Tel Aviv Universityの超小型衛星「TAUSAT-1」が3月14日に宇宙空間へ

JAXA事業民営化後初の海外衛星の放出成功 

Tel Aviv Universityの超小型衛星「TAUSAT-1」が3月14日に国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟から宇宙空間へ無事に放出され、JAXA事業民営化後、初の海外衛星放出が成功しました。今後、放射線測定等の衛星実験が行われ、収集したデータは宇宙飛行士や電子機器の保護に関する研究に利用されます。

 

超小型衛星「TAUSAT-1」 放出の瞬間


三井物産エアロスペース株式会社(所在地:東京都千代田区 以下「当社」)が超小型衛星放出サービスを請け負ったTel Aviv University(所在地:イスラエル テルアビブ市 「テルアビブ大学」)の超小型衛星「TAUSAT-1」が、3月14日(日)午後11時30分に国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟から宇宙空間へ無事に放出され、JAXA事業民営化後、初の海外衛星放出が成功しました。今後テルアビブ大学はTAUSAT-1により、宇宙線測定等の複数の実験を行う予定で、収集したデータは宇宙飛行士と宇宙空間で使用される電子機器の保護に関する研究に利用されます。

TAUSAT-1は放出に先立ち2月21日(日)午前2時36分(米国現地時間 2月20日(土)午後12時36分)にアンタレスロケットにより打上られ、日本時間の翌日22日午後6時38分にISSに到着後、NASA(米国航空宇宙局)やJAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)により放出前の調整が行われました。

当社は航空宇宙防衛専門商社として社会の安心と安全に貢献する製品・サービスを提供する一方で、急速に商業化の進む宇宙の分野に於いても、ISS「きぼう」からの超小型衛星放出サービスの提供を始め、宇宙の民間利用の普及に貢献する様々な取り組みを国内外で推進中です。宇宙がより身近になる中で、多くの方々が手軽に宇宙にアクセス出来る宇宙ビジネスを拡大して参ります。

「きぼう」から超小型衛星の放出映像 YouTube公式チャンネル「JAXA Channel」より引用

    ※5:28より衛星紹介映像を、15:20より衛星放出の瞬間の映像をご覧頂けます 


 

  • お客様の声

この度は、三井物産エアロスペースの支援によりTAUSAT-1の衛星放出が成功したことを大変嬉しく感じています。TAUSAT-1は2月20日にISS補給船NG-15/Cygnusに搭載されアンタレスロケットで打ち上げられ、48時間後に国際宇宙ステーションに輸送されました。そして3月14日午後4時30分(日本時間午後11時30分)に、ISS「きぼう」日本実験棟から宇宙空間への放出が成功しました。放出から3時間後の午後7時30分にTAUSAT-1はアンテナを展開し、テルアビブ大学を含むイスラエル国内の4拠点の地上局から通信を受信し、4つのペイロードを含む全てのシステムが良好に作動していることを確認できており、今後順調に実験が進むことを期待しています。

TAUSAT-1 was launched to the International Space Station on Feb. 20 aboard the Northrop Grumman's Antares launcher. At an altitude of roughly 200 km, the Cygnus supply spacecraft carrying TAUSAT-1 detached from the launcher and after 48 hours of space travel made a set of orbital maneuvers in preparation for its berthing to the space station.
On March 14, at 16:30, TAUSAT-1 was ejected into orbit using the robotic arm in the laboratory module Kibo operated. 3 hours later, at 19:30 TAUSAT-1 deployed its antennas and was first received strong and clear - just 45 minutes later - by 4 communication ground stations in Israel at Tel Aviv University, Herzliya Science Center, Shaar Hanegev and Yeruham. The telemetry downloaded from TAUSAT-1 indicates that all the systems are in good health, including avionics, transceiver systems, and the four payloads. TAUSAT-1 is a joint venture of the nano-satellite center at Tel-Aviv University and the space environment department at the Soreq Research Center, SNRC.


Elad Sagi (Chief system engineer Tel Aviv University Nanosatellite center)

 
  • TAUSAT-1について
TAUSAT-1はテルアビブ大学の学生・研究者が主導して設計・開発・製造し、打上前の各種試験も同大学内で行った3UサイズのCubeSatです。宇宙に放出された後、軌道上で複数の実験が予定されており、特に宇宙線測定が注目されています。宇宙線に含まれる放射線は人体や電子機器に悪影響を及ぼすと言われており、TAUSAT-1によって収集された情報により、宇宙飛行士と宇宙空間で使用される電子機器の保護に関する研究が進展することが期待されております。

 

 

 

 
  • 関連リンク
TAUSAT-1についてのテルアビブ大学ニュース(英文):
https://english.m.tau.ac.il/news/tau-sat-1
 
  • 三井物産エアロスペースについて
昭和 57 年の会社設立以来 30 年以上に亘り、「航空宇宙・防衛の専門商社」として、ヘリコプターや航空機、防衛関連機器の輸入販売業務を通じ本邦の航空業界の発展や安全保障の向上に寄与して参りました。現在では輸入販売に留まらず、情報技術、物流技術、金融技術などを駆使し、航空・防衛・宇宙に関するお客様の幅広いニーズに適確にお応えできるビジネスソリューションを提供しております。
(三井物産エアロスペース株式会社Website: https://aerospace.mitsui.co.jp/
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