岐阜市とサントリーウエルネス(株)が連携協定を締結
―高齢者施設の高齢者が地元サッカークラブの応援で心身ともに元気になる「Be supporters!」プロジェクトを協働して推進し、市民のウェルビーイングを促進―
今後、当社は岐阜市と協働し、岐阜市内での「Be supporters!」参加施設の拡大を目指します。また、「Be supporters!」に参加する施設利用者や職員を対象として、岐阜市が実施する予定のアンケート調査等を協働して推進していきます。
日本の少子高齢化が世界に例を見ないスピードで進行する中、「フレイル」の入り口とも言われる高齢者の社会的つながりの喪失は社会課題となっており、自治体や企業においても課題解決につながる積極的な取組みが求められています。当社が2020年12月より推進する「Be supporters!」プロジェクトは、高齢者や職員、地域につながりが生まれることが専門家等に着目されてきました。
当社は、自治体との初めての連携協定となる本件をきっかけに、全国の自治体へと連携を広げ、「Be supporters!」に参加する高齢者施設の全国での拡大を目指します。これを通じ、“人生100年時代”の人の幸せに関する理解や知見を深め、当社のミッションである「ひとりひとりの『生きる』を輝かせる~体と肌と心のつながりを通じて~」を実現していきます。
連携協定の主な内容と具体的な取り組み事例
(1)「Be supporters!」参加施設の拡大に関すること
・ 岐阜市内の高齢者施設関係者への説明会の実施
・ 岐阜市内の高齢者施設関係者向けの講演会、HP、パンフレット、資料等での発信
・ 「Be supporters!」に参加する全国の高齢者施設との交流会における、岐阜市内の高齢者施設の参加促進 等
(2)「Be supporters!」参加施設を対象とした調査に関すること
・ 「Be supporters!」に参加する施設利用者や職員を対象とした、岐阜市との協働による年2回のアンケート調査の実施 等
岐阜市内での「Be supporters!」の取り組み実績について
当社は、「Be supporters!」の一環として、公益社団法人 日本プロサッカーリーグ(以下、Jリーグ)と協働し、2022年と2023年の9月に、敬老の日特別企画「人生の先輩からのエール」を実施しました。本企画は地域の 高齢者施設に入居している方々から選手・クラブへのエール(応援メッセージ)を集めて横断幕を制作し、各クラブのホームゲームにて掲出するものです。
2023年には、FC岐阜を含む全国20クラブ、全国約130施設・約3,500名の高齢者が参加しました。9月9日(土)、岐阜メモリアルセンター長良川競技場にて、「最後の1分まで全力で」「生かされている幸福を胸に頑張ってください」など、岐阜県内23施設・341名の高齢者の方々から集まった、味わい深いエールが書かれた横断幕が掲出されました。
「Be supporters!」について
「Be supporters!」は、高齢者施設の高齢者や認知症の方など、普段は周囲に「支えられる」場面の多い方が、地元のサッカーJリーグのクラブのサポーターとなることで 「支える」存在になることを目指す活動で2020年12月より推進しています。
コンセプトは「いくつになってもワクワクしたい、すべての人へ」。2021年12月からはJリーグと協働で推進しており、現在、全国約160施設・延べ6,000人に広がっています。
参加する施設職員の方々からは、「腕が不自由でリハビリに積極的ではない方が、応援しているときは腕を挙げて手を叩く」「部屋に閉じこもりがちだった方が、他の方と一緒に応援することで笑顔が増えた」などの高齢者の変化、また「職員自らが楽しんで参加するので、施設が明るくなった」「Be supporters!の活動をきっかけに、実際に施設に入社した方がいる」などの施設・職員の変化についてご報告いただいています。
*「Be supporters!」公式サイト
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