カーボンニュートラル社会を目指して、sorano meが森林資源の炭素固定量を算出する３つのアルゴリズムを開発

地域の森林資源の炭素固定量を算出する実証実験を愛知県豊橋市で実施

株式会社sorano me（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：城戸彩乃、以下「sorano me」）が豊橋市と株式会社サイエンス・クリエイトが実施する「令和3年度衛星データ利活用促進支援事業」の採択企業に選ばれました。豊橋市は、衛星データを活用したビジネス創出への支援に取り組んでいます。sorano meは昨年度衛星データを活用した実証実験を行いました。今後も設置されたサテライトオフィスを活用し、豊橋市と共に新たなイノベーション創出を目指します。

• コーポレートビジョンについて

sorano meは「わたしたちの日常を、宇宙ビジネスで豊かにする。」というビジョンを掲げ、衛星データ利活用を主な手段とし活動しております。この度、わたしたちは上記のビジョンを達成するためのミッションのひとつとして、地球のCO2削減への取り組み実行を宣言いたします。

 

• 実証実験と開発成果

まず最初の取り組みとして、豊橋市と一緒に衛星データを活用し森林の樹種を推定することで、地域の森林資源の炭素固定量を算出する実証実験を行いました。樹種に応じて炭素固定量は異なるため、樹種分類できることは炭素固定量推定の上で重要です。結果として本実証を通して以下アルゴリズムを開発することで炭素固定量を算出する仕組みを構築しました。

左）入力した衛星画像　右）衛星画像を解析することによって樹種分類した結果

■開発した３つのアルゴリズムについて
①衛星画像を分析することで樹種を分類するアルゴリズム
②LiDARデータを解析することで樹高を推定するアルゴリズム
③樹冠を検出することで指定範囲の樹木の本数を推定するアルゴリズム

本アルゴリズムを用いて森林資源管理の省力化・自動化・効率化を行い、さらには森林資源を炭素固定クレジットとして販売することで、資源に新たな価値を生み出していくべく、今後は実際の森林フィールドワークを通し他の手法と比較することで、精度の向上を目指します。

 

• コメント　株式会社sorano me 代表　城戸彩乃

代表 城戸彩乃

株式会社sorano meでは、「わたしたちの日常を、宇宙ビジネスで豊かにする。」をビジョンに掲げて活動しています。そして、この「豊かさ」を「日常を構成する衣・食・住が無理なく、持続的に、心地よく続いていくこと」だと考えています。そのための取り組みのはじめの一歩として、住環境である地球が無理なく、持続的に、心地よく続いていくことを目指し、カーボンニュートラル社会を推進する取り組みを開始しました。

愛知県は製造業が盛んな一方、奥三河を中心として豊富な森林資源を持っています。この森林資源の維持・管理を無理なく、持続的にしていくことで、愛知県内でのカーボンの地産地消を実現するべく、「令和3年度衛星データ利活用促進支援事業」に参加いたしました。今回の実証をきっかけにし、衣・食も含めサステナブルな日常に貢献する取り組みを加速していきたいと思います。
 

• 株式会社サイエンスクリエイトについて

今回sorano meが採択された「衛星データ利活用促進支援事業」を豊橋市と共に実施する第三セクター会社。豊橋市とともに「東三河スタートアップ推進協議会」会員としても衛星データを活用したビジネス創出への支援を推進しています。
https://www.tsc.co.jp/
※東三河スタートアップ推進協議会
東三河地域において、スタートアップ支援に係る様々な活動を行っている企業、大学、行政機関等により構成されており、地域発のスタートアップの創出と、地域に適したスタートアップ・エコシステムの形成を目的とし様々な取り組みを行っています。
https://www.eastmikawa-startup.jp/


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