ずどーんとはじまる、新しい“しごと”の仕組み（北海道奈井江町）

“働きたい人”と“働いてほしい人”をつなぐ、「しごとコンビニ®」事業が、北海道奈井江町で本格スタート！

北海道奈井江町では、誰もが生きがいや役割をもって、生き生きと活躍できる「生涯活躍のまち」の実現のために、さまざまな課題解決に取り組んでいます。取り組みの一つとして、子育て中の女性や高齢者の方など、誰もが活躍できる就労の創出を目指しており、その実現のために、「しごとコンビニ®」の仕組みを導入しました。

「しごとコンビニ®」は、“しごと”を通じて多様な人の望む生き方を実現することを理念に、人を起点とした「ひとづくり」×「しごとづくり」を官民連携で行う業務委託型の短時間ワークシェアリング事業です。

年齢や時間などに何かしらの制限があり、これまで働きたいけど働けなかった人たちの「誰かの役に立ちたい」「誰かと繋がりたい」「社会と繋がりたい」「これまでの経験を生かしたい」「成長したい」といった望みを、“大事にしたい人やコト”を大事にしながら働けるよう、一人一人の「現状」と「望み」に寄り添いながら、ちょっとだけ手伝って欲しい人とちょっとだけ働きたい人を発掘して繋ぐ仕組みです。

5月16日から、奈井江町での事業が本格スタートしました。是非ご注目ください。

• 奈井江町しごとコンビニの取り組み

奈井江町では、しごとコンビニの企画として、「ライティング講座」を開催し、タウン誌でのライター経験がある方を講師に招いて、コラム等の文章の書き方のコツを教えていただくなど、経験の無いことでも、学びながら今後の仕事に生かせるような機会をつくっています。

これからも、登録メンバーや、町民の皆さんの意見も取り入れながら、このような取り組みを積極的に行っていきます。

• しごとコンビニ®とは

市町村事業を伴走支援する一般社団法人つながる地域づくり研究所と、人材コンサルティングを手掛ける株式会社はたらこらぼとの共同事業で、年齢や時間などの条件によって働く機会が限られていた人が、1日あたり1.5～3時間といった短時間の仕事で報酬を得られる“業務委託型”の仕事をつなぐ仕組みです。

地域が抱える少子高齢化や人口減少、人手不足などの様々な課題とも繋がりが深く、そうした課題の解決手法のひとつにもなっており、これまでに、岡山県奈義町、北海道東川町、鳥取県南部町、熊本県南小国町、奈良県高取町、福岡県豊前市で導入されています。

2020年度グッドデザイン賞、第１回LINEWORKS 新しいワークスタイル大賞 優秀賞を受賞し、ますます注目が高まっています。

【運営法人】

一般社団法人ないえ共奏ネットワーク（代表理事：碓井直樹）

〒079-0300 北海道空知郡奈井江町字奈井江11番地 奈井江町役場内

Tel&Fax [phone]（共通）平日9:00〜17:00

（2023年5月より、奈井江町しごとコンビニ事業開始）

奈井江町しごとコンビニ

https://www.naie-kyousou.net/shigoto-conveni

しごとコンビニ

https://shigoto-conveni.jp/

• 北海道奈井江町とは

北海道空知地方の中心部（札幌と旭川のほぼ中間地点）に位置する、人口約5,000人の町です。

国道12号線（総延長156.8㎞の北海道の大動脈と言える道路）が、ずどーんと、町の中央を南北に縦貫し、美唄市から奈井江町を通り滝川市までの29.2㎞が、日本一の直線道路となっています。そのちょうど中間地点に位置するのが奈井江町です。

人口減少や少子高齢化が進む中でも、誰もが生きがいや役割をもって、生き生きと活躍できる「生涯活躍のまち」を実現すべく、さまざまな課題解決に取り組んでいます。

• 町のキャッチフレーズは、「ずどーん」

「ずどーん」は、日本一の直線道路のまち奈井江町に由来しながら、広がる田園風景、雄大な山並み、大らかな奈井江町気質、この町が有する有形無形のさまざまな資源が共鳴するパワーを表現しています。

ずどーんステッカーを無料配布することで、ユニークな使用例がインスタグラム等で投稿されているほか、成人式ではずどーんを用いた看板が撮影スポットになり、町内の祭りでは「ずどーん湯」（子どもたち企画の足湯）が登場するなど、さまざまな使い方が広がっています。

このように、単に役場の職員の名刺や封筒の肩におさまったりするだけのものではなく、町民や事業所、団体それぞれのアイデア次第で、さまざまな場面で使っていくことでコミュニケーションが生まれ、奈井江町が他のまちとは違う独自の見え方になっていくことを目指しています。