【助成金採択】休眠預金事業に採択。３年間の助成期間において2箇所のステップハウスの立ち上げ、全国へ広げるためのモデルづくりを行う。

一般社団法人ソーシャル・イノベーション・パートナーズ (SIP)より「住宅確保困難者向け事業モデルの構築支援事業」に採択され、2箇所のステップハウスの立ち上げ、全国へ広げるためのモデル作りを行います。

一般社団法人Masterpiece

2025年6月17日 09時30分

【助成金採択】休眠預金事業に採択。３年間の助成期間において2箇所のステップハウスの立ち上げ、全国へ広げるためのモデルづくりを行う。

◆一般社団法人Masterpieceとは

一般社団法人Masterpiece（所在地：東京都板橋区　代表：菊池まりか）は「すべての若者が安心して『自分の声を聴ける』社会」を目指し、児童養護施設や里親家庭などを巣立った若者たちや、さまざまな事情から親や家族を頼れない若者を「居・食・住」の観点から、生活の基盤をサポートする活動を行っています。

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URL：https://masterpiece.studio.site/

◆休眠預金等活用事業を活用した「ステップハウス」拡充事業について

・現状と課題

活動を始めた当初より、「安心して暮らすことのできる場所づくり」の重要性を感じ、東京・千葉・埼玉を中心にシェアハウスを拡充してきました。住まいを失った若者や生活の立て直しを行いたい若者が、シェアハウスで共同生活を送ることで、人とのつながり、社会との接点を紡ぎ直すことに注力してきました。しかしながら、さまざまな暮らしの形は、人それぞれにあり、それに伴うニーズもそれぞれ異なることがわかってきました。そこで、若者自身が、一人暮らしに近い環境で自らの生活のスタイルを選択することができること、多様な将来を描き、自分の人生の歩みを踏み出すための準備する場所の必要性があります。そこで私たちは、「ステップハウス（一人暮らし練習物件）」というあらたな居住の形をつくることにいたしました。

・Masterpieceが運営する「ステップハウス」とは

　児童養護施設などを巣立っていきなり一人暮らしを始めるのには、さまざまな不安があり、また困難に直面することが多々あります。「生活費をちゃんと回すことができるか」「新たな環境で、学校や仕事の生活リズムがあるなか、今までは誰かがやってくれていた家事やごみ捨てなどできるのか」「友だちを呼んだらどうなるんだろう」など。

そんな若者からの相談が多くあります。そういった、1人暮らしを始める前の「ステップ」を踏んで、1人暮らしに慣れていくための物件です。

・なぜ私たちが「ステップハウス」を運営するのか

　さまざまな環境や、親元を離れて生活を新たに始める若者は、新たな生活を始めるにあたって、何もない状態から生活をスタートせざるを得ない若者も、少なくありません。私たちが運営するステップハウス、ならびにシェアハウスは原則「敷金・礼金」がないため、初期費用を抑え暮らしをスタートさせることが可能です。

また、何か公的なサポートや、通院同行などが必要な若者には、当法人所属の福祉分野の有資格者のあるスタッフがサポートに入ることも可能です。

・事業展開について

　この「ステップハウス」の事例をもとに、どういう必要性があり、私たちのサポートは学術的にみて、どのようなニーズに応えられているのか、また、今後事業を広げていく上で必要なサポートや事業はどのようなものかを、学術経験者とともに調査・研究を行い、レポートにまとめ、広報・啓発を行ってまいります。広報・啓発ののち、この取り組みを始める大人を増やしていけたらと考えています。

《事業タイムライン》