株式会社LuxonusシリーズB投資ラウンドで約4.3億円を調達しました。

光超音波3D/4Dイメージング装置の開発と販売にむけて

株式会社 Luxonus（東京都港区、代表取締役：相磯貞和、以下「Luxonus」） は、第三者割当増資を実施し、約4.3億円を調達しました。

Luxonus は、無被ばくで造影剤を用いずに血管を可視化する独自の光超音波3D/4Dイメージング技術
（Photoacoustic 3D/4D Imaging＝PAI-3D/4D）を用いて、疾患の早期発見および病勢診断が可能な汎用撮影装置の実用化を目指す大学発ベンチャーです。2019年より製品開発に取り組み、光超音波3D/4Dイメージング装置の製品プロトタイプの開発に成功し、3D/4D画像を取得することができました。
この度の資金調達により 、Luxonus は、2021年に研究機関向けの理化学機器の上市と、続く2022年中の医療機器の開発・生産および薬事申請の準備に投資を行う予定です。

＜光超音波3D/4Dイメージング技術について＞
光超音波3D/4Dイメージング技術は、既存の撮影技術であるX 線コンピュータ断層撮影（CT)、核磁気共鳴画像（MRI）などと比較して、造影剤を使用せず無被ばくで、血管を超高解像度 3D/4D 撮影することが可能です。その原理は、生体にパルス光を照射した際に発生する超音波を超音波センサで捕捉し、受け取ったデータをコンピュータ解析し画像化します。血液の酸素飽和度等を3D /4D撮影でき、さらに色素造影剤を用いることでリンパ管を高解像度で 3D/4D撮影することが可能となりました。

Luxonusは、新技術の普及に向けて、2年間の技術開発の成果を、学会で発表予定です。
・第80回日本癌学会（9月）
・第17回日本血管腫血管奇形学会　（10月）
・第5 回APFSRM2020/第48 回日本マイクロサージャリー学会（12月）

現在、京都大学医学部附属病院および慶應義塾大学病院は、ImPACT（内閣府・⾰新的研究開発推進プログラム「イノベーティブな可視化技術による新成⻑産業の創出」）で得られた臨床研究成果をさらに発展させ、AMED「医療機器等における先進的研究開発・開発体制強靱化事業」にて、本装置を用いた疾患（末梢脈管疾患、リンパ浮腫、乳がんなど）と再建手術に関する臨床研究を進めており、今後、研究成果を医学系学会等で発表されます。

＜株式会社Luxonusについて＞
Luxonus の技術は、文科省「先端融合領域イノベーション創出拠点形成プログラム」（2006 年度～2015 年度に実施）と内閣府・革新的研究開発推進プログラム(ImPACT）「イノベーティブな可視化技術による新成長産業の創出」（2014 年度～2018 年度）で開発した光超⾳波イメージング装置を実⽤化するため、2018年12⽉に設⽴しました。

＜主な出資参画企業＞
株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ　
代表者 ：代表取締役社長　山岸 広太郎
所在地 ：東京都港区
URL    ：https://www.keio-innovation.co.jp/

三菱UFJキャピタル株式会社
代表者 ：代表取締役社長　坂本 信介
所在地 ：東京都中央区
URL    ：https://www.mucap.co.jp/ 

SMBCベンチャーキャピタル株式会社
代表者 ：代表取締役社長　落合 昭
所在地 ：東京都中央区
URL    ：https://www.smbc-vc.co.jp/

フューチャーベンチャーキャピタル株式会社
代表者 ：代表取締役社長 　松本直人
所在地 ：京都市中京区
URL    ：https://www.fvc.co.jp/
 
など

<会社概要>
会社名 ：株式会社Luxonus
所在地 ：神奈川県川崎市幸区新川崎7-7 AIRBIC A22
代表者 ：相磯　貞和
設立    ：2018年12月
URL    ：https://www.luxonus.jp/
事業内容：光超音波イメージング装置の開発、販売

<お問い合わせ先>
株式会社Luxonus　高橋　義晴
TEL：　　[phone]
e-mail：　[e-mail]