「OYO LIFE」及び「OYO Hotels」の日本における事業初年度の総括を発表
「OYO LIFE」を運営するOYO TECHNOLOGY&HOSPITALITY JAPAN 株式会社(本社:東京都千代田区、以下「OYO LIFE」)及びOYO Hotels Japan 合同会社(本社:東京都千代田区、以下「OYO Hotels 」)は、2月5日(水)に日本国内における事業初年度の総括をOYO公式ブログ(Official OYO Blog)にて発表しました。
▼Official OYO Blog公開記事
https://www.oyorooms.com/officialoyoblog/2020/02/05/a-year-of-oyo-japan-reflections-on-launching-ambitious-startups-in-one-of-the-worlds-most-fascinating-markets
総括記事では、
・「OYO LIFE」が2020年1月末時点で、駅から平均徒歩7分の物件を7,000室以上、700以上の駅において有しており、4,000人以上のユーザーにご利用いただいていること
・「OYO Hotels」が2020年1月末時点で、日本国内73都市で200件以上のホテルを運営しており、毎日4,000人以上のゲストにご利用いただいていること
を併せて発表しました。
日本語翻訳文については下記をご覧ください。
OYOが日本でサービスを開始してから1年間で取り組んだこと。
世界で最も成熟した日本の不動産市場でOYOが2020年にどう戦っていくのか。
2020年が始まり、まもなくOYOが「OYO LIFE」と「OYO Hotels」のサービスを日本で開始して1周年を迎えようとしています。この機会に、私たちが日本における最初の1年間に何を経験したのか、達成したのか、学んだのか、ということについて振り返りたいと思います。 2019年は、マイルストーンとなる充実した年でした。OYOを日本で立ち上げるために、様々なバックグラウンドを持つ人材が集まりました。国籍も多様で、幅広い業界出身の個性豊かなメンバー構成となり、OYO Japan独自のカルチャーが生まれました。
ソフトバンクやYahoo! Japanの支援のもと、小さな会議室からビジネスを始め、会社登録、銀行口座開設、社員の日本での初採用を行い、そして最初の賃貸物件やホテル施設と契約を交わし、初めてのお客様をお迎えするーそれは非常に地道な道のりであり、ここまで来ることができたのは、すべてのパートナー、お客様、投資家、チームのおかげである、と心より感謝しています。
OYO LIFEの誕生
私たちは2019年3月、無名ながら、革命的なウェブサイトを公開することで、日本で事業を開始しました。OYO LIFEは「今すぐ家を予約して、今すぐ住み始めることができる」新しい賃貸サービスを生み出したのです。
事業開始直後の大反響 - 100室が事前予約を含めて稼働率114%となり、SNSでも「黒船がきた」「賃貸のAmazon」などと言われた - に後押しされ、私たちは「100万室」という挑戦的な目標を夢として掲げました。マンスリーマンションの競合となるのではなく、もっと大きなスケールの住宅・賃貸事業の構築を目指す指針となる「北極星」として。もちろん100万室という夢には程遠いですが、初期の運用において、倉庫管理・配送・部屋作り、例えば冷蔵庫の調達といった業務も含めて、基礎を確立しました。また物件の選択基準に関しては、場所、価格、質など様々な部屋タイプのラインアップを揃えて、どんどん「実験」するべきだ、と学びました。
そして、「首都圏の地図上にOYOの物件を加速度的に増やす」ということを愚直に進めました。結果として、700駅から平均徒歩7分の部屋を7,000室以上仕入れました。この大量の物件を「OYO LIFE」として提供していく中で、特にどの物件に永続的な需要があり、OYOとして収益を確保できるポテンシャルがあるのか、ということが見えてきました。壮大な「実験」です。現時点での顧客ニーズ、私たちのコスト構造、収益構造、必要経費などを深く理解することができたのです。その一方で、東京とインドにある、OYO LIFE専属の技術・プロダクトチームが、ウェブサイトとアプリを継続的に改善・開発し、よりお客様にとって使いやすいプラットフォームをつくりました。他には無い、OYOが作ったプロダクトです。
OYO Hotelsの誕生
ほぼ同時期となる2019年4月には、OYO Hotels and Homesとソフトバンク株式会社、ソフトバンク・ビジョン・ファンドの合弁会社としてOYO Hotels Japan 合同会社を設立し、日本でホテル事業も開始しました。私たちはこの事業を通じて、高いポテンシャルを持つホスピタリティー市場に対し、高いデザイン性やホスピタリティー、テクノロジー、収益管理、運用プラットフォームなどの様々な要素を組み合わせた、画期的なビジネスモデルを提案しました。これによりホテルのオーナーであるパートナー様は自身のホテルビジネスを変革して、お客様に質の高いサービスを提供できるようになりました。そして、ほとんどすべてのOYOホテルにおいて稼働率と収益を向上させることができました。日本には家族経営によるホテルや旅館が数多く存在しており、テクノロジーの導入や後継者不足、人件費の高騰など、OYOが他の国々でも見てきたような問題が、日本においても見過ごせないものとなっているのです。その課題にOYO Hotelsは挑戦しています。
