アイエンターの「AI魚体サイズ測定カメラ」と「uwotech生産管理」が連携
魚体重データと給餌データの一元管理により、養殖の生産性を向上
養殖生産者向けのスマホ養殖管理ソフトを開発・運営するAquacraft株式会社(東京都東大和市、代表取締役:加地誠、以下「アクアクラフト」)と株式会社アイエンター(本社:東京都渋⾕区、代表取締役:⼊江 恭広、以下「アイエンター」)は、アクアクラフトが提供する上がるエサ代に抗うための養殖管理サービス「uwotech(ウオテック)生産管理」とアイエンターが提供する魚体サイズ算出装置「AI魚体サイズ測定カメラ」との連携を開始いたしました。
◆本サービス連携のポイント
「uwotech生産管理」は給餌、へい死、魚体重などのデータを活用し、増肉係数や日間給餌率、日間増重率といった各種生産管理指標を自動で計算・グラフ化することができるツールです。生産管理指標の計算には正確な魚体重データが必要不可欠ですが、手動での魚体重計測は魚への負担も多く、多くの手間と時間を要することが課題となっていました。
他方で魚体重カメラを導入されている企業様では、従来の紙の野帳と魚体重データをバラバラで管理しており、計測データを十分に活用することができていませんでした。「複数回にわたる計測データの連携に手間と時間がかかる」というフィードバックをいただくこともあり、今回のサービス連携に至りました。
「AI魚体サイズ測定カメラ」を導入いただいている企業様は、非接触測定で魚に負担をかけることがなく正確な測定が可能となり、計測による魚の斃死や魚病リスクも回避でき、高付加価値化が期待できます。また、今回「AI魚体サイズ測定カメラ」で得られた魚体重データが「uwotech生産管理」とより簡単に連携できるようになったことで、給餌データやへい死データも活かした横断的・俯瞰的なデータ分析が行えるようになりました。これにより、生産データを活用した給餌量の最適化によるコスト削減や生産性の向上といった効果が期待できます。
◆「第21回シーフードショー大阪」に出展
アクアクラフトとアイエンターの両社は、2024年2月21日~22日に開催されます「第21回シーフードショー大阪」に出展し、「uwotech生産管理」と「AI魚体サイズ測定カメラ」の展示を行います。本技術展では、海面養殖に向けた、生産性の向上、生育環境の改善、そして付加価値の創出を可能とする、さまざまな技術、機器が紹介されます。会期中は「uwotech生産管理」と「AI魚体サイズ測定カメラ」のデモを実際にお試しいただけます。ぜひご来場ください。
開催展名:第21回シーフードショー大阪
会期:2024年2月21日(水)10:00-17:00 ~ 22日(木)10:00-16:00
会場:ATCホール(アジア太平洋トレードセンター内)
小間番号:SD-01…アクアクラフト、SC-01…アイエンター
主催者サイト:https://seafoodshow-japan.com/osaka/
◆uwotech生産管理について
「uwotech生産管理」は上がるエサ代に抗うための養殖管理サービスです。種苗や生簀ごとに増肉係数やエサ代などをすべて自動で計算し、養殖の「今」を見える化します。生産性を戦略的に改善するための分析レポートも毎月生簀ごとに自動で発行されます。また魚体重測定後の迅速な意思決定を支援するために、増肉係数を自動で計算・グラフ化する機能も備えております。スマートフォンで記録から分析まで全て行えるため、ご利用頂いている方からは入力しやすくてストレスがない、デジタルに不慣れ方でも使いやすい、すぐに増肉係数が知れて便利とのお声もたくさんいただいており、好評いただいております。
◆AI魚体サイズ測定カメラについて
2020年4月に特許を取得した「AI魚体サイズ測定カメラ」は持ち運び可能な水中ステレオカメラで魚を撮影し、ディープラーニングの画像認識技術によって魚体を検出し、ステレオカメラと魚の位置情報から魚の体長と体高のサイズを非接触で計測するシステムです。測定したデータは測定記録のデータとしてクラウドに保存され、測定データ一の一覧化や動画データの蓄積、複数のグラフ生成が可能となり、成長過程の可視化・分析や、出荷タイミングの判断等に活用可能です。製品の詳細については、下記をご覧ください。
https://www.i-enter.co.jp/brand/marine-tech/fishsize-measurement/
◆Aquacraft株式会社 会社概要
当社は日本の豊かな水産資源と魚食文化を未来に残し続けるために、「おいしい魚が食卓に並ぶ『当たり前』の日々を次の世代につなぐ」というビジョンを掲げ、魚類養殖のDXに挑んでいるソフトウェア開発会社です。単なる機械化や省力化に留まらない新しい価値やソリューションの提供を通じて、未来の養殖業の新しい形を生産者の皆様とともに創造します。データや最新のテクノロジーの力を最大限に活用しつつ、得られた知見をひとりひとりの生産者に還元し、生産者を縁の下から支えます。
会社名:Aquacraft株式会社
所在地:東京都東大和市立野1‐18‐16にしきビル203
代表者:加地 誠
設立:2022年7月
事業内容:水産養殖事業者向けのデータ分析・管理サービスの企画・開発・販売及び保守 / ソフトウェア及びハードウェアの企画・開発・製造・販売・保守・賃貸・輸出入 / 生鮮食品、保存食品及び加工食品の企画・調査・開発・デザイン・販売・コンサルティング / 広告、宣伝、販売促進に関する企画・調査・制作 / 前各号に付帯関連する一切の事業
URL:https://aquacraft.blue/
◆株式会社アイエンター 会社概要
2020年7月よりi-ocean(アイオーシャン)というブランド名のもと、「IoT水質センサー」と「AI魚体サイズ測定カメラ」の販売を開始。製品販売の他にも、アワビやエビの「陸上養殖実験」を行う横浜ラボを設立、お客様からご要望を伺いシステムを開発する「水産DX支援」など、水産現場におけるデジタル化を支援するために様々なソリューションを提供しております。「最新テクノロジーを活用し、水産業者の生産効率を最大化する」というミッションを掲げ、日本のスマート水産業の促進に貢献いたします。
・水産DX
会社名:株式会社アイエンター
所在地:東京都渋谷区渋谷2-14-10 長沼ビル5階
代表者:入江 恭広
設立:2004年9月
事業内容:システム開発/アプリ開発/クラウドソリューション/最先端技術研究開発/自社プロダクト開発/デジタルマーケティング
URL:https://www.i-enter.co.jp/
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