公益財団法人メニコン芸術文化記念財団 2025年度　主催事業ラインアップ発表

演劇・舞踊・美術・音楽などの15プログラムを開催

公益財団法人メニコン芸術文化記念財団主催事業ラインアップ広報担当

2025年3月5日 14時00分

公益財団法人メニコン芸術文化記念財団（愛知県名古屋市中区葵三丁目21番19号）は、音楽、演劇、舞踊その他の芸術及び芸能の振興並びに地域の芸術文化・教育の発展に寄与することを目的とし、2021年9月に設立、23年に「公益財団法人メニコン芸術文化記念財団」に移行しました。2023年7月にグランドオープンしたメニコンシアターAoiは、開館3年目を迎える今年度も山口茜芸術監督のもと14プログラムをラインアップ、また2012年に開館したHITOMIホールでは、本年も引き続き、公演事業、人材育成事業をはじめとした多彩な音楽事業を展開します。これらの事業を通じて、若手実演家やクリエイターの活躍・育成の場の創出など、幅広い方々が芸術文化に触れ合うことができる環境構築への貢献、そして芸術を愛する方にとってのランドマーク的な施設になることを目指しています。

2025年度の主なプログラム

国内外のフェスティバルで賞賛を浴びた、芸術監督・山口茜のカンパニー「サファリ・P」の代表作が愛知初上演！アゴタ・クリストフ原作の『悪童日記』。
劇場作品も数多く手掛けてきた現代美術家・音楽家の梅田哲也を招き、劇場ツアー型作品を製作・発表。
豪華俳優陣と共に贈る、劇作家、演出家の永井愛の4年ぶりの新作公演　二兎社『狩場の悲劇』。
ダンスとクラシック音楽の名曲が出逢う時。振付家・ダンサー、森下真樹のベートーヴェン『運命』全楽章のソロダンス公演。
世界的ピアニスト小曽根真が2年ぶりにメニコンシアターAoiに登場！小曽根真トリオ TRiNFiNiTY 白熱のライブ。
その他、名古屋二期会が新たな切り口でオペラの魅力をお届けするコンサート、地元・名古屋で活躍する劇作家を対象とした人材育成プログラムや、未就学児童向けワークショップ「ヒョーゲンアソビノバ」などを開催。

https://meniconart.or.jp/

【ダウンロード】リリース資料一式

詳細なプレスリリース（PDF、Word）および各公演写真素材等の広報資料一式はこちらからダウンロードをお願いします。

代表理事田中英成より

あらゆる人々が心豊かな生活を送る上で、芸術文化が果たす役割は非常に大きいと考えております。また、芸術文化が根付いた地域でこそ、経済や産業におけるイノベーションが発生していくのではないでしょうか。

一方で、昨今の芸術文化を取り巻く環境は、劇場・ホールの閉館や公演機会の減少により、将来の発展に向けて重要な役割を担う若者の活躍の場や、地域の方々が優れた芸術文化に触れる機会が徐々に失われつつあります。

公益財団法人メニコン芸術文化記念財団は、音楽、演劇、舞踊その他の芸術及び芸能の振興並びに地域の芸術文化・教育の発展に寄与することを目的とし、2021年9月に設立いたしました。2023年4月には愛知県より「公益財団法人」の認定をいただき、「公益財団法人メニコン芸術文化記念財団」に移行いたしました。

当財団は、公演事業及びメニコンシアターAoi、HITOMIホールの貸出・管理・運営を通じて、若手実演家やクリエイターの活躍・育成の場の創出、幅広い方々が芸術文化に触れ合うことができる環境の構築に貢献してまいります。

2023年7月にグランドオープンしたメニコンシアターAoiは、山口茜芸術監督のもと、開館3年目も素晴らしいラインアップをお届けできる運びとなりました。2012年に開館したHITOMIホールでは、本年も引き続き、公演事業、人材育成事業をはじめとした多彩な音楽事業を展開いたします。

また、2025年度より賛助会員様の募集も開始し、より一層、みなさまと共に地域の文化・芸術活動を盛り上げてまいります。

今後共、当財団の活動にご支援、ご高配賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

メニコンシアターAoi芸術監督山口茜より

我々の生きる現代社会では、ジェノサイドがおき、国内でもこれまでなかったような形の犯罪が多発しています。深刻な環境問題も抱える中で、私たちの不安は高まっており、そこから生まれる暴力を前に、私たちは簡単に人を信頼してはいけないと学ばされる日々が続いています。そのような中で、私たち一人一人にできることは、自分を信じ、他者を信じることです。各々がその力を養っていけば、いずれ世界の平和を実現することも夢ではないと思います。

自分や他者の存在そのものを信じるためには、自分と他者の間に起きる現象に対して、常にその判断を揺らぎのあるものにしておくことが必要です。合理的な判断を急ぐのではなく、俯瞰で物事を観察し、ちょっとした違和感を無視しないこと。そこには間違いなく自分の個性が潜んでいます。それについて自分の考えだけでなく、感情についてもつぶさに言語化すること。また、そのやりとりを他者と共に積み重ねることによって、自分が何を美しいと思うのかが明らかになり、他者が自分とは違う個性を持った存在であることもまた同時に知ることができます。

そういった力を養うことのできる手段の一つとして、舞台芸術があります。今年のメニコンシアターAoiもこれまで通り、ご来場くださった皆様に、充実したプログラムをお届けします。劇場では一人になって感動したり内省したりする時間を持つことができますし、家族や友人と連れ立ってお越しになれば、経験を分かち合う時間を持つこともできます。舞台芸術を真ん中に置いて、他者と共にそれぞれの感情をしっかりと受け止める時間を持つことができれば、劇場という場所は私たちの生活にとって安らぎを得る場所、なくてはならない場所となるでしょう。

さらに、これから数年かけて、ご来場くださった皆様が、主体的に参加できるようなプログラムも少しずつ増やしていきたいと考えています。言語化に続いて、演技であったり、歌であったり、踊りであったり、それに限らずさまざまな方法で、自分を表現したいと考える人たちの活躍の場にもしていきたいと考えています。

今年も、劇場スタッフをはじめ、利用される皆様、ご来場くださる皆様と共に、メニコンシアターAoiを自分が主役になれる場所へとより一層進化させていきたいと思います。

※田中英成、山口茜のプロフィールは【公益財団法人メニコン芸術文化記念財団 2025年度　主催事業ラインアップ・プレスリリース】内に記載しています。

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