新たなソイオイルマイスター誕生「第8回ソイオイルマイスター2024 オンライン表彰式」を開催

アメリカ大豆輸出協会

アメリカ大豆輸出協会(USSEC、本部:米国ミズーリ州チェスタフィールド市、日本事務所:東京都港区)は2024年10月4日、「第8回ソイオイルマイスター検定」(2024年6月実施)の合格者が参加する「2024ソイオイルマイスター表彰式」をオンライン(zoom)で開催しました。

第8回の検定では、オンライン受験でマイスター65名、マイスタープロに2名が合格され、ソイオイルマイスターは累計で576名となりました。

 

祝辞では、アメリカ大使館農産物貿易事務所(ATO)ディレクター、エリック・ハンセン氏が、「日本と米国の大豆業界は、70年近くの長期にわたり友好関係を築いてきました。ソイオイルマイスター検定プログラムを通じて誕生したソイオイルマイスター、ソイオイルマイスタープロの皆さんの活躍により、今後、ソイオイルおよび大豆全般がフードバリューチェーン全体を通じて、更に関心が高まることを期待したい」とエールをおくりました。

 

USSEC日本 立石雅子 副代表 からは、2024年のソイオイルマイスター合格者の傾向の報告と2025年5月に予定されている米国研修についてのお知らせがありました。

次回の研修では、新たに「高オレイン酸大豆の調達プログラム」が実施されることが発表されました。

 

 

【結果講評】(USSEC日本副代表 立石 雅子)

 

本検定は今年で8回目を迎え、国際的なイベントへと発展し、現在10カ国以上で実施されています。

過去7年間で合格者総数は576名に到達し、年間平均約70名の合格者を輩出しています。これにより、当初の目標である年間70名の合格者数を達成しました。

職業分布については、例年は食品業界と商社(仲卸業者)で約80%を占めていましたが、今年の特徴として学生の割合が約30%に増加しました。

業界動向としては、トヨタ自動車が油脂メーカーとオレイン酸高含有大豆油を開発するなど、大豆の新機能素材として高オレイン酸大豆への関心が高まっています。

  

【ソイオイルマイスター合格者代表からのメッセージ】

・ソイオイルマイスター 渡邊 京子 さん

服部栄養専門学校に通う渡邉さんの資格取得のきっかけは、学内で開催されたソイオイルマイスター講座でした。資格取得を目指す中で、日常生活にも活かせる知識を習得。特に中華料理の「油通し」という技法にソイオイルを使用することで、料理の味わいを一層引き立てる方法を学びました。専門学校卒業後には、習得した知識を活かしてお店を開く目標をお持ちです。

 

・ソイオイルマイスター 武藤 祐貴 さん

武藤さんは、2024年5月に米国インディアナポリスで行われた5日間の研修に参加。参加者は大豆農家との対話や研究機関の訪問を行い、環境に配慮した持続可能な大豆生産方法や最新の研究動向を学びました。この経験を通じ、日本の食文化を支える大豆の可能性と重要性を再認識したそうです。ソイオイルマイスター資格取得者にとって、貴重な学びの機会となったと語ります。

【ソイオイルを使ったクッキングデモンストレーション】

 

メニュー:きのこのオープンオムレツ

講師:ABCスタイル 岡田 愛美

材料:

 マッシュルーム      4個

 しめじ          50g

 エリンギ           40g

 玉ねぎ                   40g

 にんにく           ½片

 ソイオイル(大豆油)     小さじ2

 塩・黒こしょう        各少々

 

卵            3個

生クリーム        大さじ2

ピザ用チーズ       40g

  塩            少々

 ソイオイル(大豆油)     大さじ1

 パルメジャーノチーズ   10g

 パセリ            適量

 

作り方:

◾︎キノコの準備

フライパンにソイオイルを大さじ2杯入れ、中火にかける。

マッシュルームを3-4mm程度の薄切りにする。エリンギは幅が大きければ縦半分に切り、薄切りにする。しいたけは石づきを落とし、4等分する。

フライパンが温まったら、キノコを入れる。

キノコを混ぜずに、しっかりと焼き色がつくまで焼く。

焼き色がついたら、薄切りにした玉ねぎとニンニクを加える。

全体をざっと炒め、玉ねぎが透き通ってきたら塩胡椒で調味する。

 

◾︎オムレツの準備

別のフライパンを用意する。

卵3個をボウルに割り入れ、よく混ぜる。

生クリーム大さじ2、溶けるチーズ40g、塩を加えてよく混ぜる。

 

◾︎オムレツの調理

フライパンを温め、ソイオイルを大さじ1杯入れる。

卵液を一気に流し入れ、大きく混ぜながら半熟状になるまで調理する。

卵が半熟状になったら、先ほど調理したキノコを上にのせる。

フライパンの端が少し浮き上がってきたら火を止める。

 

◾︎盛り付け

1. オムレツをそのままフライパンで供する。

2. 仕上げにパルミジャーノチーズをピーラーで削ってのせる。

3. 彩りにパセリを散らす。

【祝辞1】(アメリカ大豆輸出協会 会長、アメリカ大豆協会理事 ランス・レザック氏)

 

ソイオイルマイスターセレモニーへようこそ。私の名前はランス・レザックです。私は米国カンザス州出身の米国大豆農家です。 アメリカ大豆輸出協会の会長を務め、全米大豆基金財団の理事も務めています。  バーチャルでご参加できることを大変嬉しく思います。私は日本に3回訪れましたが、その歴史、文化、勤勉な日本人にいつも感銘を受けています。