OYO LIFE, OYO Hotelsが日本の市場で事業を開始できたことは、OYOの熱い思いを持った一人一人のプロフェッショナルが、ときには自分の職務を超えて、夢を見ながら仕事に邁進した結果です。創業当初、1つのオフィスに数人で働いていたチームが、今や北は札幌、南は福岡まで、全国の複数のオフィスに800人以上が在籍する大きなチームへと成長しました。たったの12ヶ月という短い期間で、実に優れたバックグラウンドで構成されるリーダーシップチームも出来上がりました。Google、Microsoft、Bloomberg、コカ・コーラ、ユニクロ、Bain&Company、マッキンゼー、Amazon、Netflixをはじめとした、各業界の名だたる企業でそれぞれが積み重ねてきた貴重な経験と知識が集結しています。
変化を起こし、未来のビジネスを構築する
多くのスタートアップ企業がそうするように、OYOも、とてつもなく大きな成長可能性をこの事業に見出し、野心的な目標を定めて突き進んできました。課題に直面することもありますが、そこから多くのことを学び、必要に応じて学んだことを適用し、ときには勇気をもってリセットボタンを押しました。創業時の「まずは拡大あるのみ」という戦略から、迅速に、かつ、実験結果をもとに、「フォーカス」する戦略へとシフトしていきました。
https://www.youtube.com/watch?v=G4ZWbg-5ayw
OYO Hotels Japanでは、ご利用者のホテル予約体験をより良いものにするためにテクノロジーに大きな投資をしました。日本でビジネスを開始してから100日と経たない2019年6月には、株式会社シーナッツが提供するTL-Lincolnを介してOYO宿泊管理基幹システムをつなぎ、国内のオンライン宿泊予約サイトとの連携をより簡単に、スムーズに行えるようにしました。そして、OYOに参加した複数のホテルが既に、楽天トラベルをはじめとした国内ホテル予約サイトでお客様から高く評価され賞を受賞しています。
OYO社員全員が、そして各リーダーが、必要な変化に対して機敏に動き、判断の難しい決断を下し、戦いに挑み、この事業にコミットしていることを証明したと思います。永続的に成功する事業へと発展するには、必ず、拡大すべき時期と質を向上すべき時期を見極め、何度もギアを変えながら進む必要があるのです。我々はまさにそれを実行しています。
我々のこれまでの軌跡は、スタートアップではよくあることです。常に野心的であり、アップダウンが激しく方向性や決断がすぐに変わり、Slackやメールが膨大に飛び交います。ただ、他では絶対に得られないエキサイトメント、学び、経験、それを共有する仲間、がそこにあります。
そして、何よりも大事なことは、このひたすら右上に伸び続ける美しい赤い線です。
OYO LIFEでは、1月に居住者が4,000人を突破する、というニュースで2020年をスタートしました。
考えてみて下さい。世界で最も人口の多いエリアの一つである日本の首都圏で、4,000人以上の人が、私たちを信頼し、今日我々の提供している家に住んでいるのです。住居は収入の30%をかける最も重要なサービスです。そして1日24時間のうち、最低30%の時間を過ごす空間です。OYO LIFEの提供する様々な付加価値 - オンラインで予約が完結、生活必需品が全て揃っている、別の部屋に引っ越したければすぐに可能、サブスククーポンも豊富 - が認められた結果だと思います。
OYO Hotelsもローンチから1年未満ながら軌道に乗り、毎日4,000人以上のゲストをお迎えしています。低価格で清潔かつ快適なホテルを200棟以上、73都市で展開しており日本で存在感のあるホテルの1つへと成長しました。
ホテルのオーナーやパートナーの皆様からは日々心強いサポートを頂き、また、我々の存在、提供価値を高く評価して頂いています。我々の提供価値を継続的に向上すべく、例えば最近では、OYOお客様専用コールセンターを設けました。
ホテルのオーナーやパートナーの皆様からのポジティブなフォードバックに勇気づけられることが多々あります。たとえば、「OYOの営業社員のサポートが柔軟で非常に良かった」「OYOが提供してくれるメリットを高く評価しています」「オンライン旅行代理店を通しての顧客が増えました」などと言っていただき、私たちがさらに先に進むための原動力となっています。
2019年は学び、そして「実験」を重ねた、荒波への船出の年でした。
2020年は違います。とても違います。
物件・ホテルの稼働率・収益性を上げることを最重要視し、またビジネスモデルを継続的に改良することで、新たな成長曲面を迎えます。より多くの物件・ホテルと、より多くのお客様と共に、2020年を終えたい。そして、それを実現し、持続可能な成長を実現するにために、2020年、OYO Japanは、組織を再編し、お客様に最高の体験を提供するサービスとオペレーション、および、それらを生み出す人と文化に投資します。
山本竜馬
OYO LIFE 日本代表
Prasun Choudhary
OYO Hotels Japan オペレーティング・パートナー
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