フレイル予防を「特別な人の技術」から「続けられる仕組み」へ

「スタッフ主導型・ナレーション付きスライド進行プログラム ×スタッフ養成」体験会を開催

株式会社AINISと一般社団法人フレイル予防サポート笑福(efu）は、
高齢者のフレイル予防を現場で無理なく続けられる仕組みとして実装するため、
「スタッフ主導型・ナレーション付きスライド進行プログラム」とスタッフ養成体験会を開催します。
本取り組みは、人手不足やレクリエーションの属人化といった現場課題を背景に企画されました。

１分でわかるまるごとおまかせ！のプログラムご紹介です👆　https://youtu.be/sPgy-b8SWUs

高齢者の介護予防や地域の交流活動の現場では、人手不足や準備負担、担当者に依存してしまう運営体制などにより、「大切だと分かっていても続けられない」という課題が多く存在しています。

こうした背景を受け、株式会社AINISと一般社団法人フレイル予防サポート笑福は、
フレイル予防を“特別な人の技術”ではなく、“現場で続けられる仕組み”として定着させることを目的に、今回の体験会を企画しました。

■ 体験会で紹介するプログラムについて

体験会では、「スタッフ主導型・ナレーション付きスライド進行プログラム」を実際に体験いただきます。本プログラムは、ナレーション付きスライドショーを活用し、現場スタッフが再生・停止を行うだけで完結する回想・会話促進プログラムです。　youtubeともオンラインレクとも一線を画す新しいコンテンツです。

毎回昭和の音楽や映像、写真、クイズ、問いかけが組み込まれており、質問スライドでは意図的に再生がストップする設計となっています。これにより、利用者同士の会話や思い出の共有が自然に生まれます。　介護スタッフさんは聞いたこともない昭和歌謡ですが、その曲が利用者さんたちの心を開き、音楽回想法として認知症予防や機能活性に寄与していきます。

双方向配信や外部講師を必要とせず、音楽回想法と会話促進を主な目的としています。

ひとことで説明するなら、「『ストップ』させることで会話が生まれるレクリエーション」です。

現在、高齢者向けのレクリエーションは、「YouTubeなどの動画視聴」と「オンライン配信型レク」が広がっています。一方で当社が提供するのは、スタッフ主導型・ナレーション付きスライド進行プログラムです。

それぞれの違いは次のとおりです。

 ● YouTube（動画視聴型） 

一方向の配信が中心 なので、その場の参加者に合わせた進行や声かけが難しい 

安全面や体調への配慮が個々のスタッフ任せになりやすい 

視聴で終わり、会話や交流が生まれにくい

 ● オンラインレク（配信参加型） 

画面越しに講師とリアルタイムでつながる形式 

双方向性はあるが、施設ごとの状況に合わせた細かな運用が難しい場合もある 

進行は外部講師依存になりやすく、属人化の課題が残る

 ● スタッフ主導型・ナレーション付きスライド進行プログラム（本取り組み） 

施設スタッフが主導して安心して進行できる設計 

ナレーション音声とスライドがあるため、「話す内容・進行手順」が明確 

選曲や専門知識がなくても実施可能 

声かけ例や注意事項が組み込まれており、安全面に配慮 

参加者の反応に合わせて一時停止・戻る・深めるなど柔軟に対応可能 

交流・回想・発語を促す設計で、“視聴で終わらない”プログラム

  

YouTubeが「視聴型」、オンラインレクが「配信参加型」であるのに対し、本プログラムは、施設スタッフが主役となって進行する“スタッフ主導型・ナレーション付きスライド進行プログラム”です。
専門知識がなくても実施でき、参加者の表情や反応に合わせた安全な進行が可能です。

■昭和歌謡を活用した音楽回想法の特長

昭和歌謡は、青春時代や家族、仕事、故郷といった人生の大切な記憶と強く結びついており、
曲を聴くだけで自然と当時の思い出や感情がよみがえります。

このため、無理に話題を振ったり、正解を求めたりする必要がなく、利用者一人ひとりが自分のペースで思い出を語ることができます。

また、現場スタッフが昭和歌謡に詳しくなくても実施できる点も大きな特長です。
曲を知らないからこそ、利用者が「教える側」「語る側」となり、自然な会話や笑顔が生まれます。

