渋谷駅前の落書き問題をアートの力で解決！アーティスト公募企画”TYPELESS”始動

渋谷駅前の公共空間を舞台にアーティストが表現・挑戦するプラットフォームとして渋谷を訪れた人と文化の接点となるような玄関口を創出

一般社団法人渋谷駅前エリアマネジメント

2023年11月14日 15時00分

渋谷駅前エリアマネジメントは「持続的なまちづくり」を掲げ、渋谷駅中心五街区にてまちづくり活動を推進しております。アーティストが挑戦できる環境をつくること、再開発中から公共空間を豊かにすること、「人の心を楽しませ、人が歩きたくなる街」を実現することを目指し、まちびらきに向けた今年度、アーティスト公募プラットフォーム「TYPELESS」を始動いたします。渋谷駅前の落書き問題を解決するため、今回は駅前の橋脚を対象にアート作品の募集を行います。

アーティスト・キュレーターの方とともに渋谷駅前の公共空間というステージを使い、渋谷の街に根付く文化を表現していただき、渋谷を訪れた人と文化の接点となるような玄関口を創出していくため、皆様からのご提案をお待ちしております。なお、今回はシブヤ・アロープロジェクト（※）と連携した企画とし、有事の際の避難誘導にも繋がる取組といたします。

※渋谷区による、有事の際の一時避難先の方面へと続く矢印サインを基調としたアートを掲出する事業

　（ http://shibuya-arrow.jp/ ）

場所はハチ公広場と渋谷マークシティを繋ぐ横断歩道エリアの橋脚が対象です。上写真（2022年3月撮影）のように落書きが多発していた同エリア。シブヤ・アロープロジェクトによるブラジリアンアート（Hanna Lucatelli氏）やShibuya Startup DeckによるパブリックアートプロジェクトENLIGHTEN（Embedded Blue inc.）を通じ、環境が改善されました。

（2022年3月撮影）　　　　　　　　　　　　　　

（Shibuya Startup DeckによるパブリックアートプロジェクトENLIGHTEN（Embedded Blue inc.））

担当者コメント

芸術発信拠点が多く存在する渋谷は、様々なカルチャーをミックスすることで生まれた作品や、多様な価値観を許容する土壌があります。「TYPELESS」という言葉には、型にとらわれず、固定観念から脱却・再構築していくイメージを込めています。マジョリティやマイノリティという括りではなく、アーティスト一人ひとりが持つ情熱や違和感、問題意識から生まれる作品を発信してもらい、作品に出会った人にとって、新しい好奇心が広がる機会となるようなアートを、渋谷駅前エリアマネジメントは皆様に求めます。

（プロジェクト担当者　渋谷駅前エリアマネジメント事務局員　　吉田　七海統）