災害時に新開発した5週間完全補償の無添加パンを供給する「パン無尽」を実施します。「無尽」とは山梨で伝わる古くからの習慣で”相互扶助”の意味があります。私共はこれを「サポーター制」として具現化しました。
考えの元となったのは今から14年前に起きた東大日本大震災です。パン職人として何ができるかを考えました。その結果、粉本来が持つ異種の酵素を組み合わせることにより、無添加で長期保存可能なパンを考えました。
無添加カンパーニュを切る廣瀬満雄です。デッセム合同会社は昨年1月31日に「5週間完全補償」の無添加パン作りに成功し、本年4月1日より無添加パンを供給する「パン無尽」を開始いたします。
背景
昨年1月１日に起きた能登での地震災害、被災者の方々が寒い中カップ麺を啜っている姿が何度もテレビで放映されました。その放映中強く感じましたのは、年老いたご婦人が寒空の中、身を小さくして避難所にいらした事です。地震は天災です。確かに防ぎようがありません。しかし国や行政の組織がもっとしっかりとした取り組みをしていれば、このようなご婦人が現れないのではと思います。最終的にご自分の命はご自分で守らねばなりませんが、助かった命を安全に守って差し上げることも大事な使命であり、それは文化国家、先進国という名が付いた「国」がやるべきことかもしれません。私達パン屋は人命の救助は出来ませんし、災害地域に乗り込んで被災を削減することも出来ません。しかし私達にも出来ることがあるのでは、と考えました。
「5週間完全補償の無添加パン作りに成功」
私達にも出来ることが見つかりました。それは被災者の方々にパンをお送りすることです。と言いましても「不特定多数」の方々に食料を配布するのは国か、行政がやることです。私達小規模ベーカリーは個人様向けに数日分のパンをお届けする事です。その為にはまずはあらゆる化学合成された食品添加物を使わない安全で安心で、しかも「長期保存可能」なパンをお届けすることです。お届けしお召し上がりいただくまで長い日数が掛かる、と予測しました。その為には無添加で尚且つ国産の優しい現在料で作ったパンを”持たせなければ”なりません。私たちはこの辺の課題にも阪神淡路大震災の頃から熟考を重ね、ついに「5週間完全補償」の無添加パン作りに成功しました。勿論、中には数年腐敗もせず、カビも出ていない製品もあります。
私達はこれらを「パーネ・エテルノ」（永遠のパン）と名付けました。そのままでも美味しく召し上がれますが、湯煎するとなお一層美味しく召し上がれるパンです。
“パン無尽”につきまして：（パン保険）
１． あくまでこのシステムは、デッセム・サポーターに参画して頂いた方のみへのサービスです。
２． 震度6以上で被災なさった場合、3人分9食の長期保存可能な無添加パンが届きます。
３． お宅が全壊したとか半壊したとか、一切関係ありません。その地域のデッセム・サポーターの方に届きます。
４． もし避難所に移られている場合、行政をとおして当方からも探しますが、被災された方からも当方にご連絡をお願いします。
５． 長期保存可能なパン（パーネ・エテルノ）は、5週間は常温で持つように無添加で構成されたパンです。
６． 同一地域で10名様しか募集しません。それ以上は供給能力がありません。
７． 第一回の募集は全国で１００名様を考えております。
免責事項：
当店が被災した場合、その責はご容赦ください。
但し廣瀬の仲間（弟子）が全国に18人おります。
デッセムが被災した場合、その人たちが供給を依頼します。
企業概要：
２０１５年 東京都杉並区より移転（杉並では27年間営業）
２０１７年 デッセム合同会社として登記
現在の営業状況：
１．全国約１４００名様の顧客を有し、その方々に向け宅急便で配送。
２．近隣の「道の駅」にて販売。
３．月、火、木は宅配に向け注力。金、土曜日のみ店舗営業。
付帯事項：
１．廣瀬が行っているWEBによる「パン講座」は、常時１００名、この6年間での受講者約４５０名。
２．創業以来毎年春、秋の二回、シンママさんの御家庭に無償でパンを配布。1回５０～７０件。
３．廣瀬は過去に
「スーパーテレビ情報最前線」 三回
「夢の扉」 二回
「ソロモン流」
「愛の貧乏脱出大作戦」
「そこまで言って委員会」
等に出演している。
デッセム 廣瀬満雄
＊お問い合わせは廣瀬満雄までお願いします。
電話：０５５６－４２－８２０８
メイル：dessem@kcd.biglobe.ne.jp
担当：廣瀬満雄
すべての画像