濱口竜介監督作『偶然と想像』助監督をつとめた深田隆之監督 初の劇場公開長編作品 『ある惑星の散文』特報公開! 2022年夏の公開へ
公式webページ https://www.forgotten-planets.com/
第33回フランスのベルフォール映画祭 長編コンペティション部門にノミネートされ話題となった『ある惑星の散文』が4年の時を経て東京での劇場公開が決定! 世界が注目する濱口竜介監督作品『偶然と想像』の助監督をつとめた深田隆之監督、初の劇場公開作品が今夏公開。
『ある惑星の散文』は停滞した時間と距離を巡る映画です。誰の人生でも物事が上手く前進しない停滞した時間があるように、本作の登場人物達も停滞した時間を過ごします。しかし停滞している時間にも様々な葛藤や自分自身と向き合い想いを巡らす時間の豊かさが凝縮されています。心の機微を繊細に表現する俳優達の芝居にも注目ください。
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https://motion-gallery.net/projects/wakusei_2022
『ある惑星の散文』特報
プロフィール・コメント
監督 深田隆之
プロフィール
1988年生まれ。2013年、短篇映画『one morning』が 仙台短篇映画祭、Kisssh-Kissssssh 映画祭等に入選。2018年『ある惑星の散文』が第33回ベルフォール国際映画祭(フランス)の長編コンペティション部門、国内では福井映画祭にてノミネート。2019年アメリカ、ポートランドで行われたJapan Currents、日本映画特集にて上映。また、濱口竜介監督『偶然と想像』の2,3話に助監督として参加している。映画制作以外の活動として、2013年から行われている船内映画上映イベント「海に浮かぶ映画館」の館長でもある。社団法人こども映画教室の講師・チームファシリテーターとしても活動中。2021年からは愛知大学メディア芸術専攻で非常勤講師を務めている。
コメント
「ある惑星の散文」は距離をめぐる映画である。人物たちの物理的な距離、そして感情の距離が宇宙を漂う惑星のように静かに、しかし刻々と変化する。彼らはお互いに近づいては離れることを繰り返すが、”近い”ことが最良の結末を迎えるとは限らない。そして現在、このコロナ禍で私たちは他者との「距離」をこんなにも意識したことはなかった。6年前に撮影した本作が今を生きる私たちの不安と停滞に反響することを願っている。
出演 富岡英里子
プロフィール
神奈川総合高校個性科10期/日本映画学校俳優科22期女優・市原悦子が主演する舞台の演出助手等を経験し、在世中に朗読や芝居の稽古をつけてもらう。映画出演「誰かの花」(2022)奥田裕介監督 「書くが、まま」(2019)上村奈帆監督 他、ドラマ出演 テレビ朝日「桜の塔」「ハケン占い師アタル」他、舞台 Plant M「凜然グッドバイ」作・演出樋口ミユ 他、2022年「書いて、創って、演って、届ける」ことをテーマにした創作活動を開始。
コメント
現場は、毎回全員参加のミーティングから始まった。どの部も自分の持ち道具を置き、お互いのコンディションを確認し合い、その日撮るシーンについて話し合った。それは、お互いを一人の人として見つめ合う時間だった。台本の解釈について話し合う時、監督の最後の言葉はいつも「そんな気がします」だった。「こうなんです」と断定されるよりも遥かに信頼できた。みんなで話し合ったことを持ち寄り、各々が”スタート”から”カット”までそこで起きることを見つめ続けた。
「あなたはこの映画を観てどんな気がした?」と、多くの人と語り合いたい。
出演 中川ゆかり
プロフィール
1984年生まれ。神奈川県出身。早稲田大学第一文学部卒業。映画美学校アクターズ・コース第1期高等科修了。ユーステール所属。2015年、鈴木卓爾監督の『ジョギング渡り鳥』で主演を務める。近年では『、に満たない。から』(2021・中田森也監督)、『見続ける涯に火が!』 (2021・宮﨑輝監督)、そして、深田隆之監督の8mm作品『わたし/あいだ/わたし』(2021)などに出演。俳優としての活動のほか、都立高校での演劇講師や、海外映画・ドラマの日本語吹替版制作のディレクション、プロデュースも行う。
コメント
福井映画祭での舞台挨拶の前でした。深田監督が仏・ベルフォール映画祭での上映後、現地の高校生に「この後二人はどうなるの?」と尋ねられたと教えてくれました。何気ない質問にも思えるこの一言は、足が止まりがちな私の背中を今も優しく押してくれています。今思えば、彼女はその名前から想起される大きな理想に気圧されて生気を自分の奥底に沈めてしまったかのようです。そんな彼女が、身近な世界の手応えに導かれて自分を取り戻す場所はやはり劇場、映画館なのでした。時を経て、今回の上映がどなたかと交差する機会となりますように。
作品情報
あらすじ
脚本家を目指すルイは海外に行っている映画監督の恋人アツシの帰りを待っている。スカイプ越しに会話を交わす2人は新しい生活への計画に胸を躍らせる。一方、メイコは精神疾患によって舞台俳優の活動を離れカフェで働いていた。そこへ急に兄のマコトがやってくるが…。人生の岐路に立つ女性2人が織りなすささやかな物語。
映画祭入選情報
第33回ベルフォール映画祭 長編コンペティション部門ノミネート
第12回ランデブー映画祭(フロリダ)
第12回福井映画祭
アメリカオレゴン州ポートランド美術館の日本映画特集にて上映
出演
富岡英里子 中川ゆかり ジントク 渡邊りょう 鬼松 功 伊佐千明 矢島康美 水越 朋(声)
スタッフ
撮影:山田遼 録音:渡部雅人 脚本:深田隆之、島田雄史 助監督:島田雄史 美術・制作:植地美鳩 ヘアメイク:谷川悦子 音楽:アルプ 英語字幕:村上静香 配給・宣伝協力:合同会社夢何生 製作√CINEMA
2018/日本/99分/カラー/16:9/ステレオ/DCP 公式Web:https://www.forgotten-planets.com/
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