ハロウインターナショナルスクール安比ジャパンが学校の電力を「100%地熱化」
~電力の完全カーボンニュートラル化を実現、AISLが提唱するネットゼロビジョンと生徒主導のサステナビリティ推進に前進~
ハロウインターナショナルスクール安比ジャパン(以下、ハロウ安比校)は、2025年3月1日より、学校施設全体の電力を100%地熱エネルギーでまかなう体制へ移行し、電力使用の完全なカーボンニュートラル化の実現を目指します。
この大きな一歩は、AISLグループ(Asia International School Limited)が掲げる2030年までの全校カーボンニュートラル目標に向けた具体的な進展であり、同時に国連の持続可能な開発目標(SDGs)にも強く連動しています。特に、
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目標7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに
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目標12:つくる責任 つかう責任
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目標13:気候変動に具体的な対策を
に深く貢献するものです。
この再生可能エネルギーへの移行により、年間約400トン以上のCO₂排出削減が見込まれております。
本プロジェクトは、八幡平市そして地元の地熱資源を活用するために設立された持続可能エネルギー企業「ジオパワー(GeoPower)」との緊密な連携により実現しました。八幡平は日本国内でも有数の地熱資源に恵まれた地域であり、その自然火山地帯の力が学校の持続可能な未来を支えています。
当校校長のスティーブン・トン(Stephen Tong)は、今回の取り組みについて、「この成果は、八幡平市のパートナーたちの革新と献身の証であると同時に、生徒たちに“目的と誠実さをもって世界をけん引していくというハロウ安比校の使命の体現でもあります」
と述べています。
ハロウ安比校は環境責任への長期的な取り組みの一環として、The Alliance for Sustainable Schools(TASS:持続可能な学校連盟)に正式加盟しました。2025年5月21日、スティーブン・トン校長がTASS の理念と持続可能な教育への共同責任に賛同し、同連盟が掲げる憲章に署名しています。
同校ではすでに、生徒主導の「サステナビリティ・リーダーシップ委員会」が立ち上がり、学校運営やカリキュラム、さらには地域との連携を通じ、環境問題に対する学校コミュニティ全体の意識改革に向けて始動しています。具体的には、使い捨てプラスチックの削減や生物多様性プロジェクト、気候変動教育など、持続可能性を学校文化の中核に据えるべく多岐にわたる活動を展開しています。
【主なポイント】
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ハロウ安比校の電力は100%地熱エネルギーで供給
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年間400トン以上のCO₂排出削減
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AISLグループの「2030年カーボンニュートラル達成」目標の一環
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TASS(持続可能な学校連盟)に加盟
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生徒主導の「サステナビリティ委員会」による全校的な環境課題への取り組み
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SDGs(目標7・12・13)との連携
【TASS(The Alliance for Sustainable Schools)について】
TASSは、気候危機への具体的かつ迅速な行動を起こし、持続可能な未来の構築に貢献するための世界中の学校によるネットワークです。学校が持つ教育の力と社会的責任に着目し、加盟校は環境負荷の削減、教育カリキュラムへのサステナビリティ導入、生徒の自発的な活動推進に取り組み、より持続可能な社会を目指しています。
【SDGs(持続可能な開発目標)について】
SDGsは、2015年に国連で採択された国際的な行動指針であり、地球規模の課題解決を目指す17の目標で構成されています。ハロウ安比の地熱電力への転換および広範なサステナビリティ活動は、以下の目標に対して直接的な貢献を果たしています。
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目標7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに
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目標12:つくる責任 つかう責任
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目標13:気候変動に具体的な対策を
ハロウインターナショナルスクール安比ジャパンについて

学校名:ハロウインターナショナルスクール安比ジャパン / Harrow International School Appi Japan
ウェブサイト: https://www.harrowappi.jp/
所在地:岩手県八幡平市安比高原180-8
教育対象:Year 7~ Year 13(英国式の教育を採用、日本の小学6年~高校3年)
生徒数:約300人(内訳:日本国籍30%、外国籍70% ※2025年5月時点)
【学校紹介】
ハロウ安比校は、450年の歴史を持つ英国名門校 ハロウスクールをモデルに、日本初の英国式全寮制インターナショナルスクールとして、 2022年8月29日に岩手県八幡平市安比高原で開校しました。
英国ハロウスクールの四つの価値観(「勇気」、「名誉」、「謙虚」、「友情」)を教育の根幹に据え、安比高原が有する素晴らしい自然資源をフルに活用し、世界トップクラスの教育を提供しています。
英国の教育方式を取り入れ、Year 7からYear 13(11歳~18歳)の7学年制を敷き、最高水準の学力習得を目指すだけでなく、生涯学び続ける姿勢を養い、さらにスポーツや音楽、演劇、そして奉仕活動等、専門の先生方が幅広い分野で質の高い授業や活動を展開し、知識と教養、そして人間性を備えた人材の育成を目指しています。
八幡平市が誇る雄大な自然、澄んだ空気、緑豊かな木々や満天の星空、これら全てが当校の大事な教材となります。さらに、地域社会との交流を通じて地域の特色や課題を理解することも大切な学びの一つと位置づけています。
また、当校の特徴の一つにハウスシステム(寮制)があげられます。ハウスでは、生徒一人ひとりに合ったきめ細かな個別ケアを提供するとともに(パストラルケア:生徒の心のケアや健康、安全を重視したサポート )、「もう一つの家」としての機能も果たします。寮長先生をはじめ年少から年長の生徒が一つのファミリーを形成し、この小さなコミュニティーで自らがどのような役割を果たし、いかに周囲に貢献していくかも学びます。
こうした経験を通じて、生徒たちは豊かなバランス感覚を体得し、自然と他人への思いやりやリーダーシップを身につけることになります。このように学業・生活の両面で十分なサポートを提供し、世界を舞台に活躍する人材の輩出を目指しています。

お問いわせ
ハロウインターナショナルスクール安比ジャパン
部署:マーケティングチーム
担当者:Jane Blundell / マーケティング・マネージャー
メール:jchung@harrowappi.jp
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