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株式会社Ales
会社概要

ストーリー生成AI『フルコト』を使用した短編映画の世界配信が決定

AIが書いた奇妙で心温まるストーリー

株式会社Ales

株式会社Ales(代表取締役 藤井竜太郎https://ales-ai.com/) はAIによるストーリー生成ソフトウェア
「フルコト」ので出力された脚本を使用した日本初の短編映画「少年、なにかが発芽する」(渡辺監督)が第17回大阪アジアン映画祭でのプレミア上映を経て、SSFF & ASIA 2022オンライン会場のオープニング作品として世界配信が決定!


少年、なにかが発芽する

少年、なにかが発芽する少年、なにかが発芽する

株式会社Alesが開発したストーリー生成AI「フルコト」による脚本が、短編映画「少年、なにかが発芽する」として公開されました。本映画は公益財団法人芳泉文化財団の研究助成、文化庁ARTS for the future! の補助を受け、株式会社トリクスタと東京藝術大学により制作。

AIが書いた脚本の映画化は、海外で2、3の例があるものの、日本国内では初めての試みとなります。映画の内容は、「トマト嫌いの少年が、母親から無理やりトマトを食べさせられたことをきっかけに、背中からなにかが発芽してしまう」という奇妙な出来事を描いたものです。

本映画はこのたび大阪アジアン映画祭に出品され国立国際美術館にてプレミア上映されました。 4月28日からはSSFF & ASIA 2022 オンライン会場のオープニング作品として世界配信を行います。

大阪アジアン映画祭とは

大阪アジアン映画祭大阪アジアン映画祭

テーマは「大阪発。日本全国、そしてアジアへ!」
優れたアジア映画の鑑賞機会を市民へ提供すること、大阪での映像制作活動促進を支援すること等を通じて、人材育成と交流、大阪経済圏の活性化、都市魅力の向上を図ることを目的に開催。

17回目を迎える今年度も、暉峻創三プログラミング・ディレクターの下、アジア映画最新作の上映や多様なプログラムが上映。コロナ禍で映画鑑賞を取り巻く状況が変化するなか、より幅広い層に対して映画文化およびアジア映画の魅力を伝えた。

暉峻創三プログラミングディレクターのコメント

暉峻創三プログラミングディレクター 暉峻創三プログラミングディレクター

AIによる脚本生成が何より話題になった作品だが、渡辺裕子の秀逸な監督術も見逃せない。緻密に設計されたカメラワークや照明、音響。限定的な描写だけで瞬時に人間性を伝える俳優演出力‥‥‥。AIは優れた芸術家に出会ってこそ生命を宿せるのだと、本作は教えてくれる。

-プロフィール-
80年代からアジア映画に焦点を当て、批評・紹介活動を展開。キネマ旬報、朝日新聞などで執筆する。2002年より東京国際映画祭「アジアの風」プログラミング・ディレクター。同部門を作品・観客数とも映画祭最大の部門に育てあげた。09年より大阪アジアン映画祭プログラミング・ディレクター。著書『香港電影世界』(97)、総合監修『中華電影データブック完全保存版』(10)ほか。

制作チームのコメント

 渡辺裕子 渡辺裕子

 

監督 渡辺裕子(Yuko WATANABE )
本当にエキサイティングな体験でした。フルコトが一瞬で生成したこのシナリオは、人間の未知の創造的力を引き出すポテンシャルを感じるものでした。結果、私の無意識と接続し、母性の暴走と子供の自律というテーマを発見させてくれました。それは別の人間であれば、その別の人に合ったテーマを導いたことでしょう。

-プロフィール-
武蔵野美術大学造形学部映像学科卒業。東京藝術大学大学院映画専攻監督領域修士課程修了。監督作『愚か者は誰だ』(野村宏伸主演)で札幌国際短編映画祭5 周年記念特別賞。若手作家発掘・育成プロジェクト コ・フェスタPAO で短編映画部門選出。KUMON、荒川区、横浜開港祭などのブランデッドムービーのディレクターとしても活躍する。
 

多和田紘希多和田紘希

多和田紘希(Hiroki TAWADA)
映画のタイトルでもある「少年、なにかが発芽する」は、2021年3月10日にフルコトが生成したト書きの一文です。それを読んだ私はとても驚き、内容が失われてしまわないよう、すぐに保存ボタンを押しました。AIが人間に芸術的なインスピレーションを与えてくれたのです。

-プロフィール-
慶應義塾大学法学部政治学科卒業。東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻脚本領域修士課程修了。脚本家、構成作家として国内外の映画、ドラマ、ドキュメンタリー、CMなどで活躍。株式会社Alesのストーリー生成AI開発ディレクターとして、AI脚本映画「少年、なにかが発芽する」ではフルコトと共に脚本を生成執筆した。

寄稿

筒井武文筒井武文

筒井武文(TSUTSUI Takafumi)
映画は発明された時点で、コントロールできないものであった。レンズの前に拡がる光景をそのまま写しとる。だからこそ、演出がなされ、脚本が事前に書かれるようになった。それでも、絵の再現であるアニメーションのように全てをコントロールすることは不可能である。そこに映画の限界があると共に魅惑がある。人間がコントロールできない世界への驚き。それが、モラルの束縛を解き、自由を追求したシュルレアリストたちにとって、映画の可能性となった。無意識、偶然、そして人間外の思考とでも呼ぶべきもの=AI。スタンリー・キューブリックの『2001年宇宙の旅』(1968)によって、映画における人間とAIの闘争史が始まる。逆説的に、AIによって、人間の可能性の限界が試される。そうして、遂に映画の設計図たる脚本にまで、AIに委ねる試みまで来た。『少年、なにかが発芽する』(2021)は、あり得ない世界を描く試みではない。人間の表現を少しでも広げるための第一歩であり、AIの可能性を探求することで、人間とは何かを指し示すのである。

