2024年「グリーン・デスティネーションズ アワード」 日本から4地域が受賞
観光の国際認証団体グリーン・デスティネーションズ(本部:オランダ)が実施する2024年「グリーン・デスティネーションズ アワード」(以下GDアワード)において、日本から4地域の受賞が確定しました。このうち、岩手県釜石市は前回のシルバー賞からゴールド賞へランクアップし、愛媛県大洲市、香川県小豆島(小豆島町、土庄町)、岐阜県高山市の3地域においては初の審査に臨み、いずれもシルバー賞を受賞しました。この結果により、昨年シルバー賞を受賞したニセコ町と合わせると、現在日本国内では5つの地域が「GDアワード」を獲得したこととなります。
「GDアワード」は、持続可能な観光の国際表彰制度であり、国際基準「グリーン・デスティネーションズ基準」(以下GD基準)に基づいて評価されます。アワードの受賞は、第三者認証機関からのお墨付きを意味し、持続可能な観光地として国際的な評価が高まる傾向があります。
欧米を中心に広がりを見せている持続可能な観光については、日本国内でも昨今関心が高まっており、「GDアワード」の受賞地域も年々増えています。今後、より多くの日本の地域が取り組みを推進し、日本全体として世界的な評価が期待される状況にあります。
「GDアワード」を受賞した地域は、受賞の証であるロゴマークの活用や、グリーン・デスティネーションズ公式ウェブサイトでの国際的なPRが可能となります。観光地にもサステナビリティを求め、かつ消費額が比較的高い層の旅行者の誘客も今後期待されます。
【GDアワード・認証について】
2018年から始まり、2024年10月現在は世界の61地域がアワードを受賞、11地域が認証(GSTCサーティファイド※)を取得しています。
「持続可能な観光」に関する取り組みについてGD基準に基づいて評価され、その基準は6つのセクション(「観光地管理」「自然と景観」「環境と気候」「文化と伝統」「社会福祉」「ビジネスとコミュニケーション」)に分かれています。84の基準項目に対して審査が行われ、達成率によりアワード・認証が決定されます。
※GSTC(世界持続可能な観光協議会)が認定する認証。GD基準への完全準拠が求められます。
【グリーン・デスティネーションズ・ジャパン概要】
名称:グリーン・デスティネーションズ・ジャパン
代表:青木 真郎
設立:2023年11月
ウェブサイト:https://greendestinationsjp.org/
【グリーン・デスティネーションズ概要】
名称:グリーン・デスティネーションズ
事業内容:観光地に対する国際認証・表彰制度の策定、実施、および認証取得に向けた研修、支援、評価に関するサービスの提供。
ウェブサイト:https://www.greendestinations.org/
【当社団法人の概要】
名称:一般社団法人サステナビリティ・コーディネーター協会
代表理事:青木 真郎
設立:2023年4月
事業内容:
1, 国際基準に基づく観光地のサステナビリティ体制構築支援
2, 観光地向け国際認証機関が実施する認証・アワード等の申請・取得支援
3, 観光地のサステナビリティコーディネーター業務の標準化の調査・研究
4, 観光地のサステナビリティコーディネーターのネットワークの構築
5, サステナビリティコーディネーター実務研修の企画・実施
ウェブサイト:https://japansca.org/
お問合せ:info@japansca.org
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