日本とアメリカの大豆業界は68年以上 にわたり長年にわたる友好関係とパートナーシップを築いてきました。日本がアメリカ大豆にとって忠実な顧客であり、誠実な友人であることを非常に誇りに思います。ありがとうございます。

USEECソイオイルマイスタープログラムは、アメリカ産大豆の信頼性と持続可能性についての洞察を提供し、食品業界やその他の分野で大豆と大豆油に対する肯定的な認識を構築します。

このプログラムを通じて、当社はバイヤーが顧客のニーズを満たすのを支援するよう努めています。アメリカ産大豆油の利点についての理解を深め 、 日本の食品サプライチェーンにおける大豆油の認知度を高めることで、ソイオイルマイスタープログラムは 態度や行動に良い影響を与えています。  またオイル全体のイメージ向上にも貢献していると考えています。

 2024年5月に、皆さんの先輩たちは  インディアナ州で国際ソイオイルマイスターとして研修を受けました。来年、皆さんのうちの誰かが 同様の機会を得ることになります。アメリカでお会いできるのを楽しみにしています。

USEECソイオイルマイスタープログラムを通じてソイオイルに関する知識が深まり、大豆油業界に継続的なプラスの影響を与えることを願っています。2024年度ソイオイルマイスターに合格された皆様おめでとうございます!

 

【祝辞2】(アメリカ大使館 農産物貿易事務所ディレクター  エリク・ハンセン氏)

 

新しくATO(アメリカ大使館農産物貿易事務所)ディレクターに就任したエリク・ハンセンです。本日はこの2024年オンラインアワードセレモニーにご参加いただき嬉しく思います。67人の新しいソイオイルマスターおよびプロが誕生したと伺いました。おめでとうございます。

日本と米国の大豆産業は70年近くの長期的な友好関係とパートナーシップを結んでいます。日本が米国産大豆のロイヤルカスタマーであり、大切な友人であることを誇りに思っています。本当にありがとうございます。

アメリカ大豆輸出協会(USSEC)のソイオイルマイスタープログラムは、米国産大豆の生産、供給、品質の信頼性と持続可能性に視点を置き、食品業界内外でソイオイルと様々な関連情報を共有するために立ち上げられました。このプログラムを通じてソイオイルを購入いただいているお客様に満足いただけるよう、支援に努めています。フードバリューチェーン全体でソイオイルがもっと注目され、ソイオイルマイスターの貢献により、ソイオイルそして大豆全般への関心がさらに高まることを期待しています。2024年のソイオイルマイスター、ソイオイルマイスタープロの合格者の皆様、ありがとうございました、そしておめでとうございます。近い将来、皆様にお会いできることを楽しみにしています。

 

【2025年実施予定の米国研修について】(USSEC日本副代表 立石 雅子)

 

2025年5月に予定されている米国研修は、例年より1日早くスタートする予定で、次回の研修では、新たに「高オレイン酸大豆の調達プログラム」を実施します。参加者は、今年の受験者や過去の合格者から選出されます。さらに、オイルマイスター以外でも高オレイン酸大豆に興味のある企業関係者の参加も可能となっています。

オイルマイスター検定は、業界のニーズに合わせた展開を続け、特に高オレイン酸大豆に関する知識と経験を提供していく予定です。国際的な広がりを見せる中、今後も食品業界の発展に貢献してまいります。

 

<ソイオイルマイスター検定について>

 

「ソイオイルマイスター検定」は2017年にスタートした、大豆の種子から抽出される代表的な植物油「大豆油」に焦点を当てた、食品業界関係者向け(一般消費者も受験可)の試験プログラムです。多様な植物油が市場や食卓に広がる中、大豆油に関する正しい知識(性質、適正用途、経済性、機能性、栄養面など)を体系的に習得できるほか、原料である大豆の知識、その他植物油の知識も合わせて習得できる点が特徴です。大豆油をはじめ、日本で消費される大豆加工食品の多くに米国産大豆が使用されていることから、ソイオイルマイスターは、日米における食のパートナーシップの重要なアンバサダー役として期待されています。

 

主な試験内容:大豆油の特徴について/大豆油の機能性について/大豆油の健康効能について/大豆の利点について/大豆油を上手に使うコツ/アメリカ産大豆のサステナビリティについて など

出題形式(問題数:50問、制限時間:60分):

ソイオイルマイスター 選択問題、マークシート形式

ソイオイルマイスター・プロ 選択問題、マークシート形式+記述問題

WEBサイト URL:www.ussoybean.jp/soyoilmaster/

Instagramアカウント:@soyoilmaster  https://www.instagram.com/soyoilmaster/

 

 

<アメリカ大豆輸出協会(USSEC)について>

 

アメリカ大豆輸出協会 (USSEC) は大豆生産者、関連団体、政府機関とのパートナーシップを通じ、世界90ヶ国以上でアメリカ大豆と大豆製品の市場拡大や輸出プロモーションをおこなっているダイナミックなマーケティング機関です。日本事務所 (東京都港区) は初の海外オフィスとして1956年に設立され、今年で65年目を迎えました。現在日本オフィスは韓国と北アジア地域の管轄内にあり、各国と連携しながらローカルかつグローバルな活動を目指しています。情報提供、海外視察、カンファレンス開催や業界とのコラボなどを通じ米国大豆の普及および需要喚起活動を行っています。近年はサステナビリティをテーマにした情報発信に力を入れています。

WEBサイト URL:https://ussoybean.jp/

Instagramアカウント:@ussec.jp  https://www.instagram.com/ussec.jp/

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食品・お菓子
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会社概要

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業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都港区虎ノ門1-2-20 第3虎の門電気ビル11階
電話番号
-
代表者名
西村允之
上場
未上場
資本金
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設立
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