-プロフィール-
映画監督、東京藝術大学大学院映像研究科教授・映画専攻長
1957年生。主な監督作品に、『レディメイド』(82)、『ゆめこの大冒険』(86)、『オーバードライヴ』(04)、『バッハの肖像』(10)、『孤独な惑星』(11)、『自由なファンシィ』(15)、『映像の発見=松本俊夫の時代』(15)、『ホテルニュームーン』(19)。

SSFF & ASIA 2022とは

ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2022ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2022

【ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2022 概要】
映画祭代表:別所 哲也
開催期間:6月7(火)~6月20日(月)
オンライン会場は4月28日(木)~6月30日(木) 
上映会場:オンライン会場および都内複数の会場にて予定 ※開催期間は各会場によって異なります
料金:会場上映:無料  ※一部有料イベントあり(予約開始中) 
一般からのお問い合わせ先:03‐5474‐8844 
オフィシャルサイト: https://www.shortshorts.org/
主催:ショートショート実行委員会 / ショートショート アジア実行委員会
 ※新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、時期または内容を変更する場合があります。
 

テーマは「Meta Cinema~超える・見つける・始まる」
SSFF & ASIA 2022はバーチャル映画館体験、AIが作った脚本によるショートフィルム披露や脳波を利用した作品分析を実現。

「メタバース元年」と呼ばれる今年、「Meta Cinema~超える・見付ける・始まる」をテーマに、映画(シネマ)を超越した 新たな映像表現や映画の楽しみ方を提案。 コロナ禍の2020年、2021年を経て、オンライン施策が発展してきた中、映画祭を通じてより立体的な形で映画・映像の未来を体感できる場、 新しいエンターテイメントを見つける場を作り、作り手と見る側とが一緒に映像文化を作っていく活動をスタート。

バーチャル映画館の体験や、AIを駆使した脚本から作られたショートフィルム『少年、なにかが発芽する』の公開 (4月28日よりオンライン会場にて世界配信開始中)、人間の脳波を利用し作品分析する二ューロサイエンスがこれからの映像表現にどう活 用できるのかを探るトークイベント、また注目のNFTの取り組みなど、新時代の映画祭を目指す。

フルコト 1号について

フルコト@Alesフルコト@Ales

「フルコト」は多数の候補文の中からP-S-L技術(特許出願中)によって適切な文を選択して脚本を生成します。P-S-L技術とは、(P)プロットライングラフ、(S)感情分析、(L)ログラインの3つの要素を複合的に評価することで、人間が理解できるストーリーを起・承・転・結に則して作成する技術です。
脚本を構成するための候補文は、与えた教師文を分析、再編成して生成します。当社従来の候補文生成手法では、与える教師文の規模に限界があり、生成される候補文の表現の幅が限定されていました。そこで、候補文の生成手法として、ディープ・ラーニングの一つであるLSTMを採用しました。従来手法と比較して、大規模な教師文を与えることが可能となり候補文の表現の幅が広がり「フルコト1号」として、より変化に飛んだ脚本を生成できるようになりました。

取締役会長 松原仁のコメント

松原仁松原仁

われわれはAIによって脚本を生成することを目指したシステム「フルコト」を数年前から開発しています。このたびそのフルコトが生成した脚本に基づく短編映画が大阪アジアン映画祭で上映され、ショートショートフィルムフェスティバルにノミネートされたことは開発チームとして大きな喜びです。この喜びを動機付けとしてさらなる改良を進め、AIが人間を支援することによって脚本の世界が、ひいては映画の世界が広がることを期待したいと思います。

-プロフィール-
取締役会長・開発総括
1959年生。人工知能研究者。東京大学理学部情報科学科卒業。同大学院工学系研究科情報工学専攻博士課程修了。工学博士。元人工知能学会会長。「きまぐれ人工知能プロジェクト作家ですのよ」リーダー。「TEZUKA2020プロジェクト」メンバー。著書に「鉄腕アトムは実現できるか」、「AIに心は宿るのか」など。


株式会社Alesとは
Alesは2018年6月にAI研究の第一人者でもある、はこだて未来大学副理事長松原教授(当社 取締役会長)を中心に設立。自然言語処理分野を主軸としたAI開発カンパニー。
自然言語処理に関するソリューションのコンサルティング、研究、共同開発も行う。独自性の高いAIを活用したサービスの提供を目指し、「これから100年の新しいエンタテインメントをAIと共に創り上げる」をミッションに掲げている。

代表取締役:藤井 竜太郎
東京オフィス:東京都品川区東五反田5-22-7
HP: https://ales-ai.com/
 

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会社概要

株式会社Ales

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URL
https://ales-ai.com
業種
情報通信
本社所在地
北海道函館市梁川町6-6
電話番号
03-5422-9039
代表者名
藤井⻯太郎
上場
未上場
資本金
300万円
設立
2018年06月
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