松岡正剛のイシス編集学校、基本コース【守】第51期が間もなく開講、社会学者大澤真幸氏の編集レクチャーを開催

イシス編集学校

2023年4月24日 14時00分

編集工学研究所（本社：東京都世田谷区、代表取締役社長：安藤昭子、取締役所長：松岡正剛）が運営する「イシス編集学校」（2000年創設）では、2023年5月から、第51期基本コース【守】が開講します。第50期から、通常コースに加えて各界著名人による「編集レクチャー」を導入しました。2023年春期では、第2弾として、社会学者・大澤真幸氏による特別編集レクチャーを実施します。受講をご検討中の方が事前に体験できる「新編集力チェック」や、指導陣による編集ワークショップも多数実施中です。

2000年2月、編集工学者・松岡正剛により、ブックナビゲーション千夜千冊の連載がスタートし、現在まで1800夜を超えて継続中です。同じ2000年の6月に、松岡正剛が校長をつとめる「イシス編集学校（https://es.isis.ne.jp/）」が、編集工学を方法として学ぶ唯一の場としてインターネット上に誕生しました。総受講者は３万人、育成された指導者数850人（累計）にのぼります。2023年5月には、基本コース【守】第51期がスタートします。

●各界著名人による「編集特別レクチャー」の導入

前回の第50期から、より幅広い層の方々に「編集工学」を体験し、学んでいただく機会創出の一環で、各界著名人による「編集レクチャー」を新導入しました。編集特別レクチャーの第一弾は、江戸文化研究者、元法政大学総長の田中優子氏をゲスト講師として招き、「田中優子の編集宣言」と題して講義を実施しました。

コース受講者は無料受講が可能で、イシス編集学校を未体験の方も有料で視聴が可能です。

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第1弾（田中優子氏による編集特別レクチャー）の映像は、こちらから視聴可能です

イシス編集学校第50期［守］特別講義

「田中優子の編集宣言」（映像視聴）

https://shop.eel.co.jp/products/detail/516

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●第2弾は、大澤真幸氏による編集特別レクチャー

続く第2弾の第51期（2023年5月開講）では、社会学者・大澤真幸氏をお招きします。昨今、複雑で見通しがつかない社会情勢を背景に、各界著名人が編集工学に注目しています。大澤真幸氏もそのおひとりです。社会学の観点から編集工学が社会に与える影響・効果について、講義をします。7月2日に開催されます。

第51期[守]の受講者は、38の編集稽古に取り組む15週間の基本コースに加えて、大澤真幸氏の特別編集レクチャーを無料でライブ受講／アーカイブ視聴が可能となります。

受講者以外の方々も、有料でのライブ受講／アーカイブ視聴が可能です。

〇大澤真幸氏　プロフィール
1958年、長野県生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。社会学博士。専門は理論社会学。千葉大学文学部助教授、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を歴任。現在、月刊個人思想誌『大澤真幸THINKING「O」』刊行中、「群像」誌上で評論「〈世界史〉の哲学」を連載中。2007年『ナショナリズムの由来』（講談社）にて第61回毎日出版文化賞（人文・社会部門）。12年『ふしぎなキリスト教』（講談社現代新書、共著）で新書大賞2012大賞。15年『自由という監獄　責任公共性・資本主義』（岩波書店）で第3回河合隼雄学芸賞。

https://www.eel.co.jp/aida/members/masachi_osawa/　

●大澤真幸氏が注目する編集工学

大澤真幸氏は、編集工学研究所が主催する企業経営幹部向けコース「ハイパーエディティングプラットフォーム[AIDA]」のアドバイザリーボードのメンバーです。また、イシス編集学校の指導陣へのアドバイスの中で、編集工学について、このように発言されています。

“編集工学は、今後、21世紀のリベラルアーツとして必要なものである。イシス編集学校で学ぶ皆さんは、文明をつくるつもりでやらないといけない。ひとつの言葉が変わるだけでも、文明を変えるぐらいのことが、できるものなのだ。”　（大澤真幸氏）

https://www.eel.co.jp/aida/members/masachi_osawa/

●大澤真幸氏と連携して、新講座を開発（多読ジムスペシャル）

2021年、イシス編集学校が提供する読書術コース【多読ジム】のスペシャルコースとして、【多読ジムスペシャルコース　大澤真幸を読む】を開講。大澤氏の著作である『<世界史>の哲学』シリーズを課題図書としました。受講者は、大澤氏からのキックオフ講義を受けたうえで、読みを進め、一万字の最終課題を創文した。修了式には、大澤真幸氏と松岡正剛の対談が行われ、好評を博しました。

今回は、この連携を拡張し、イシス編集学校の入門講座である基本コース【守】へ、講義を提供いただくものとなります。

参考情報：

大澤真幸の四つの”読みスジ”【超人気講座★多読SP】
詳細ページ:https://edist.isis.ne.jp/just/osawa-tadokusp/

書くとは全部を出す覚悟　多読SP「大澤真幸を読む」読了式 10shot
詳細ページ:https://edist.isis.ne.jp/guest/dokuryoshiki_10shot/

【多読SP読了式】大澤真幸×松岡正剛対談（１）西洋と東洋とイスラームの歴史をつなげて語れる人
詳細ページ:https://edist.isis.ne.jp/post/tadokusp_taidan1/

【多読SP読了式】大澤真幸×松岡正剛対談（２）二人の読書術
詳細ページ:https://edist.isis.ne.jp/post/tadokusp_taidan2/

●新施策：受講検討中の方へ、「新・編集力チェック」が始動

８年ぶりの大きな改修を経て、入門前の方にご体験いただくための「新・編集力チェック」が始動しています。

すでに現在までに、約6万人の方が体験した「編集力チェック」は、一人ずつの回答に対して、師範代（人）がひとつずつその方の回答にあわせて指南（アドバイス）を返すことに特徴があります。

今後、5年間でさらに5万人の方に編集力チェックを体験していただくことを目指します。また、回答データを集約し、AI分析を行うことで、社会的に意義がある時代を読む「編集白書」の作成なども検討しています。

今回、新しいお題をご用意して、皆様の体験をお待ちしています。