ミダス財団、特別養子縁組の支援拡充に向けてミダス＆ストークサポートと提携
■パートナーシップの背景
ミダス財団は2019年に設立し、東南アジアの貧困地域における小学校や孤児院の建設、日本国内の子ども食堂への寄付などをおこなってきました。財団設立以来、「子どもの福祉」は私たちにとって重要なテーマであったといえます。このたびミダス財団が国内事業を本格化させるにあたり複数の社会課題を検討し、社会インパクトの大きさや財団としての社会課題解決への寄与度等の観点をふまえ、新たに特別養子縁組事業に取り組むことを決めました。
ストークサポートは2016年に設立し、予期せぬ妊娠で困っている妊婦さんの相談支援や特別養子縁組のあっせん事業などを行ってきました。政府は令和6年度末までに特別養子縁組の成立件数を1000件程度にするとの目標を立て制度の普及啓発や民間あっせん機関の体制整備への支援等に取り組んでいますが、令和4年度は580件と目標に及ばない状況です。ストークサポートは現在年間約40件の縁組成立に寄与しているものの、日々の実親支援、養親支援に精一杯の力を入れてきており、組織強化に十分な経営資源をさくことができない状況にありました。
このたび、長年特別養子縁組に関する分析・情報発信を続けてきた株式会社Ridilover（※）の提案を踏まえ、ミダス財団より「家庭養護を必要とする全ての子どもたちに支援がいきわたるようにパートナーシップ関係を結びたい」と申し出たことから、業務提携契約の締結が実現しました。これに合わせてストークサポートは団体名をミダス＆ストークサポートと変更し、予期せぬ妊娠で困っている妊婦さんのための相談支援や養子縁組のあっせん事業を充実させ、家庭養護を必要とする子どもたちが一人もこぼれることなく支援を提供できるよう協力してまいります。
（※）株式会社Ridilover（リディラバ：代表取締役 安部敏樹）は、社会課題の現場とその解決に資する社会資源をつなぐプラットフォーマー。現在、教育旅行事業、企業研修事業、メディア事業の他、事業開発・政策立案事業も手掛ける。
■パートナーシップの概要
主な取り組みは以下の通りです。
・ミダス財団による活動資金の提供：ミダス＆ストークサポートがさらに大きな役割を果たすための活動資金をミダス財団が提供します
・経営資源、経営ノウハウの有効活用、事業効率の向上：ミダス財団およびミダス関係者から3名がミダス＆ストークサポートの理事に就任し、組織運営をともに担います
・実親相談員、養親相談員の新規採用および人材育成支援：ミダスキャピタルの出資先である株式会社Xpotentialが趣旨に賛同し、イネーブルメントの手法を活用して相談員の育成に取り組みます
・デジタルマーケティング支援：ミダスキャピタルの出資先である株式会社AViCが趣旨に賛同し、デジタルマーケティングや広報の観点からミダス＆ストークサポートの活動を支援します
■特定非営利活動法人ミダス＆ストークサポートについて
ミダス＆ストークサポートは、社会福祉法に規定された、第二種社会福祉事業「児童の福祉の増進について相談に応ずる事業」として非営利に活動する団体です。予期せぬ妊娠で困っている妊婦さんの相談支援、養子縁組のあっせん事業などを、助産師や社会福祉士といった専門職のチームで行っています。
生まれてくる大切な命をつなぎ、全ての子どもたちが平等に笑顔にあふれ喜びに満ちた人生となるよう、子どもたちと、妊婦さんの相談支援、子どもを育てたいと願う養親さんと、日本の養子縁組の増進に貢献することを目的としています。
■ミダス財団について
ミダス財団は、「2030年に100万人、2040年に1億人の人生にポジティブな影響を与える」ビジョンのもと社会貢献事業を行う財団法人です。株式会社ミダスキャピタルの年間収益の10%及び代表理事である吉村英毅からの1億円/年の寄付を財源として本質的・サステイナブルな社会貢献事業を行い、世界中の根本課題を解決していきます。
◆ミダス＆ストークサポート概要
法人名：特定非営利活動法人ミダス＆ストークサポート
代表：倉田友紀
設立日：2016年5月24日
活動分野：保健・医療・福祉／人権・平和／子どもの健全育成
Webサイト：https://www.storksupport.net/
◆ミダス財団概要
名称：一般財団法人ミダス財団
代表：吉村英毅
設立年：2019年
Webサイト：https://midas-foundation.org/
【本件に関するお問い合わせ先】
一般財団法人ミダス財団
