CoolBitXとEllipticが暗号資産(仮想通貨)取引所のFATFのトラベル・ルール準拠対応サポート強化へ向けパートナーシップを締結

ブロックチェーンのセキュリティ基盤を提供するCoolBitX Ltd.(本社:台湾、CEO:Michael Ou、以下「クールビットエックス」)と、暗号資産のマネーロンダリング対策ソリューションを提供するElliptic Enterprises Limited.(本社:英国ロンドン、CEO:Simone Maini、以下「エリプティック」)は、FATFが定めるトラベル・ルールの遵守に向けた業界初(注1)のソリューション「Sygna Bridge(シグナ・ブリッジ)」及び、業界を誇るブロックチェーン解析ソリューションにおける両者サービスの連携を目指し、パートナーシップを締結したことをお知らせいたします。

 

本パートナーシップの背景
2020年6月24日にFATF(金融活動作業部会)の改訂ガイダンス「トラベル・ルール」の準拠対応について進捗状況を評価するレビューが行われ、2020年7月7日「暗号資産・暗号資産交換業者に関する新たなFATF基準についての12ヵ月レビューの報告書」が公表されました。報告書によると、「トラベル・ルール導入への技術的解決策にあたって進歩が見られた」と記載しつつ、暗号資産交換業者(VASPs)に対してトラベル・ルールのソリューションの実装を期待する方針を明確にし、FATFは2021年の6月まで準拠対応期間を延長しました。
シンガポールや韓国をはじめとする地域では、すでにVASPsに対してFATFガイダンスであるトラベル・ルールの準拠対応、及び暗号資産(仮想通貨)のマネロン・テロ資金供与対策(AML/CFT)を遵守する期限を設けており、今後さらに対応が加速することが予想されます。こうした背景を受け、VASPs間の取引に関する顧客情報の収集と送付を安全に共有するクールビットエックスのソリューション「Sygna Bridge(シグナ・ブリッジ)」そして、暗号資産の取引に関する評価等を行うエリプティックのソリューション「Navigator(ナビゲーター)」や「Lens(レンズ)」による両者サービスの連携を目指し、パートナーシップを締結しました。クールビットエックスとエリプティックが協業することで、暗号資産業界におけるAML/CFT、そしてコンプライアンスの課題を包括的に解決するソリューションの提供を実現します。

クールビットエックス代表取締役CEOマイケル・オウ(Michael Ou)​氏​は「ブロックチェーン、及び暗号資産業界は大きな岐路に立っています。FATFが改訂ガイダンスへの対応をグローバル規模で推進する一方、金融犯罪防止とコンプライアンスはVASPにとって非常に難易度の高い対応となる可能性があります。実は、トラベル・ルールのコンプライアンスと金融犯罪防止するためのブロックチェーン解析は、個別での対応が必要です。どちらか一方がだけでは不完全なのです。エリプティックが金融機関や取引所向けに提供しているAMLソリューションは非常に評判が高いです。シグナ(Synga)とエリプティックのツールを使用することで、変化する規制に柔軟に対応し、AML/CFTの規制に準拠するとともに、規制当局のAMLに貢献できるソリューションを顧客に対して、提供できることに期待しています。」とコメントしています。
 

エリプティックの政策責任者デビッド・カーライル(David Carlisle)氏は、「2020年7月に公表されたFATFレポートは、とりわけ、技術的に実現が不可能だという主張は受け入れず、VASPsがトラベル・ルールの実装を期待する方針を強調しています。クールビットエックスとのパートナーシップを通じて、世界中のVASPsに高水準なAML/CFTの規制に準拠するソリューションの提供が可能となるでしょう」とコメントしています。

SBIホールディングス株式会社代表取締役社長の北尾氏は「SBIホールディングスはクールビットエックスとエリプティックのパートナーシップについて大変嬉しく思っております。また、金融機関として、ブロックチェーン技術と暗号資産の活用を促進するにあたり、規制遵守と企業間の協業が重要であると認識しています。今回、Sygna Bridge(シグナ・ブリッジ)とエリプティックのリスク管理ツールが組み合わされることにより、業界初となるFATFのガイダンスに準拠したコンプライアンス対応を可能とするパッケージソリューションが取引所に対して提供されます。」とコメントしています。

【クールビットエックスについて】
クールビットエックスは、暗号資産業界の金融基盤を構築するブロックチェーンセキュリティソリューションをグローバル展開しています。2014年にマイケル・オウ(Michael Ou)によって設立され、2020年2月SBIクリプトが主導したシリーズBラウンドで約18億5300万円を調達。デジタルアセット向けのBluetooth接続コールドウォレット「CoolWallet S (クールウォレット・エス) 」、そしてVASP間における顧客情報の共有を可能とする「Sygna Bridge」により、既存の金融機関に準じたコンプライアンスの要求を暗号資産業界が満たせるソリューションを提供してきました。https://coolbitx.com/

【エリプティックについて】
エリプティックは金融機関や暗号資産取引所向けに暗号資産の取引に関する評価等を行うAML/CFTソリューションを提供しています。2019年にSBIホールディングス株式会社、ウェルズ・ファーゴ(Wells Fargo)他より総額30億円の出資を受け、同時期に国内のサポートを強化すべく日本法人を設立しています。暗号資産のコア技術であるブロックチェーン取引を解析し金融犯罪を特定するマネーロンダリング(資金洗浄)対策分野において、世界から高い評価を受けており、今年、新しいテクノロジーやイノベーションを通じて、ビジネスや社会に大きな影響を与えると認められたスタートアップ企業が対象となる、世界経済フォーラムのテクノロジー・パイオニア2020に選出されました。https://www.elliptic.co/

【シグナ・ブリッジについて】
クールビットエックスが提供するシグナ・ブリッジは、FATFのトラベル・ルールの準拠にあたって、シンプルで実装しやすく、セキュアに顧客情報をVASP間で共有するための暗号化されたポータルAPIです。シグナ・ブリッジは、暗号資産のクロスボーダー取引において実証実験を、SBIVCトレード、韓国のビットソニック(Bitsonic)や台湾のビットプロ(Bitopro)の大手取引所3社と行い、その有効性が証明されました。また、世界5カ国に渡るVASP18社とMoUを締結済です。また、実証実験の結果は、2020年4月FATF担当者や規制当局の担当者らが就任するFATFのコンタクト・グループに展開されました。https://www.sygna.io/

(注1)VASP間の取引に関する顧客情報の収集と送付を安全に共有するポータルAPIについて


【本件に関するお問い合わせ】
Elliptic Japan 株式会社 担当者:盛本
E-mail:hello.jp@elliptic.co

https://elliptic.jp/

 

Sygna 株式会社 担当者:葉

E-mail:japan@sygna.io
https://www.sygna.io/

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