韓国生成AI業界を代表するグローバルスタートアップ企業リートン、シリーズAで16.5億円の資金調達を完了

「次世代ポータルを目指し、積極的な人材採用と高度化に集中」

対話型生成AIサービス「wrtn（リートン）」を提供する Wrtn Technologies, Inc.（本社：韓国ソウル市江南、代表取締役CEO：イ・セヨン）は、シリーズAで16.5億円の資金調達を完了しました。昨年11月のプレシリーズAラウンドでの4.2億円とあわせ、累積資金調達額は、21億円となります。

Wrtn Technologies, Inc.は、シリーズAで16.5億円の資金調達を完了しました。昨年11月にプレシリーズAラウンドの資金調達に成功しており、7ヶ月余りでの完了となります。今回のシリーズAラウンドでは、既存株主のキャップストーンパートナーズ（Capstone Partners）をリード投資家として今回新たに加わっていただいたZ Venture Capital（ZVC）、Woori Venture Partners、KDB 産業銀行、ハナ銀行、ハナ証券、KB証券などを引受先として第三者割当増資を実施致しました。

このうち、ZVCはグローバルモバイルプラットフォームであるライン（LINE）やヤフージャパンなどを子会社として持つ国内企業Zホールディングスの企業主導型ベンチャーキャピタル(CVC)です。ZVCの参加により今年4月に正式的にローンチしているリートンを始めとする生成AIサービスにおいての日本事業にもさらに弾みがつくと期待されております。

Wrtn Technologies, Inc.は、韓国生成AIの分野では業界をリードする先駆者として注目されており、GPT-4をはじめ、Naver Hyperclova、独自の言語モデルを基盤としたAIポータルサービス「リートン(Wrtn) 2.0」を運営しています。韓国では初となるAIプラグインプラットフォームを実装し、外部の様々なサービスを連携して提供しており、Web版だけでなくデスクトップ、モバイル用のアプリもリリースしております。

2023年5月末には業界を代表するグローバル企業が多数集結した生成AIカンファレンス「GAA2023（Generative AI Asia 2023）」を主催致しました。カンファレンスには、マイクロソフトをはじめ、アマゾンウェブサービス、ハギングフェイス、コヒア、ネイバーなどグローバルの16社のテック企業から参加していただいております。

今回の資金調達をリードしたキャップストーンパートナーズのソン・ウンガン代表は「リートンは、韓国国内の生成AIスタートアップ企業の中でも圧倒的な成長を遂げている」とし、「急変する市場で最善の戦略を策定し、非常に速いスピードでサービスを開発してきた底力を基に、代表的な生成AIポータルサービスとして成長することを期待している」と投資の背景を語っています。

一方、Wrtn Technologies, Inc.のイ代表は、「AI時代を迎え、利用者の最初の画面を占める次世代ポータルとして位置づけ、すべての人に開かれたAI生態系を作っていきたい」とし、「韓国初のプロンプトエンジニアを公募したように、今回の資金調達を通じてさらに積極的に優秀な人材を採用し、サービスの高度化を図っていきたい」、「日本でもパートナーシップを強化すると共に韓国と同じく優秀な人材を採用していきたい」と述べています。

■リートンテクノロジーズについて

リートンテクノロジーズは、韓国の生成AI活用サービス業界の先駆者として、ウェブ及びアプリの利用者数1位の対話型生成AIサービス「wrtn（リートン）」を提供しているスタートアップ企業です。尚、CES2023で生成AIサービスでは初となるイノベーション賞を受賞しております。

韓国で2022年10月に正式リリースした「wrtn（リートン）」は、公開4ヶ月でアクティブユーザー数（MAU）10万人を超え、ユーザーが生成した単語の数は20億件を超えるなど国民的GPT応用サービスとしての位置を占めています。

公式サイト：http://wrtn.ai/