NPO法人結び手 探求学習・国際教育を実施中の郁文館グローバルにて活動報告会を実施
NPO法人結び手が郁文館グローバルの学生に提示した探求学習のテーマは、インドにおける基礎教育機会の提供とその拡大・継続に関する施策の考案でした。
NPO法人結び手が郁文館グローバルの学生に提示した探求学習のテーマは、インドにおける基礎教育機会の提供とその拡大・継続に関する施策の考案でした。このテーマに対し、学生たちは子供向けの新聞を発行し、様々な情報に触れる機会を提供するというアイデアを提案しました。このアイデアに基づき、結び手はインドの貧困地域で子供向け新聞の第一号を無料で配布し、その取り組みの様子を本報告会にて発表しました。
探求学習と国際教育の重要性
日本の教育は、従来詰め込み式の学習が主流でしたが、近年は学生の主体性を重視する教育方法への転換が進んでいます。この新しい教育アプローチの一環である探求学習は、知識の受動的な受け入れから脱却し、学生に積極的な学びを促します。郁文館グローバルの学生たちは、自分自身の興味や好奇心に基づいて研究プロジェクトを進めており、この過程で批判的思考力、問題解決能力、創造性を養っています。
NPO結び手による実践的な探求学習
NPO法人結び手が提供する探求学習プログラムは、インドにおける具体的な課題解決のための施策を学生たちが考案するものです。代表福岡から、インドでの活動経験や直面している課題に関する詳細な情報を受け、それを基にして施策を策定します。このプロセスを通じて、学生たちはインドの基礎教育の現状を深く理解し、実際の問題に対する実践的な解決策を考える機会を得ます。さらに、彼らの考案した施策の中から優れたものは、実際にインドでの活動に取り入れられ、実践的な経験を得ることが出来ます。
高校生発案のインド向け子ども新聞プロジェクト
郁文館グローバルの高校生たちが提案した子ども向け新聞プロジェクトのアイデアは、日本の高齢者入居施設での対話から着想を得ました。彼らは、経済成長を経験した今の高齢世代の知恵をインドの課題解決に活用する方法を模索しました。この過程で、高齢者が幼少期に新聞を情報源として重視していたことに注目し、情報へのアクセスが限られているインドの人々に対しても、新聞が有効な手段である可能性を見出しました。この提案は受け入れられ、NPO法人結び手によって実際に実施されました。
報告会の様子
郁文館グローバルで開催された活動報告会では、インド・ビハール州での子ども新聞配布プロジェクトに関する進展が共有されました。代表福岡から、現地での配布状況について報告が行われ、今後は回収した新聞を再利用してペーパーバッグを作成する計画が発表されました。さらに、高校生たちは高齢者入居施設での訪問の様子に関する報告を行い、プロジェクトの学びを共有しました。
これからの展望
今後の取り組みとして、結び手が発行する子ども新聞のコンテンツ制作に高校生が参加する予定です。この取り組みでは、学生たちが実践的な経験を積むと同時に、彼らの視点を活かした効果的なコンテンツの作成を目指していきます。また、高齢者施設での対話のような活動を通じて、高校生と地域社会との交流を促進していきます。
NPO法人結び手とは
NPO法人結び手は、「世界から外部環境が原因で努力できない人をゼロにする」をミッションとして2021年に設立され、インド国内7地域で10団体以上と共に活動を展開するNPO法人です。ビハール州・ラジャスタン州を中心に800名の子ども達に勉強する機会を提供しています。インド在住の代表福岡を初めインド国内で国籍を問わず課題解決することを目的とするNGO団体です。
代表 福岡
info@musubite.org
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