとりができ、直接フィードバックを受けることができます。
・要望に応じて、受講生同士のオンラインでのディスカッションや、防災知識の豊富な専門講師からのダイレクト なフィードバックも実施します。受講後の回答結果は「実践的な防災知識」や「組織的な行動」などのカテゴリ ごとに評価、自らの強み弱みを客観的に把握することができます。
【このような方にお勧めです】
- 企業・団体の危機管理・防災の責任者、責任部署の方
- 企業・団体の現場の管理職・リーダーの方
- 自衛消防隊長または準ずる方
- 地域の防災組織のリーダー・メンバーの方
3.研修プログラムイメージ
1.オンラインによる学習
受講生は、インターネットに接続されたPCやスマートフォン端末を利用し、オンラインで研修を受けます。
プログラムは事前事後の学習を含めて、2~3時間で完了します。
2.事前説明動画の視聴
プログラムの冒頭では、講師による説明動画を視聴し、本研修の概要を把握します。
次に、体感型カリキュラムである「インバスケット」のルールや注意点について、アニメーションの視聴を通して理解します。
3. 問題にチャレンジ(インバスケット)
制限時間の中で主人公になりきり、与えられる問題に対して優先順位を考えながら回答します。
問題は「大規模地震」を想定したリアリティの高いケースであり、被災時にリーダーである自分がとるべき行動を考えさせる内容です。
4.事後解説動画の視聴
回答後は、講師による解説動画を視聴し、災害対応に求められる「優先順位」や「行動」について学ぶとともに、自分の強み・弱みを理解します。
オプションプランとしてweb会議ソフトを利用し、防災の専門知識を持った講師とつないで質問をしたり、さらに詳しい解説を受けることもできます。
4.アニメーション映像イメージ
5.関連リンク
・NTTラーニングシステムズ人材育成WEB
https://hr.nttls.co.jp/
・「防災士育成研修」サービスページ
https://hr.nttls.co.jp/hrd/program-search/specialized/detail/74
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