再生医療のあらゆるシーンに対応した細胞モニタリング装置「Cell Recorder」のラインナップを一挙リリース
研究開発から製品製造まで、それぞれのシーンで利用される各種培養容器に最適な選択肢をご提供
製品ラインナップの詳細は、2022年10月12日からパシフィコ横浜で開催される「再生医療JAPAN」(ブース番号R-35)で展示・紹介します。
当社は、再生医療の細胞製造における自動化および効率化の実現を目指し、CO2インキュベータ内で自動監視できる小型の細胞モニタリング装置「Cell Recorder」を開発し、これまで主に小規模製造フェーズのお客様を対象とした10cm角サイズの世界最小(※)の「Cell Recorder」や、製品製造フェーズのお客様を対象とした「ラック型Cell Recorder」を提供してきました。本装置は、酸化エチレンガス(EOG)滅菌済みの状態かつ多重包装での提供も可能で、高水準のクリーン度が求められる培養加工施設(CPC:Cell Processing Center)でも安心してご利用いただくことができ、すでに複数のCPCで導入されています。
今回、さらに多くのお客様のニーズに対応できるよう多層フラスコ用やマルチプレート用など、「Cell Recorder」のラインナップを大幅に拡充しました。これにより、従来の製品では観察が難しかった容器もモニタリングできるようになり、様々な細胞製造シーンにおいて効率的な同時監視が可能となります。
当社はこれらの装置をサブスクリプション形式でレンタル提供し、お客様のフェーズの変化に応じた最新かつ最適な構成をご提案いたします。
なお、製品ラインナップの詳細は、2022年10月12日からパシフィコ横浜で開催される「再生医療JAPAN」(ブース番号R-35)で展示・紹介します。
「再生医療JAPAN」公式サイト:
https://jcd-expo.jp/ja/
※2022年9月時点、当社調べ
- 様々な大きさの容器に対応
■ラック型Cell Recorder
T175またはT225サイズの細胞製造で用いられる大型クラスの細胞培養フラスコを同時に5個収載できる従来のラック型Cell Recorderのシリーズに加え、2段のラック型Cell Recorderを追加しました。多数の大型フラスコを用いる細胞製品製造の現場においても、容器をCO2インキュベータ外に取り出すことなく、モニタリングが可能となります。
■大型フラスコ用Cell Recorder
特にモニタリングが重要となる、自家の拡大培養のシーンで用いられる大型フラスコに対応しました。さらに、一部の多層フラスコ(T500やT875サイズ)については、最下層の測定にも対応しています。重量のある大型フラスコをCO2インキュベータから取り出さずに培養中の細胞状況を監視できます。
- 独自の細胞顕微鏡センサを12個搭載し培養条件最適化に貢献
培養条件最適化の課題を解消するために、再生医療の培養条件検討等で用いられる一般的なマルチプレートの6ウェルから48ウェルまでに対応し、細胞顕微鏡センサを12個搭載したラインナップ。培養条件検討の実験のために、マルチプレートのウェルごとでの細胞性状測定・解析を同一のマルチプレート内で同時に最大12条件実施できます。測定できる細胞性状としては、細胞の増殖能(増殖曲線、倍加時間)や基材への接着能(接着時間、接着率)などの定量が可能です。
- 製品ラインナップ一覧
当社は、間葉系幹細胞やiPS細胞などの再生医療等製品の研究・開発・製造に携わるあらゆるセクターに対し定量的な細胞モニタリング技術を提供することを通じ、再生医療の早期普及に貢献します。
会社概要
会社名:サイトロニクス株式会社
代表者:代表取締役CEO 今井快多
代表取締役CTO 香西昌平
所在地:神奈川県川崎市幸区新川崎7番7号
設立:2021年5月14日
事業内容:細胞培養管理のための装置及びソフトウェアの研究開発および提供
Webサイト:https://cytoronix.com
公式Twitter:https://twitter.com/cytoronix
本件に関するお問い合わせ
サイトロニクス株式会社 広報担当
E-mail: info@cytoronix.com
※Cell Recorderはサイトロニクス株式会社の登録商標です。
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