昭和歌謡を通じた音楽回想法は、心の活性化や交流の促進を目的とした、“続けやすく、広げやすい”フレイル予防のアプローチとして注目されています。

■ 「スタッフ主導型・ナレーション付きスライド進行プログラム」の役割

実施の流れ

①スタッフがプログラムを選択（利用者さんが一番元気だったころの懐かしい音楽をテーマに！）

②ナレーション付きスライドショーを再生

③スライド内の問いかけで一時停止

④利用者同士・スタッフとの会話が生まれる⇒会話が一段落したら再生を再開

⑤歌う・見る・答えるを繰り返して完結

👉 外部講師・双方向配信は不要

■なぜ今「スタッフ養成 × 「スタッフ主導型・ナレーション付きスライド進行プログラム」」なのか

介護や地域の現場では、 「何をやるか」よりも 「誰が回すか」が大きな課題になっています。

レクリエーションは大切だと分かっていても、☑準備が大変☑人が足りない☑担当者が休むとできない

といった理由で、継続が難しいケースが少なくありません。

■ スタッフ養成の考え方

本体験会で紹介するスタッフ養成は、資格やスキルを競うものではありません。

目的は、「上手な人を育てること」ではなく、「無理なく関われる人を増やすこと」です。

以下の姿勢を大切にしています。

☑寄り添う

☑競わせない

☑脅さない

☑小さな変化をほめる

こうした関わり方を共有し、現場で続けられるフレイル予防を広げていきます。

AINIS代表　井上律子

■ 開催概要

①日時：2026年１月25日（日曜日）10時30分から

　場所　おんがみらいテラス　　福岡県遠賀町遠賀川1丁目1番2号

おんがみらいテラス

TEL：[phone] 　　お問い合わせフォーム

②日時　2026年2月23日（祝・月曜日）11時から

　場所　北九州市男女共同参画センター・ムーブ　　北九州市小倉北区大手町11番4号

　TEL：093‐583‐3939　　お問い合わせ

　※配信あり

男女共同参画センター・ムーブ

対象：
・報道関係者
・自治体関係者
・介護・地域活動関係者

・講師希望者

内容：
・フレイル予防を取り巻く現場課題
・スタッフ養成の考え方
・「スタッフ主導型・ナレーション付きスライド進行プログラム」体験

プログラム進行

　　　　　　　笑福代表理事　福永和子

　

一般社団法人フレイル予防サポート笑福代表理事　　福永和子　

一般社団法人フレイル予防サポート笑福理事兼現役介護福祉士　了戒恵理子

　AINIS代表　　　井上律子

　株式会社AINIS　　　　　　　　　　　　https://otonanavi.info

　一般社団法人フレイル予防サポート　　　https://otonanavi.info/efu/

■ 今後の展望

AINISと笑福は、本仕組みを介護施設・地域サロン・自治体へ広げ、フレイル予防を「一時的なイベント」ではなく、「日常に根づく取り組み」として定着させていきます。

その結果、以下のような社会的メリットが期待されます。

 【1】国・自治体へのメリット 

持続可能な健康施策の推進

■医療・介護費の増大を抑制し、健康寿命の延伸・重度化予防に寄与することが可能

■地域包括ケアの推進を後押し、人材育成と就業促進を両立する“循環モデル”の構築

■短期イベントではなく、継続運用しやすい仕組み化

 【2】介護・福祉の現場へのメリット 

人材不足と属人化の軽減

■スタッフ主導で、誰でも進行できる設計なので、新人・シニア人材でも実践可能

■声かけ・安全配慮が組み込まれており安心

■引き継ぎしやすく、施設全体で共有しやすい運用性と業務負担の偏りを軽減

■デイサービス=楽しくないから行きたくない　という発想を打破できる！ことで

　他施設との差別化や集客にも効果大。　介護加算も可

 【3】シニアの就業・社会参加へのメリット 

“支えられる側”から“支える側”へ

■無理のない範囲で地域の役割を担えるので、自身の経験や人柄を活かした参加が可能

■就業・ボランティアなど多様な関わり方を選択できるので、心身の活性化・生きがい創出につながる

高齢者どうしが支え合う社会モデルの実現

※ プログラム設計により、
専門資格や難しい知識がなくても担い手となれる点が特徴です。

【4】高齢者本人へのメリット 

交流・役割・楽しみが日常化

■発語・会話・回想が自然に増加し「参加する」だけから自尊感情の維持・向上にも寄与

■心身の活性化や気分の安定が期待

・昭和歌謡など“なじみの刺激”で安心感と回想法効果で認知症予防、介護予防に効果あり

 【5】ご家族へのメリット 

安心感と生活の継続性

■孤立や機能低下への不安を軽減し、笑顔や交流の増加を実感しやすい

■施設や地域とのつながりが見える化が可能

■ご家族の介護負担軽減や本人らしい生活の継続を支援

 ■ まとめ 

フレイル予防を「特別な行事」から「日常の文化」へ

AINISと笑福は、“続けられる・任せられる・広げられる”仕組みづくりを通じて、高齢者の心身の健康、そしてシニアの社会参加の拡大により、地域社会の活力維持に貢献してまいります。