ownCloud＆ONLYOFFICEの公式連携アプリv9.1.1を発表

新機能の追加とパフォーマンスの向上でより使いやすく

Ascensio Systems Pte. Ltd

2024年4月10日 09時00分

Ascensio Systems Pte. Ltd（シンガポール）は、4月9日にownCloud＆ONLYOFFICEの公式連携アプリのバージョン9.1.1を発表しました。このリリースにより、PDFフォームの作成と記入、PDFファイルへの注釈付け、他の共同作業者をアバターで認識することができるようになりました。

PDFフォームの作成

8.0バージョンのリリース以来、PDFはONLYOFFICEの記入可能なフォームの標準フォーマットとなりました。これらの機能は、ONLYOFFICEとownCloudの統合でも利用できます。ownCloudプラットフォームでインタラクティブなフィールドを持つ複雑なPDFフォームを作成し、直接記入することができます。

新しいPDFフォームをゼロから作成するか、既存のドキュメントを記入可能なPDFファイルに変換することができます。ニーズに合ったオプション、「PDFフォーム」または「既存のテキストファイルからのPDFフォーム」を、「ファイル」モジュールで選択するだけです。

PDFファイルに注釈を付ける

8.0バージョンで導入された別の機能は、PDFの注釈付けです。ownCloudプラットフォームでもPDFに注釈を付けることができます。例えば、ファイル内のテキストをハイライト、下線、取り消し線で表示することができます。さらに、組み込みの描画ツールを使用してコメントを残したり、さまざまなオブジェクトや線を描いたりすることも可能です。

PDFに注釈を付けるには、必要なファイルを見つけ、クリックして、「ONLYOFFICEで開く」オプションを選択します。PDFファイルが開かれると、「コメント」タブに移動して必要なツールを選択します。

保護された範囲へのアクセス権の付与

アップデートされたownCloud用ONLYOFFICEコネクタでは、スプレッドシートで保護された範囲を使用する際に、特定の範囲を編集できるユーザーを選択できるようになりました。さらに、誰もその範囲を編集できないように完全にブロックすることもできます。

より便利なドキュメント共同作業のためにアバターを使う

アップデートされたownCloud用ONLYOFFICEコネクタでは、他のユーザーのアバターを見ることができるようになり、同じドキュメントで作業しているユーザーを簡単に認識できます。

ストレージからドキュメントを結合する

複数の個別のドキュメントを1つのファイルに結合する必要がある場合、ドキュメント結合機能が役立ちます。ONLYOFFICEコネクタv9.1.1には、ストレージからドキュメント結合用のファイルを選択できる新しいオプションが付属しています。

共有ドキュメントをオフラインビューアーで閲覧する

アップデートされたownCloud用ONLYOFFICEコネクタを使用すると、外部ユーザーとドキュメントを共有する際にオフラインビューアーを使用できます。この機能を使用すると、外部ユーザーはあなたのファイルをそのまま表示でき、編集を続けることができます。この場合、外部ユーザーはあなたのドキュメントにアクセスできますが、編集が完了するまでの間に行った変更は表示されません。

共同編集セッションからの参照データ

ONLYOFFICEスプレッドシートエディタを使用すると、同じインスタンス内の他のワークブックの特定のセルやセル範囲に対する外部リンクを作成できます。このようなリンクを使用すると、複数のワークブック間でデータを共有しやすくなります。

外部リンクを追加するには、ソースワークブックからデータをコピーし、「リンクの貼り付け」オプションを使用して必要なワークブックに貼り付けます。ワークブックがリンクされていると、次のオプションのいずれかを選択できます:

値を更新する：2つのワークブック間のデータのシームレスなデータ同期を確実にする；

ソースを変更する：データ取得元を変更する；

ソースを開く： データが収集されたファイルに即座にアクセスできる；

リンクを解除する：2つのワークブック間の接続を削除する。

その他の修正と改善

サポートされているフォーマットの更新（djvu、dot、dotm、fb2、fodt、htm、mht、mhtml、oxps、stw、sxw、wps、xml、xps、fods、sxc、xlsb、pot、sxiが追加されました）
アラビア語とセルビア語の新しいサンプルドキュメントのテンプレートを追加しました
モバイルエディタのサイズを調整しました
ownCloud Web v7.0との互換性を追加しました

完全な変更ログはGitHubでご確認いただけます。