今治市が「日本子育て支援大賞」を受賞しました。
消滅可能性自治体から一変、なぜ今治市が子育て支援大賞を受賞したのか?
このたび、今治市の子育て支援の取組が高く評価され、「一般社団法人日本子育て支援協会」が選考する「日本子育て支援大賞」を、愛媛県内の自治体で初めて受賞しました。
第5回日本子育て支援大賞2024受賞!
■愛媛県内自治体では初受賞
今治市が「第5回日本子育て支援大賞2024(自治体部門)」を受賞しました。7月12日には千葉県浦安市のオリエンタルホテル東京ベイで表彰式が行われ、徳永繁樹市長が出席しました。
日本子育て支援大賞は、一般社団法人日本子育て支援協会が主催し、子育てに良い商品やサービスを評価する賞です。評価は「衣」「食」「住」など8つの領域に分かれ、子育てママ・パパ、さらには祖父母が実際に役立ったかどうかという視点で、専門家や育児経験者によって審査されます。
賞には企業部門と自治体部門の2つがあり、2021年から新設された「自治体部門」では、特に顕著な子育て支援や工夫した特色ある取組を行う自治体が評価され、これまでに東京都八王子市や福岡県北九州市などが受賞しています。
○日本子育て支援大賞ホームページ https://www.jcfs-ac.jp/grandprize/
(第5回日本子育て支援大賞 受賞発表) https://www.jcfs-ac.jp/grandprize/prize.html
■今治市のココが評価ポイント
10年前に「消滅可能性自治体」にリストアップされた本市は、その危機感から「こどもは未来からの使者である」という考えのもと、出産・育児を社会全体で支える方針を掲げ、「こどもが真ん中で輝くやさしいまち“今治”」の実現に向けて様々な子育て支援施策に取り組んできました。
本市の独自性が際立つ取組として、今回の受賞でも特に評価をいただいた「今治版ネウボラ」があげられます。「ネウボラ」とは、フィンランド語で「アドバイスの場所、相談の場所」を意味します。本市では、妊娠期から18歳までのお子さんのいるすべての家庭を、まち全体で支え、切れ目なく子育てをサポートする環境整備を進めており、この「今治版ネウボラ」の推進を中心とした様々な子育て施策を、審査委員の皆様から最も高く評価していただきました。
○審査委員コメント
妊娠・出産時から18歳まで子育て全般を切れ目なくサポートする「今治版ネウボラ」が素晴らしい。3歳児検診の機会に同時に実施している「保護者の健康診断(パパママすまいる健診)」は、独自性が高い。通院や通学のための島しょ部エリア発着の交通助成や島しょ部高校生徒の部活費用補助、また小学6年生時に自転車ヘルメット購入の補助があるなど、地域性に配慮した、きめ細く手厚い施策が行われている。
「消滅可能性自治体」脱却を果たした「こどもが真ん中」の子育てサービス
■人口定常化に向けた「社会全体で子育て支援」
今年4月に「人口戦略会議」が公表した報告書において、本市は「消滅可能性自治体」から脱却することができました。子育て支援施策の成果がかたちになって現れた一方で、人口の減少傾向は依然として改善されておらず、決して安心できる状況ではありません。
人口減少と少子高齢化の進行を緩やかにし、将来的に人口を一定の水準で安定化させ、世代間のバランスが取れたいわゆる「人口定常化」と呼ばれる状態に近づけていくことが、本市の持続的な発展に必要不可欠であり、そのためには、「出産・育児・子育てを社会全体で支援する」体制を整えていかなければなりません。「子育てするなら今治」と言っていただけるまちづくりに向けて、本市はさらにグレードアップした「こどもが真ん中」の子育て支援施策を展開していきます。
■オリジナリティあふれる「こどもが真ん中」の視点に立った子育て支援施策
【いまばりまるごと子育て支援「今治版ネウボラ」】
今治版ネウボラでは、妊娠期から18歳までのお子さんがいる子育て家庭への伴走型支援を行うため「こども家庭センター」を設置し、保健師などの専門職がワンストップで対応できる体制を強化しています。
○今治市ネウボラ政策課 https://www.city.imabari.ehime.jp/neuvola/
【ネウボラ相談サテライト・遊び場サテライトの設置】
市域全体をカバーした子育て支援環境を整備するため、身近に子育ての不安や悩みを相談できる「相談サテライト」と、安心して乳幼児が遊ぶことができる遊具を揃えた遊び場「すくすくガーデン」の設置を市内各所で進めています。今年12月には、大規模な「遊び場サテライト」施設として「町谷きっずパーク(仮)」が完成する予定です。
○いまばり公園等リノベーションイメージマップ https://www.city.imabari.ehime.jp/kouen/reno/
【ウッドスタート宣言】
今年6月、東京おもちゃ美術館(特定非営利法人芸術と遊び創造協会)と共同で「ウッドスタート宣言」を行いました。地元産木材を使った玩具を誕生祝いとして贈るなど、木材のあたたかみを感じ、森林や自然を大切にする心を育む「木育」を推進していきます。
また、東京おもちゃ美術館、イオンモール株式会社及び今治市の三者が連携協定を締結し、愛媛県内初となる「木のおもちゃ美術館」の進出が決定。令和8年春の開館に向けて準備を進めています。
○ウッドスタート宣言 https://www.city.imabari.ehime.jp/neuvola/kyoutei/woodstart/
【今治版デュアルスクール】
デュアルスクールとは、保護者が地方で短期居住するのに併せて、お子さんもその地方の学校に通学することができる「新しい学校のかたち」のことです。
本市は、宝島社「田舎暮らしの本」において「住みたい田舎ベストランキング」の人口10万人以上20万人未満の市のカテゴリーで2年連続4冠を獲得するなど、年間移住者は3,000人を超えています。移住を検討している子育て世帯のお試し移住のほか、里帰り出産、親の介護などで一時的に地元に戻るという時にも「今治版デュアルスクール」が利用可能です。
○今治版デュアルスクール https://www.city.imabari.ehime.jp/gakukyou/dualschool/
■「こどもが真ん中」のランドマーク「ネウボラ拠点施設」
今治版ネウボラのさらなる推進に向けて、「こどもが真ん中で輝くやさしいまち 今治」のランドマークとなる「今治版ネウボラ拠点施設」の整備に取り組んでいます。
令和4年度から検討を積み重ね、「つどい つながり はぐくむ みんなの居場所~こどもが輝く未来を創る~」を基本理念に、今年5月に基本計画を策定・公表しました。
「今治版ネウボラ拠点施設」は、市内中心部に点在する子育て関連施設を集約し、相談窓口のワンストップ化、児童センターの新設、子育て広場の充実などを図るとともに、子育て世代に限らず全ての市民が利用できる「多世代交流の拠点」になることを目指しています。
「令和の時代の新しい今治」を創る象徴として、将来にわたってすべての市民が集い、つながる場所になるよう、令和12年度の供用開始を目指して取組を進めています。
受賞を受けて喜びの声
■市長の受賞コメント
○今治市長 徳永 繁樹
「第5回 日本子育て支援大賞」に選出いただき、大変光栄に存じます。
私たちの今治市は、島があって、海があって、橋があって、山がある。そして都市部が賑わう、多様性に満ちた美しいまちです。
しかし、10年前、私たちのふるさとが消滅可能性自治体だと指摘され、その大きな危機感が、私が市長を目指す源泉になりました。
市民の皆様にお約束した「こどもが真ん中で輝くやさしいまち”今治“」を実現するため、「今治版ネウボラ」という大きな柱を立て、サービスの可視化と拡充を図り、広い市域のどんな地域でも「子育ての相談ができる」「こどもたちが安心して遊べる」環境を整えてきました。
今回の表彰の栄誉をしっかりと受けとめて、さらなる子育て支援サービスの拡充を目指してまいります。
■ネウボラ広報パンダから喜びの声
みなさん!こんにちは。いまばり♡ネウボラのインスタグラムでおなじみの「ネウボラ広報パンダ」です!今治で子育てする皆さんを応援するために、ネウボラパンダは日々活動しています。
なんと、今治市が「第5回日本子育て支援大賞2024」を受賞しました!ネウボラパンダもとっても嬉しいです。(やったー♪)
これからも今治市で子育てをする皆さんがもっと楽しく、もっとワクワクできるように、遊び場やお出かけ、イベントや支援サービスなど、いろんな情報をお届けしたいと思っています。ネウボラパンダと一緒に、今治で子育てを楽しみましょう!
○ネウボラパンダ インスタURL https://www.instagram.com/imabari_neuvola/
■関連サイト情報
○今治市公式ホームページ https://www.city.imabari.ehime.jp/
(こども未来課) https://www.city.imabari.ehime.jp/kodomo/
(第5回「日本子育て支援大賞2024」受賞)https://www.city.imabari.ehime.jp/kodomo/info/010/
○今治市移住定住ポータルサイト
(今治市は「住みたい田舎ベストランキング」2年連続4冠に輝きました!)
https://iju-imabari.jp/information/sumitai-inaka-2024/
○今治市戦略的情報発信プロジェクト https://prtimes.jp/story/detail/xJQ2GZFz4EB
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